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95歳まで生きるのは幸せですか? の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/06/19

寂聴さんの幸せについてが非常に印象深かった。 自分だけが良い自分ぢゃなくて良かったではなくみんなが幸せだから幸せ!仏教的な考え方だけど大事だと思う!

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2019/10/22

瀬戸内寂聴(瀬戸内晴美・95歳)さんと池上彰氏(67歳)が、2017年のBSフジでの「老いと人間」をテーマとした対談集です。ひとは、自分の意志では思いどうりにならない「生老病死」という真理と向き合ったとき、宗教や哲学に心の平安を求める。曰く、過去や未来という幻想に惑わされることな...

瀬戸内寂聴(瀬戸内晴美・95歳)さんと池上彰氏(67歳)が、2017年のBSフジでの「老いと人間」をテーマとした対談集です。ひとは、自分の意志では思いどうりにならない「生老病死」という真理と向き合ったとき、宗教や哲学に心の平安を求める。曰く、過去や未来という幻想に惑わされることなく、今と言う瞬間を懸命に生きることで、悔いのない人生を生き切ることができる。この〝いまを懸命に生きる〟ことは、いつ訪れるか知れない〝死〟への心構えだと教えられます。

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2018/11/20

宗教家とジャーナリスト、心と知のスペシャリストが「老い」に絞って綴った一冊。 構成は一部が寂聴さん、二部が二人の対談、三部を池上さんが担当しておりテーマを絞っているとは言え非常に多彩で違った見地からの意見が多く、色んな見方があるもんだなと妙に感心した。 だけどそれだけたくさんの意...

宗教家とジャーナリスト、心と知のスペシャリストが「老い」に絞って綴った一冊。 構成は一部が寂聴さん、二部が二人の対談、三部を池上さんが担当しておりテーマを絞っているとは言え非常に多彩で違った見地からの意見が多く、色んな見方があるもんだなと妙に感心した。 だけどそれだけたくさんの意見があるにもかかわらず、自分としては結局同意や結論には至らなかった。 それだけこのテーマに関しては環境や境遇によって十人十色で定義付けは出来ないということなんだろうな。

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2018/03/14

「青春とは恋愛と革命だ!」と若者に向けて叫ぶ瀬戸内寂聴が印象に残る。スキャンダルに満ちた作家、瀬戸内晴美が出家した過程が垣間見える池上彰との対談は面白く、生きることの楽しみを再確認する。便利になった社会は果たして幸せをもたらすのか、企業の利益に惑わされることなかれ、それは考える人...

「青春とは恋愛と革命だ!」と若者に向けて叫ぶ瀬戸内寂聴が印象に残る。スキャンダルに満ちた作家、瀬戸内晴美が出家した過程が垣間見える池上彰との対談は面白く、生きることの楽しみを再確認する。便利になった社会は果たして幸せをもたらすのか、企業の利益に惑わされることなかれ、それは考える人それぞれが導くもの、考えることをやめることが一番の不幸であろう。

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2022/07/25

歳をとって、体にどういうことが起こってくるかというところを興味深く読んだ。 70歳を前に耳が遠くなったそうだ。 それから後、88歳以降、著者は圧迫骨折を2回、入退院をする。白内障、加齢黄斑変性、次々に出てくる病気に鬱になってしまう。90を過ぎるまで鬱とは無縁で生きてきたそうだ。

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2018/02/02

最近身内のお葬式に行った時に住職の奥様とお話ししたのですが、「人間は生まれる時も一生懸命だけど死ぬのも一生懸命やらないとなかなか死ねないのよ」とおっしゃっていてずっと心に残っていたのでこの本はとてもタイムリーに面白く読めました。 お元気そうとお見受けする寂聴さんも95歳は長すぎと...

最近身内のお葬式に行った時に住職の奥様とお話ししたのですが、「人間は生まれる時も一生懸命だけど死ぬのも一生懸命やらないとなかなか死ねないのよ」とおっしゃっていてずっと心に残っていたのでこの本はとてもタイムリーに面白く読めました。 お元気そうとお見受けする寂聴さんも95歳は長すぎと思ってらっしゃる。 元気で動けるなら長生きしたいよねと同級生と話しているのですが、ヨーロッパのように街がコンパクトなら高齢者も住みやすいとか、老い方のレッスンとか池上さんの考察も楽しく読めました。

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2017/12/10

「老後」と呼ばれるほど長生きできたとしたら、生きているだけで儲けもの。 老人らしく生きる必要はない。自分らしく生きよう――。 波瀾万丈の人生を送ってきた95歳作家瀬戸内寂聴に、 ジャーナリスト池上彰が「老後の心構え」について聞く。 「“豊饒な人生経験"を経たからこその...

「老後」と呼ばれるほど長生きできたとしたら、生きているだけで儲けもの。 老人らしく生きる必要はない。自分らしく生きよう――。 波瀾万丈の人生を送ってきた95歳作家瀬戸内寂聴に、 ジャーナリスト池上彰が「老後の心構え」について聞く。 「“豊饒な人生経験"を経たからこその言葉の重み。 寂聴さんの一言一言に私たちが頷くのは、 そんなところがあるのではないでしょうか」(「おわりに」より)超高齢社会を迎える日本で、長生きすることは本当に幸せなのか? 誰もが避けることのできない「老い」や「死」について考える。 (目次より) ●本当の老後は八十八歳からやってくる ●出家をして、余生を生きるのがラクになった ●鏡の中に「八十歳のお婆さん」が! ●いただいた命だから、大切に生きる ●ひとりじゃない。縁に生かされている ●死ぬのは怖くないですか? ●お骨はどうしたらいい? 仏壇は? お墓は? ●長生きは、幸せですか? ●極楽行きフェリー「寂聴号」で行こう ●「老い方のレッスン」を始めませんか? ●長生きして何をする? 何歳まで働く? ●長生きが「おめでたい」と言えない社会 ●老いを自覚し、引き際を考えるとき ●自らの死を準備する「終活」 ●それでも宗教に救いはある? ●「葬式仏教」から「生きるための仏教」へ ●「老い方のレッスン」があったら何を学びたい?

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2017/10/07

95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。 まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に...

95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。 まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に語られているが、出家後は仏教のおかげで厳しくも道を外さず生きてこられたという。せっかくいただいた命を大切に生きたいという言葉は印象に残った。 後半の池上さんによる超高齢化社会についての解説は、さすがのわかりやすさ。これほどの高齢化社会はいまだかつてなく、だからこそ我々には老い方のレッスンが必要で、宗教の役割もそこにあるのではという指摘には納得。

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