インダストリーX.0 の商品レビュー
製造業コンサルタントはこれとコンサル本を読んで、その他必要な知識を適宜インプットしながら課題解決のために日々考えればいい気がする。
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発売から5年後の2022年に読んだ。 抽象的だが、わかりやすく書かれていた。 ボリュームのある本なので最後のサマリーに助けられた。 モノではなくコト売りが今後求められるという点についてはまさにその通りだと思う。 また、自社の力だけではなくサプライチェーンを活用しながら、ビジネ...
発売から5年後の2022年に読んだ。 抽象的だが、わかりやすく書かれていた。 ボリュームのある本なので最後のサマリーに助けられた。 モノではなくコト売りが今後求められるという点についてはまさにその通りだと思う。 また、自社の力だけではなくサプライチェーンを活用しながら、ビジネスを拡大していくという点においては強く同意するが、はたして縦割り大好きな日本企業で実行できるかが疑問。 顧客をよく知ることは本当に重要だと思う。 顧客との接点を持ちつつ、戦略を練ることができるようなスキルを私も身につけたい。 以下メモ。 ----- ・安価で高精度なセンサーなどから得られる顧客情報により、製品の売り方を単純なモノ売りから変えていく必要がある。 ・特に製造業はハードウェアに、柔軟に変化をさせることのできるソフトウェアを搭載して販売することにより、顧客にモノではなく、ソリューションを販売していく必要がある。 ・そのためには縦割りを脱却し、パートナーと協力をしながらビジネスを進めていくことが必要。 ・デジタル化は小さく生んで大きく育てろ ・計画にこだわりすぎず、まずやって効果測定。 うまくいけば進めて、悪ければ見切りをつける。 スタートアップ的なやり方が良い。 ・IIoTを活用するための必須能力6つ - ライフサイクルを同期させる - ソフトウェア・インテリジェンストコネクティビティを組み込む - 生産設備を俊敏性の高いものに変える - 経営判断にアナリティクスを取り入れる - XaaSビジネスモデルへの移行を進める - エコシステムを創造し、動かす ・まずは社内データの分析から始める。 続いて外部データとの統合。 販売する製品がスマートになり、コネクティビティが高まったら、顧客との直接のつながりを増やす。 ・ユースケースに焦点を当てた小規模低リスクの分析プロジェクトに試験的に着手。うまくいけばスケールアップ。 ・ビジネスインパクトの見極めでは市場の大きさとソリューションの与えるインパクトを試算し数字で見ていくことが重要。 ・モノ(名詞)からコトや顧客体験(動詞+副詞/形容詞)にするためのサポートツールとして、ワードクラウドを活用するのもいい、 ・成果型エコノミーのビジネスモデルに必要な考慮事項 ビジネスモデル全体の知識 各プロセスの制約条件 どこに課題があるか 課題を解決するために必要な専門知識 どのように収益化するか コストはいくらか 法規制はあるか どのようなデジタルテクノロジーが必要か それは有用か データをどのような粒度・頻度・鮮度で取得すれば有効か アナリティクスをどこまで活用する必要があるか ・成果型エコノミーの実行体制例 オペレーション企画・プランナー 業務プロセスデザイナー データサイエンティスト バックエンドオペレーションアーキテクト フロントロールアウトスペシャリスト デジタルソリューションアーキテクト UI/UXデザイナー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アクセンチュアによる製造業のDXの本。 アクセンチュアらしく、マクロトレンドを捉え、押さえられているが抽象的。 メモ ・会社のデジタル化、実は小規模からスタートできる。 ・デジタル化はまずはやってみふ、うまくいけば続ける、ダメだったら次に行くといえやり方が適してる。企業内にデジタル化したプロジェクトが進展する方向を観察できる実験場のような場所が複数あると理想的。 ・蓄積したデータをうまく活用できれば顧客体験、製品性能、労働力、運用効率、新製品新サービスポートフォリオ最適化という企業活動の五つの主要分野で大きな効果をあげららる。 ・
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AI・IoTによる産業構造の変化を描いている。アメリカの製造業を中心に多くの企業事例が紹介されている。 製造業のビジネスモデルがなかなかコト売りに移行しない。その理由、壁がどこにあるのかを知りたい。「ユーザーダイレクト」がキーワードになることは間違いないのだが。 コト売り(本...
AI・IoTによる産業構造の変化を描いている。アメリカの製造業を中心に多くの企業事例が紹介されている。 製造業のビジネスモデルがなかなかコト売りに移行しない。その理由、壁がどこにあるのかを知りたい。「ユーザーダイレクト」がキーワードになることは間違いないのだが。 コト売り(本書では成果型エコノミーと呼ばれている)では、機器の所有権(資産)は企業にある。キャッシュフローとバランスシートの構造が大きく変わる。 故障予知の技術開発がいたるところで進んでいるが、マネタイズが課題となっている。これはユーザーが機器を所有していることによる。企業が機器を所有しているならば、効率的に機器保全をすることができるようになる。 本書では最も知りたいビジネスモデル変革の部分は述べられていなかった。機器売りの企業がどのように変革を進めたのか、既存の自社ビジネスを破壊してきたのか、知りたい。 ーメモー IoTによって成果型エコノミーへと移行した。物理的な製品ではなく、製品がもたらす成果を買うようになる。航空機エンジンなら信頼性の高い運航に、農業機械なら作物に。縦割りのビジネス体系がシームレスなエコシステムへと変化する。 資本集約型の事業に、ピラミッド型の組織構造。それぞれが独立に存在する管理の厳しい生産設備や資産。物品の移動効率に特化したサプライチェーン。単一な流れでサイロ化した事業。従来型のメーカーの体制は、他社と協力するのに適しているとは言えない。 成果型エコノミーでは、使用されていない資産に関する経済的なリスクがユーザーから企業に移転する。ドリルを所有するのは、ユーザーから企業になる。キャッシュフローが変わる。 データ主導のビジネスモデルを構築するのは難しい。典型的な落とし穴6つ。 1.発想の転換が求められるところで、従来の製品開発と同じやり方をしてしまう。 2.実際のビジネスに有効であるかを確かめる前に、技術だけを優先してIoT化を進めてしまう。 3.エコシステムのなかで自社がどのような役割を果たすのかを十分に確認しなかったために、不適切なパートナーを選んでしまう。 4.実務における有用性を無視して、技術に過度な投資をしてしまう。 5.データの収集、分析の重要性を軽視してしまう。 6.コネクテッドデジタルトランスフォーメーションが経営に与える影響を過小評価してしまう。
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日経BPのどこかのサイトに取り上げられているのを見て、気になった本。 アクセンチュアの人が産業のモノのインターネット、IIoTについて書いたもの。 やらなきゃダメ。やるならとことん。 日本語版だけを意識して書かれた本ではないので、取り上げられている事例が海外企業だったりするので、...
日経BPのどこかのサイトに取り上げられているのを見て、気になった本。 アクセンチュアの人が産業のモノのインターネット、IIoTについて書いたもの。 やらなきゃダメ。やるならとことん。 日本語版だけを意識して書かれた本ではないので、取り上げられている事例が海外企業だったりするので、ピンと来なかったりするところもあったけど、競争相手は世界中なんだから、そんなことも言っていられないか。
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IoTの考え方がわかる一冊。製造業、金融業などもどのように戦略を考え、ビッグデータを活かし、IoT技術を駆使して、これからの革命に乗り切れるか?未来像を考えるのに非常に役立つ1冊。数時間のセミナー受講に相当する内容です。
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