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ねこの証明 の商品レビュー

3.2

15件のお客様レビュー

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2023/10/28

なんて愛おしい猫たちへの言葉でしょう 前半はエッセイ集、後半は猫にまつわる短編 どれもかわいくて楽しい キレと品のいい言葉で紡がれた、猫への愛あふれる1冊でした 猫好きには頷けるお話ばかり 森村先生のチャーミングな一面が顕れた素敵な本です

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2023/05/16

森村誠一といえば、社会派のずっしりした推理小説というイメージしかなかったのだけど、猫好きで、猫本を出していたというのは嬉しい驚き。 冒頭の猫の写真俳句から、猫への愛情が伝わってくる。 エッセイも、こんなに猫のことを書いていたなんて知らなかった。 後半の猫小説もよかった。 猫が重要...

森村誠一といえば、社会派のずっしりした推理小説というイメージしかなかったのだけど、猫好きで、猫本を出していたというのは嬉しい驚き。 冒頭の猫の写真俳句から、猫への愛情が伝わってくる。 エッセイも、こんなに猫のことを書いていたなんて知らなかった。 後半の猫小説もよかった。 猫が重要な位置を占める3作。うち1作は時代物でさらにびっくり。他の2編は、牛尾や棟居が登場。棟居刑事が猫好きなんて嬉しい。 エッセイ本はほとんど読まないのだけど、この1冊に出会えて本当によかった。

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2022/12/24

森村誠一さんの猫づくしの本ですね。 ページの最初から猫の写真と猫俳句から始まる。カメラ構えて『写真俳句』を森村さんが提唱しているとの事。 猫愛丸出しの、愛くるしい猫写真に猫愛を惜しげもなく読み込んだ俳句が面白い。 次は猫エッセイ、なぜ猫好きかから始まってとめどない語りが連続短編の...

森村誠一さんの猫づくしの本ですね。 ページの最初から猫の写真と猫俳句から始まる。カメラ構えて『写真俳句』を森村さんが提唱しているとの事。 猫愛丸出しの、愛くるしい猫写真に猫愛を惜しげもなく読み込んだ俳句が面白い。 次は猫エッセイ、なぜ猫好きかから始まってとめどない語りが連続短編のようにこの本の半分を埋め尽くす。 そして、短編の猫ミステリーが三話。 猫なくしては生きられぬ。犬と猫の人間との関わりあいが、どれ程大切か森村さんの流暢な筆運びで綴られている。 私も猫好きなので、かなりのめり込んで読了しました。

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2021/08/09

ねこ写真俳句、ねこエッセイ、ねこ小説からなります。エッセイは犬に対する態度が古くて冷たいので、そこは納得できないですね。戦争に対する思いは切実で、経験者にしか書けないと思いました。小説は三作ともミステリなので、幸せな話ではありません。ただ、「終着駅」の牛尾刑事、非道人別帳の祖式弦...

ねこ写真俳句、ねこエッセイ、ねこ小説からなります。エッセイは犬に対する態度が古くて冷たいので、そこは納得できないですね。戦争に対する思いは切実で、経験者にしか書けないと思いました。小説は三作ともミステリなので、幸せな話ではありません。ただ、「終着駅」の牛尾刑事、非道人別帳の祖式弦一郎同心、「人間の証明」の棟居刑事がそろいぶみです。

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2020/05/06

1977年に映画化された『人間の証明』の作者、森村誠一さんの作品です。 写真に猫俳句?をつけたもの、エッセイ、短編小説から成っています。 森村誠一さんが猫好きで、猫を飼っていたなんて全然知りませんでしたが、やはりそこは猫好き、飼い主が思う事は全国共通だなぁと嬉しくなります。 ...

1977年に映画化された『人間の証明』の作者、森村誠一さんの作品です。 写真に猫俳句?をつけたもの、エッセイ、短編小説から成っています。 森村誠一さんが猫好きで、猫を飼っていたなんて全然知りませんでしたが、やはりそこは猫好き、飼い主が思う事は全国共通だなぁと嬉しくなります。 全作品通して、人間からの視点で書かれていますが、一貫して猫に対する溢れんばかりの愛情が文章から感じ取れます。 そして、猫に対する敬愛の気持ちというのは、犬に対する気持ちとはやはり一線を画すものがあるようです。 小説の中には、悲しい結末や残酷な描写があるのですが、この愛すべき猫たちをいつまでも愛し続ける事ができるかどうかはひとえに私たち人間にかかっていると訴えたかったのだろうと思います。 そこが森村誠一さんならではですね。

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2020/06/16

猫が好きだから読んだけど最後まで読みきれなくて放置してた。 魅力に気づかなかっただけかもしれないがつまらなかった。 猫が好きだからといって犬をバカにしててちょっと悲しかった。 出てくる女の人が男の理想の女という感じで気持ち悪かった。 最後の解説も読んで…やっぱり読まなきゃ良かっ...

猫が好きだから読んだけど最後まで読みきれなくて放置してた。 魅力に気づかなかっただけかもしれないがつまらなかった。 猫が好きだからといって犬をバカにしててちょっと悲しかった。 出てくる女の人が男の理想の女という感じで気持ち悪かった。 最後の解説も読んで…やっぱり読まなきゃ良かったと思った。 犯人を特定した時は感動した。 読書初心者のくせに猫が好きだからという理由で猫の本を買った私が悪い。

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2019/08/25

森村誠一ってあの「人間の証明」の森村誠一だよねと思いながら、表紙の猫の写真に心を奪われてジャケ買いした一冊。 森村誠一って硬派な印象だったんですが、猫作家だったんですね。 半分ぐらいを占めるねこエッセイはそれが書かれた時が2年前だったこともあり、安保法制反対のメッセージもちらほら...

森村誠一ってあの「人間の証明」の森村誠一だよねと思いながら、表紙の猫の写真に心を奪われてジャケ買いした一冊。 森村誠一って硬派な印象だったんですが、猫作家だったんですね。 半分ぐらいを占めるねこエッセイはそれが書かれた時が2年前だったこともあり、安保法制反対のメッセージもちらほら。自身の戦争体験と平和の使者である猫と一緒に暮らせるありがたみも込めながら。

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2018/11/26

猫ちゃん…(´;ω;`) カラーで猫の写真が収録されてるのがよい。 エッセイというかコラムに関してはねこ新聞に連載していたためか時事ネタを絡めてあることが多く、さらに作者の思想も含まれており期待と違ったものの、全体的に読みごたえはあった。 なんかもっとこう、序盤であったみたい...

猫ちゃん…(´;ω;`) カラーで猫の写真が収録されてるのがよい。 エッセイというかコラムに関してはねこ新聞に連載していたためか時事ネタを絡めてあることが多く、さらに作者の思想も含まれており期待と違ったものの、全体的に読みごたえはあった。 なんかもっとこう、序盤であったみたいな、野良猫と出会って仲良くなるエピソード満載な本かと思ってしまってた。 気になる方はひとまず全体をペラペラめくって確認してからの読書や購入をおすすめします。 なお小説は猫好きにとってしんどい尽くしの展開なのでご注意ください。ひどいぞ森村誠一(笑)

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2018/09/09

エッセイのインパクトがすごいが、半分は小説です。収録作品は、古いなーとかおっさんくさいなーとかが先にたってしまってなんとも読むのが苦痛。 古いって感じるのは、当時はちゃんと新しかったって事で、それは小説というものが娯楽として受け入れられるためには重要な要素なんだろうけど。 今読ん...

エッセイのインパクトがすごいが、半分は小説です。収録作品は、古いなーとかおっさんくさいなーとかが先にたってしまってなんとも読むのが苦痛。 古いって感じるのは、当時はちゃんと新しかったって事で、それは小説というものが娯楽として受け入れられるためには重要な要素なんだろうけど。 今読んでも古さを感じさせないものもちゃんとあるんだし、2017年発行の文庫にこれはない。。

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2018/04/04

私は猫が好き。だから図書館で偶然この本を手に取りました。著名な作家の猫本とのことだけど、森村氏の他作品は未読です。正直、猫好き同士だからって相容れないこともあるんだなぁというのが第一印象。どうもこの作品(特にエッセイ)からは、森村氏が猫至上主義、偏狂的な猫狂いのように見えてしまう...

私は猫が好き。だから図書館で偶然この本を手に取りました。著名な作家の猫本とのことだけど、森村氏の他作品は未読です。正直、猫好き同士だからって相容れないこともあるんだなぁというのが第一印象。どうもこの作品(特にエッセイ)からは、森村氏が猫至上主義、偏狂的な猫狂いのように見えてしまうのです。猫も良いけど犬も良い。他の動物(猫嫌いな人間)もみんな良いではないか。猫が好きすぎると、こんなに偏った思想になってしまうんだなぁ。残念ながら、今後森村氏の作品は読まないと思います。ファンの皆さんごめんなさい。

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