乗りかかった船 の商品レビュー
柔らかーい恋愛ものがお得意と思ってたけど、重厚長大な造船が舞台の連作。噂に昇らない個人だけが持つ真実の重みと仲間の重要性を上手く描いている。個人的には超絶美人の桜木ちゃんがどうなったか大いに気になるところ。
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造船会社で働くさまざまな立場の人々を描いた物語。 想定外の配属、異動。こんなはずじゃなかったと思いながら、なんとか進んでいく人たち。 船についての専門的な話が少し難しかった。 こんな大きな会社で適材適所も、難しいんだろうなぁ。人事も大変。
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仕事する時、 思い通りになることなんて ほとんどない。 でも、自分が選んだように、 自分も会社に選ばれた。 そう思うと、ちょっと頑張ろうと思う。 もちろん一等大事なのは自分だけれど。
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これまた読みやすくてほっこりする読後感清涼短編集。各話の登場人物が同じ世界線にいる群像劇短編集であるところも好み。
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造船って男っぽい仕事のイメージ。だからといって、女性社員がいないわけじゃないんだよな。 自分にはわからない適所ってものがあるのかもしれない。誰かあたしにも助言してくれ〜。
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なかなか珍しい、造船会社の社員たちを主人公にした連作短編集です。 当然造船と言ってもみんなが船作っている訳ではなく、営業もいれば事務もいるので結局は他の会社と同じではあります。 しかし船や飛行機というのは憧れが多分に入る乗り物なので、自分がいる部門に不満が有ったり、もっと製造に関...
なかなか珍しい、造船会社の社員たちを主人公にした連作短編集です。 当然造船と言ってもみんなが船作っている訳ではなく、営業もいれば事務もいるので結局は他の会社と同じではあります。 しかし船や飛行機というのは憧れが多分に入る乗り物なので、自分がいる部門に不満が有ったり、もっと製造に関わりたいという人沢山いそうです。 本書も色々鬱屈が有ったりしながらも、結局は船という大きなものを作る為につながっているし、自分からは羨ましく見えても、各々葛藤しながら毎日を生きていると感じられる本です。隣の芝は青いってやつですね。 小さく小さくまとめた小箱を集めたような物語なので、事件が無いと満足できない人には物足りないかもしれないけれど、リアルな会社の姿を現しているような気がします。 ちなみに前に2冊程読んだ作者ですが、一気に上手くなったような気がします。
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舞台は創業百年を迎える中堅造船会社。 配属、異動、昇進、左遷・・人事の数だけドラマがある。 心身バテバテの今じゃなければ もっと面白く読めたと思う。 今ひとつ相関図がうまく作れず。 [図書館・初読・3月3日読了]
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大手ではない造船会社が舞台の連作短編集。全てを繋ぐのは人事部長の倉内。人との繋がりや視点の変化による気持ちの変化を表現した話が多くて個人的には好きな部類。でも、ちょっと物足りなさが残る話が多かったです。
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北斗造船という造船会社が舞台の各部門、各部署で悩む人達の悲喜交々。 志望していた部署で必ずしも働ける訳ではなく、そんな中でも皆前を向いて働くことを決めていく。 会社勤めってそういうもの、という認識を持つ世代ですが、やりがいを感じられない、こんな仕事をするつもりではなかったと辞め...
北斗造船という造船会社が舞台の各部門、各部署で悩む人達の悲喜交々。 志望していた部署で必ずしも働ける訳ではなく、そんな中でも皆前を向いて働くことを決めていく。 会社勤めってそういうもの、という認識を持つ世代ですが、やりがいを感じられない、こんな仕事をするつもりではなかったと辞めていく人も多いという昨今にも、理解はあるつもり。 なので、最初の話の小島くんはどうしたかなと気になります。 北斗造船という同じ船に乗りかかった社員達。 目指すところは多分同じはず。 順風満帆とは行かないまでも、良い航海となっている様子が伺えます。 とても好きなお仕事小説。いいお話でした。
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造船会社で働く人々が主人公のお仕事小説。いろいろ悩みながらも、今ある場所で頑張ろう、とする主人公たちに、少しほっとした気持ちになる。でも、お仕事小説は、もっとイケイケ(?)な人が主人公の話が読みたいなー。
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