ダークツーリズム入門 の商品レビュー
ダークツーリズムという言葉を初めて知った。 歴史を振り返り違う視点から影の部分をみる。 そうすることにより新たな未来に進むことができる。 暗い過去がある場所には行きたくないと思っていた。しかし、実際に行ってみて感じることが大切なのかもしれない。
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大変興味深く読んだ アウシュビッツ、イスラエル、グラウンドゼロ等、死ぬまでに一度は行ってみたいが、共感性を発動してかなりしんどい状態になってしまわないか心配 ケア職でもそうだと思うが、自分と切り離して考える、感じることが大事だと思う また、「日本人だから」「○○人だから」と...
大変興味深く読んだ アウシュビッツ、イスラエル、グラウンドゼロ等、死ぬまでに一度は行ってみたいが、共感性を発動してかなりしんどい状態になってしまわないか心配 ケア職でもそうだと思うが、自分と切り離して考える、感じることが大事だと思う また、「日本人だから」「○○人だから」といったアイデンティティが暴走しがちだったり、人種や国籍、考え方が自分と異なる人々への偏見があるような人には向いていないのだろうなと思った どの人種にも、国家にも、暗い歴史がある 罪を犯し、同時に悲劇を被っている 歴史をまずは知ること、フラットな目線で見ること その行為自体が戦争や差別をなくし、ひいては世界の安定や平和につながるのだと思う
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旅行先で一切楽しい気分にならない場所に行く人の気持ちがよく分からなかったが、負の歴史を記憶に残すということはより良く生きるための覚悟の表れかもしれない。 特に「虐殺」の項目は読むだけでも気合が要る。あとは、片岡恭子さんの文がやたら頭に残る。「黄金の玉座に座る乞食」ボリビアとか、「...
旅行先で一切楽しい気分にならない場所に行く人の気持ちがよく分からなかったが、負の歴史を記憶に残すということはより良く生きるための覚悟の表れかもしれない。 特に「虐殺」の項目は読むだけでも気合が要る。あとは、片岡恭子さんの文がやたら頭に残る。「黄金の玉座に座る乞食」ボリビアとか、「インドにはマサラ味のものしかない」とか…。
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・連合赤軍のベース(栃木)、日本航空の墜落地(群馬の尾根)、ハンセン病患者隔離施設(岡山)、毒ガス工場(広島)… ・キリング・フィールドだけは行ったけど、確かにこういう世界線があるんだ、ということを体得する意味はあったな… ・ツーリズムというポップな言葉にはしてるけど、意味はあり...
・連合赤軍のベース(栃木)、日本航空の墜落地(群馬の尾根)、ハンセン病患者隔離施設(岡山)、毒ガス工場(広島)… ・キリング・フィールドだけは行ったけど、確かにこういう世界線があるんだ、ということを体得する意味はあったな… ・ツーリズムというポップな言葉にはしてるけど、意味はありそう。 ・子連れでひめゆりの塔行ったときも割と説明大変だったな…
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目次を見る限り、本当に書かなければならない場所や出来事が欠落しているなという印象があった。そこについて書かない限りは薄っぺらなものにしかならないだろう。
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ブクログのおすすめで知った本。 教科書では事実として載っていた内容でも現地に足を運んで方々が取材して書くと、本当に込み上げてくるものがあります。 日本人はどちらかというと「臭い物には蓋をする」傾向があると思います。今のネット社会ではいくらでも情報のアクセスが可能なので、だからこ...
ブクログのおすすめで知った本。 教科書では事実として載っていた内容でも現地に足を運んで方々が取材して書くと、本当に込み上げてくるものがあります。 日本人はどちらかというと「臭い物には蓋をする」傾向があると思います。今のネット社会ではいくらでも情報のアクセスが可能なので、だからこそ未来へ繋げていくために正確な情報を伝えていく必要があると思いました。
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ダークツーリズム…戦争や災害をはじめとする悲劇の記憶を巡る旅で、基本的に近代に通じる問題を含む場所(そのためピラミッドなどは含まれない)。代表的な場所としてアウシュビッツ、チェルノブイリ、日本では原爆ドームなどが挙げられる。 井出明さんによるコラムを皮切りに、1.日本篇(15箇...
ダークツーリズム…戦争や災害をはじめとする悲劇の記憶を巡る旅で、基本的に近代に通じる問題を含む場所(そのためピラミッドなどは含まれない)。代表的な場所としてアウシュビッツ、チェルノブイリ、日本では原爆ドームなどが挙げられる。 井出明さんによるコラムを皮切りに、1.日本篇(15箇所)、2.欧米篇(8箇所)、3.アジア・アフリカ篇(6箇所)にわけて各ツーリズムスポットを4~8ページで紹介されます。途中には角田光代さんと下川裕治さんのコラムが各8ページ掲載されています。 多数の執筆者により構成されており、読んでいて引き込まれる報告もありますが、数合わせのように感じられるものも少なくなくありません。どちらかと言えば全体で半数以上を占める日本篇より海外篇のほうが興味深く読めました。全体として掲載されている写真が精彩を欠いており、ツーリズムスポットを紹介するためには重要な要素であるため残念に思いました。 扱われているなかで印象に残ったツーリズムスポットは、ルワンダのムランビ虐殺記念館です。
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そもそもダークツーリズムというもの自体が、人間の暗部、悲劇にわざわざスポットライトを当てる悪趣味なものだとして敬遠される見方が日本にはまだありますが、欧米では近年盛んに研究されているんですね。これはまず欧米人の根底にある考え方、キリスト教の原罪「人間はそもそも罪深きもの」があるの...
そもそもダークツーリズムというもの自体が、人間の暗部、悲劇にわざわざスポットライトを当てる悪趣味なものだとして敬遠される見方が日本にはまだありますが、欧米では近年盛んに研究されているんですね。これはまず欧米人の根底にある考え方、キリスト教の原罪「人間はそもそも罪深きもの」があるのではないかと、そして反対に日本ではルーズベネディクトが「菊と刀」で示したように「恥の文化」があるからこそ流行らないのではないか、と考えました。 個人としてはこういう人間の負の遺産というべきものは文化的価値があると思いますので、いずれ機会があればこの本で紹介されていたいくつかには行ってみたいと思います。
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読んでいて息苦しくなり、胃が痛くなる。かなりきつい。少しずつ読むべきかも。写真が豊富。文章は書き手によってトーンの違いがある。
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修学旅行で広島に行きましたが、残されたものを観に行く前の作業として、クラス単位でインプットとアウトプットが必須でした。角田光代さんの言う通り、誰かと軽く感想を交わすよりひとりで観て、溜めができる旅にするほうが良い旅になりそうです。
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