失恋バスは謎だらけ の商品レビュー
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失恋した人が前向きになるために、とにかく落ち込みきることを目的にしたバスツアーの話。 課長からのやっかみで、今回のバスツアーは一癖も二癖もあるお客さんばかり。 添乗員を務める主人公もバスツアー前に、恋人であり、同じツアーでカウンセラーとして働く恋人 小雪からフラれたばかり。 そんな中、ツアー中に会社が倒産する話も出てきて…。 小雪が妊娠していることも、餃子の夜の話で予測できてしまっていたので、今回のお話はあまりハマらず。長編で寒い話だったという印象。 小雪の妊娠に気付いていなかったとしても、私はこの主人公との未来は考えられないな。 恋人を不安にさせてまで、自分の理想のプロポーズを最優先させるのはいかがなものかと。 既読の同作者の別作品の登場人物が出てきたので、他の不自然な部分も未読の作品の登場人物との話なんだろうな。全部自分の中で回収できたらもう少し面白かったのかも。
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シリアスな小説を読んだ後だったので、平和な小説の世界だなと思った。失恋バスツアーと強烈な個性の参加者の面々。37歳の龍さんと35歳の小雪さん、のんびりしているのはいいけど遅くなると子育て大変だよ…と、まず思った。 途中あまり面白くなかったが、だんだんとトラブルに皆で対処していく中...
シリアスな小説を読んだ後だったので、平和な小説の世界だなと思った。失恋バスツアーと強烈な個性の参加者の面々。37歳の龍さんと35歳の小雪さん、のんびりしているのはいいけど遅くなると子育て大変だよ…と、まず思った。 途中あまり面白くなかったが、だんだんとトラブルに皆で対処していく中に連帯感が出てきて面白くなった。 仏教でいう『逆視』が参考になった。「この世の出来事は全てプラスの事とマイナスのことが一緒になってやってくる。だから、どんなに辛い出来事でも見方、1つで良い出来事に変えられるだよって言うそんな素敵な教え」と。確かにそう。受け止め方一つで良い方に考えられる。私のモットーは「転んでもただでは起きない」に通じるなと思った。嫌なことからすらも何かを得て、次に活かす。 そして、サブローさんの「冒険やチャレンジをすべき」との言葉が胸に残った。やらない後悔よりやってからの後悔だものね。これからの人生では今が一番若い。やりたいことは頑張ろうと思った! 「それでも」は「希望を連れてくる単語」。人生に何か悪い出来事が起きたなら、その出来事に続けて「それでも」とつぶやいてみる。すると人間の脳みそは自然とその続きの言葉を探し出してくれるそうで、なるほどなと思った。今度つぶやいてみよう。 最後はハッピーエンドはいい。安心する。疲れた時は森沢さんワールド!
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キャラの濃い人が多く、テンポ良く進んでいって、一気読みしてしまいました。 初めの方から、小雪さんが妊娠しているだろうな〜とか気づいてしまったけど、プロポーズする時のシーンとかは素直に素敵だな〜と感じます 最後に笑っている人はーーー いつも笑顔でいる人 色んなところに好きな言葉が沢山あって 森沢さんの作品は何回もリピートして読みたくなる元気の出る小説が多くて大好きです
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気分転換や新しい出会いを求めるのではなく「とことん落ち込む」ためのツアーという設定がおもしろい。所々で、ツアー客の距離が近くなったり、ほのぼのする場面があるのだが、ツアーの行程が毎回きっちり「落ち込ませ設定」になっていて、へんてこりんさに笑みがこぼれた。 個性も参加理由も強いツア...
気分転換や新しい出会いを求めるのではなく「とことん落ち込む」ためのツアーという設定がおもしろい。所々で、ツアー客の距離が近くなったり、ほのぼのする場面があるのだが、ツアーの行程が毎回きっちり「落ち込ませ設定」になっていて、へんてこりんさに笑みがこぼれた。 個性も参加理由も強いツアー客。 自らも失恋真っ最中の添乗員と、元恋人であるカウンセラー。 失恋に限らず、こんなツアーが実際にあったら参加してみたいかも。 カウンセラーとして同乗する小雪さんのセッションがお気に入り場面の1つで、メモをとってセルフセッションをしています。
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失恋バスツアーのお話。キャラ濃い登場人物と様々な困難に立ち向かっていくお話。最初から予想できる展開。失恋したときに読むと心が温まっていいのかもしれない。
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クセありのメンバーが集まってしまったバスツアー。皆んなHappyになってめでたしめでたし! やっぱり森沢明夫さんの小説は楽しいし癒されるので大好きです。
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寂しい名所や粗末な宿を巡り、とことん落ち込むことで傷心から立ち直ろうという「失恋バスツアー」は、経営危機の旅行会社の意外な名物企画。ところが、今回の参加者は癖のある個性豊かな面々の上、企画者である添乗員まで失恋したばかり。ハプニング連続のこのツアーの行方は?ちょっとおかしい、でも...
寂しい名所や粗末な宿を巡り、とことん落ち込むことで傷心から立ち直ろうという「失恋バスツアー」は、経営危機の旅行会社の意外な名物企画。ところが、今回の参加者は癖のある個性豊かな面々の上、企画者である添乗員まで失恋したばかり。ハプニング連続のこのツアーの行方は?ちょっとおかしい、でも心優しい登場人物たちの言葉が胸に残る一冊。
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すごく時間がかかってなんとか読み終わった。 ストーリーも謎でもなんでもなく、序盤の予想通り、という感じ。 別の作品でもそうだったのでこの作家さんの特徴かもしれないけれど、特に主人公の説明的自分語りが多いのと、何より主人公がやたらとため息をついてばかりで疲れる…登場人物が基本的にお...
すごく時間がかかってなんとか読み終わった。 ストーリーも謎でもなんでもなく、序盤の予想通り、という感じ。 別の作品でもそうだったのでこの作家さんの特徴かもしれないけれど、特に主人公の説明的自分語りが多いのと、何より主人公がやたらとため息をついてばかりで疲れる…登場人物が基本的にお人好しのところは安心感がある。
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出まくり! 過去作品と微妙に繋がる森沢ワールド そのへん楽しみがかなり多めの一冊でした 森沢明夫さんファンには避けて通れない一冊と言えよう 物語の方はいろいろあるけど最後は笑顔 分かりやすいハッピーエンドの物語はやっぱり良いね! そして幸せを感じるためのいろんな手段が散りばめ...
出まくり! 過去作品と微妙に繋がる森沢ワールド そのへん楽しみがかなり多めの一冊でした 森沢明夫さんファンには避けて通れない一冊と言えよう 物語の方はいろいろあるけど最後は笑顔 分かりやすいハッピーエンドの物語はやっぱり良いね! そして幸せを感じるためのいろんな手段が散りばめられてます 幸せを見失いそうになったときにお勧めの一冊だす!
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最初は主人公の龍太郎のキャラの押しが弱く、戸惑いながらよんでたけど、周囲の登場人物のキャラが立ち始め、最後は大円団で、やっぱり森沢作品はこうだよねっていい気分になって読了。
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