そうしそうあい(4) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
28〜33話 橘こえぇよ。ひどいよ。 でも33話の中学のときの橘はめっちゃいい奴だなぁ。 本気でめぐみのこと好きだったんだな。 描き下ろし わかばちゃんとめぐみの距離感の話。そっか。
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ほんと、りべるむ先生は読み手の心を、ガッッツーンと揺らしてくるな、と感じた(4) 『三十路とレディ』の完結が、実に好かったので、この『そうしそうあい』の良さが、かなり霞んでしまうのでは、と思っていた私はまだまだ、漫画読みとして甘かった りべるむ先生の実力を見縊っていた訳じゃないけ...
ほんと、りべるむ先生は読み手の心を、ガッッツーンと揺らしてくるな、と感じた(4) 『三十路とレディ』の完結が、実に好かったので、この『そうしそうあい』の良さが、かなり霞んでしまうのでは、と思っていた私はまだまだ、漫画読みとして甘かった りべるむ先生の実力を見縊っていた訳じゃないけど、まさか、ここまで心が揺れて、目が潤むのは予想外 不良と才女ってカップルは、一般向けでも、成年向けでもお約束、さほど珍しい組み合わせじゃないのに、ストーリーの質が良いと、読み手は呆気なく、魅了される 正直なトコを言っちゃうと、りべるむ先生の画力は、このまま上がらないで欲しいな、と思っている 絵も大事だけど、私はりべるむ先生に関しちゃ、ストーリーを堪能したい。ストーリーの良さを保っているのは、今の絵柄だ。これが崩れると、ストーリーとキャラに感情移入できなくなる可能性が小さくない 他の作品にも言える事だが、青春系のラブコメってのは、恋愛だけが描かれてりゃいいって訳じゃない 友情や進路、親子関係、そんな雑多な要素があるからこそ、メインの二人の恋物語が彩られる きっと、いくら議論しようとも、ハッキリとした一つの答えは出ないだろうが、男と女の間には、条件さえ揃えば、対等な友情が成立するのではないか その条件ってのは分からないが、少なくとも、相手の良さを認め合うと同時に、相手が八方塞になっている時に、何の躊躇いもなく、救いの手を一切の下心なく差し伸べる事が出来る勇気を持っているってのが大事だろう そうしとめぐみが、今、両想いでイチャイチャできるのは、二人が前に踏み出したからだが、橘がいたからこそ、ってのは否定できない そんな橘と大林ちゃんも、ちょっとずつ距離が縮まっており、そのオーラはホント、目にポイズンw また、この(4)では、友人と教師に新キャラが登場しており、ますます、ストーリーに深みが出そうで、(5)を読むのが楽しみ。ただ、そろそろ、大きな壁が出てくるんじゃないかな、と感じている 一体、誰だったかな、青春ってのは障害物競走だ、と言ったのは どの回も、強く印象に残るだけのものがあったけど、やはり、私的に推したいのは、|第32話|体力測定、だ。スポーツで汗を流し、懸命に頑張っている女の子もいいけど、体力測定の種目でポンコツっぷりを晒しちゃっているトコも可愛い。どんなイベントでも、人目も憚らずにイチャつける、そうしとめぐみの若さから溢れる光が、目の奥まで突き刺さってくる その一方で、|第33話|相馬愛実、も印象的だった。実際、めぐみの親父さんは悪人じゃない。けれど、度が過ぎて完璧主義者である親が、子供の心を少しずつ削っていき、息をできなくさせていくのも、紛うことなき事実だ。ほんと、橘がめぐみを助けてくれて、良かった この台詞を引用に選んだのは、激しく同意、と思ったので。世の中にはいるんだよなあ、絶対、敵に回しちゃいけないタイプが。不良に大事なのは、そういう人間に対し、つまらない喧嘩を売らない事。媚びろ、と言ってはいない。対等な関係を築いて、その人から多くを学んで、自分を成長させろ、ってこと
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