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エミリ・ディキンスン の商品レビュー

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2020/08/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

エミリ・ディキンスンという詩人について全く知りませんでした。アマゾンプライムで何かの映画をみていたらおすすめとしてディキンスンの映画がでてきて知ることとなりました。生前はほぼ無名で没後詩集が出版され、人気となり没後100年たっても人気を衰えるばかりか高まるばかりとのことです。  まるで「詩人のゴッホじゃないか」と言うと、家内に「ゴッホは精神病だったから」と言われました。エミリはなぜ人気がでなかったというと詩の定型を守らなかったとか、人付き合いが苦手だったからとか凡庸な理由が思い浮かびますが、この本を読んでみてわかりました。思索が結構人並み外れていたのです。とはいえ限られた人には詩は少しは見せていたようなので精神の交流を求めるという側面もあったのでしょう。そしてその思索は根源的でまたおしゃれな表現もあるので今なお評価されるのでしょう。  ちなみにこの本では翻訳された詩だけ紹介されているのでぜひ対訳を読んでみようと思います。

Posted byブクログ