ケンブリッジ大学図書館と近代日本研究の歩み の商品レビュー
海外における日本学の発展と、日本の国学または日本学に与えた影響についてケンブリッジ大学図書館の蔵書となっている古典籍を中心に述べた本。 ドイツのシーボルトは書籍を博物学的に収集していたという視点や、日本語や表現を深く学び、古典籍を批判的に読みこなすアーネスト・サトウ、チェンバレン...
海外における日本学の発展と、日本の国学または日本学に与えた影響についてケンブリッジ大学図書館の蔵書となっている古典籍を中心に述べた本。 ドイツのシーボルトは書籍を博物学的に収集していたという視点や、日本語や表現を深く学び、古典籍を批判的に読みこなすアーネスト・サトウ、チェンバレン、アストンという英国の3人の日本学者や日本の文献の収集についてのそれぞれの特徴は興味深かった。 特にサトウの旧蔵書は元々複本が多いということに興味をひかれた。積極的に集めた可能性も指摘されている。 また、国学や神道を平田篤胤の系統の国学者に学んでいたことや、書道や短歌も習っていたというのも驚いた。
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ケンブリッジ大学にアストン・サトウ・シーボルト・コレクションという日本研究にとって欠かせない貴重資料を有している点について、勤務経験やその期間に見聞きしたことをおりまぜ海外の近代日本研究をまとめた本。
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