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私たちの星で の商品レビュー

4.6

19件のお客様レビュー

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2020/03/02

2018.1月。 往復書簡。広く複雑な世界。知らないことだらけの異文化や宗教。大きなことはわからない。それでも個と個のつながりやコミュニケーションから新しいことは生まれるんだと思う。知ろうとすること、繋がろうとすることから。

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2018/02/03

梨木さんとカリーマさん、お友達ではなかったのですね。あとがきを読むまでお友達だと思って読んでいました。 でも、お二人とも視野が広くなんと柔軟な感性を持っていらっしゃる事か。 お二人の様にとまでは行かなくとも、私ももう少し柔らかでありたい。 梨木さんの本にはいつも「こうありたい」と...

梨木さんとカリーマさん、お友達ではなかったのですね。あとがきを読むまでお友達だと思って読んでいました。 でも、お二人とも視野が広くなんと柔軟な感性を持っていらっしゃる事か。 お二人の様にとまでは行かなくとも、私ももう少し柔らかでありたい。 梨木さんの本にはいつも「こうありたい」と思える女性が出てきますが、梨木さんご本人がそういう方だからなのでしょう。この本を読んで納得しました。

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2018/01/23

著者2人が、イスラム教や今の日本の状況、世界で触れ合った人々について、わかりやすく率直に表現している往復書簡本。 とてもポジティブな気持ちになれます。 お互いの気持ちを思い合いながら書かれているので、読んでいるこちらまで、とても素直な気持ちになり、2人の言葉が心にスッと入ってき...

著者2人が、イスラム教や今の日本の状況、世界で触れ合った人々について、わかりやすく率直に表現している往復書簡本。 とてもポジティブな気持ちになれます。 お互いの気持ちを思い合いながら書かれているので、読んでいるこちらまで、とても素直な気持ちになり、2人の言葉が心にスッと入ってきます。 読むごとに、私の考えや想像力も、空を舞うように、土に水が染み込んでいくように、豊かに広がっていく感じがして、とても素晴らしい読書体験が出来ました。 宗教ってどうなんだろう?と漠然と考えている人や、世界のこれからに悲観的な思いがある人に、それ以外の全ての人にも、是非オススメの一冊です。

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2017/11/22

往復書簡という形を初めて読みました。 そういう形式よりも、二人の視点の高さや 柔らかさが非常にいいと思いました。 世界的に・世間的にいろいろな問題があるなかで 極端な端のほうに寄って行こうとする人々に 読んでほしい内容だと思います。 こういうこころの持ちようで常にいたいと思います...

往復書簡という形を初めて読みました。 そういう形式よりも、二人の視点の高さや 柔らかさが非常にいいと思いました。 世界的に・世間的にいろいろな問題があるなかで 極端な端のほうに寄って行こうとする人々に 読んでほしい内容だと思います。 こういうこころの持ちようで常にいたいと思います。

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2017/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初読。図書館。往復書簡。選び抜かれた言葉で心の底にある思いを真っ直ぐに届けあう幸福。そしてそれが読者にも開かれている幸運。この時代を生きていくためにどのような個人であるべきなのか。示唆に富むやり取りの中から勇気づけられる光の道筋を探し当てることができる気がする。

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2017/12/07

個が確立するってこういうことなんだろうな。師岡氏と梨木さんのやり取りから浮かび上がるもの。 大人ってこういうことだろうな。 お二人の世界観、好き。 縦社会と横社会、うまく織りなしていくといいな、ということ。梨木さんと会社経営者や国家の首相と話し合ってほしい…。国家とか民族という概...

個が確立するってこういうことなんだろうな。師岡氏と梨木さんのやり取りから浮かび上がるもの。 大人ってこういうことだろうな。 お二人の世界観、好き。 縦社会と横社会、うまく織りなしていくといいな、ということ。梨木さんと会社経営者や国家の首相と話し合ってほしい…。国家とか民族という概念が古いものになる時代も来るのかもしれない。 現実はシビアだけど、ワクワクする。

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2017/09/22

2015年から1年半に渡る20通の往復書簡。岩波書店のPR誌『図書』に連載されていた(2016年1月号〜2017年8月号)のを部分的に目にしていた。民族や国家、群れと個人、自分らしさ、自由、そして宗教や信仰のことなど、タイムリーに考えさせる簡単ではないテーマが多いものの、往復書簡...

2015年から1年半に渡る20通の往復書簡。岩波書店のPR誌『図書』に連載されていた(2016年1月号〜2017年8月号)のを部分的に目にしていた。民族や国家、群れと個人、自分らしさ、自由、そして宗教や信仰のことなど、タイムリーに考えさせる簡単ではないテーマが多いものの、往復書簡という対話スタイルのお陰か思いの外読みやすく、するすると読了した。自分でももやもやと抱いていた気持ちにちょうどいい言葉を与えてもらったな、と思う箇所も少なからず、あちこちに栞を挟みながら読み終えた。ときどき読み返す本になりそう。

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2017/09/18

お二人の柔らかな思考。 こんな時代だからこそ、この2人のような感性と知性と思考を学びたい。 これまたうまく言語化できないけれど、お二人の往復書簡を読んで感じたことを自分なりに言葉にしたい。 これももう一度じっくりじっくり読み返そう。

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2017/09/18

ひとめ表紙を見たときの予感を外さず、いい本だった。往復書簡という体裁をとって梨木香歩さんと諸岡カリーマ・エルサムニーさんが交わした対談。梨木香歩さんは「家守綺譚」「西の魔女が死んだ」などの文学作品や、自然と人の暮らしを語るみずみずしいエッセイを綴る作家。諸岡さんはエジプトと日本の...

ひとめ表紙を見たときの予感を外さず、いい本だった。往復書簡という体裁をとって梨木香歩さんと諸岡カリーマ・エルサムニーさんが交わした対談。梨木香歩さんは「家守綺譚」「西の魔女が死んだ」などの文学作品や、自然と人の暮らしを語るみずみずしいエッセイを綴る作家。諸岡さんはエジプトと日本のダブルで、幼少時には日本で暮らし、高等教育をカイロとロンドンで受けて、現在は日本でアラビア語教師をされつつ、翻訳やコラムを手がけておられる方。個人と集団への帰属意識、アイデンティティの問題、歴史と異文化同士の衝突と融合、信仰と暮らしといったテーマを扱いながらも、そこで語られているのは常に、ひとりひとりの人と人との関わりのあり方について。”それぞれの「寛容」を鍛え抜き、洗練された寛容にしていくこと。””その人の信仰故にあるべき姿を基準にその人の行いを裁くのは、必ずしもフェアではないということ。”自分がいま持っていない視点、に触れてものを考えることが好きな方には、ぜひおすすめしたい。

Posted byブクログ