AM/PM の商品レビュー
『AM / PM』アメリア・グレイ “冴えない人生は美しくないけれど、少なくとも詩的ではある” 日常のなんて事ない断片の集まりなんだけど人生が詰まってる。 ミランダ・ジュライが好きな人は好きかも。表紙が好み
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共感も寄り添いを求められてないからこそ、"生"を感じる。 何が起こってるのか?どんな意味なのか?理解できないところが多々あるけど、他人の日常を断片的に見たらそんなもんだよなって。 こんなご時世だからこそ、世界に自分しか存在してないかのように思えて寂しい夜に読み...
共感も寄り添いを求められてないからこそ、"生"を感じる。 何が起こってるのか?どんな意味なのか?理解できないところが多々あるけど、他人の日常を断片的に見たらそんなもんだよなって。 こんなご時世だからこそ、世界に自分しか存在してないかのように思えて寂しい夜に読みたい。
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たしかダヴィンチか何かの記事で見て読むことにしたと思う。 はじめは斬新で面白いかも、と読み進めていたが、次第にこれはさっき出た人と同じ人のことを言っているのか?と思い出し、次第に論理的な思考で読むものではないんだなぁと読むのを途中でやめてしまった。 若い感性そのものを「どうだ...
たしかダヴィンチか何かの記事で見て読むことにしたと思う。 はじめは斬新で面白いかも、と読み進めていたが、次第にこれはさっき出た人と同じ人のことを言っているのか?と思い出し、次第に論理的な思考で読むものではないんだなぁと読むのを途中でやめてしまった。 若い感性そのものを「どうだ!?」と突きつけられたようで、自分が読みたいのは「物語」なのだと再確認できた本でした。
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"幼児にだってプライバシーが守られる権利がある。今は確かに幼い。我々が生活のために働いているというのに、ロンパースを着て転げ回っている。けれど近い将来彼らは深く考えるようになり、話すようになり、社会の一員となるのであり、幼児の権利と人間の権利を、砂場に線を引くように分け...
"幼児にだってプライバシーが守られる権利がある。今は確かに幼い。我々が生活のために働いているというのに、ロンパースを着て転げ回っている。けれど近い将来彼らは深く考えるようになり、話すようになり、社会の一員となるのであり、幼児の権利と人間の権利を、砂場に線を引くように分けようとするあなたは何様なんですか?"(p.65)
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映像のインスタレーションを見ているような気持ちになった、とても好き。 1ページずつの掌編が、一見なんの脈絡もないようなんだけどどこか連続している。今までに読んだことのないタイプの作品。日常と非日常が混じり合って溶け合う感覚…感覚が鋭敏になって広がっていくよう。 人対人になった時は...
映像のインスタレーションを見ているような気持ちになった、とても好き。 1ページずつの掌編が、一見なんの脈絡もないようなんだけどどこか連続している。今までに読んだことのないタイプの作品。日常と非日常が混じり合って溶け合う感覚…感覚が鋭敏になって広がっていくよう。 人対人になった時は、えらく皮肉で孤独だなと思った。 きっと原語だったらもっとワードのセンスが読み取れたんだろうな…沢山あるけど、「生まれたてのビッチ」がお気に入り。
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時間と気力があったらそれぞれのページをバラバラにし、出てくる人名などをつなげたりして読み返せば楽しめるかもしれないパズルのような本でした。
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あかん、俺にはちょっと合わない、少なくとも今読んでグっとくるものがない作品だった。 人物と彼らを巡る状況のの整理ができていれば、もっと楽しめたのだろう。でも、メモをとったり整理しつつじっくり読むという余裕がなかった。 松田青子訳ということで、面白そうと思ったのだが、出会うタイミ...
あかん、俺にはちょっと合わない、少なくとも今読んでグっとくるものがない作品だった。 人物と彼らを巡る状況のの整理ができていれば、もっと楽しめたのだろう。でも、メモをとったり整理しつつじっくり読むという余裕がなかった。 松田青子訳ということで、面白そうと思ったのだが、出会うタイミングが違ったかな?
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AMとPMが交互にだいたい1ページずつあり、何気ない日常が描かれていく。ただ描かれる日常は何かしら寂しさや悲しさを少し感じさせる。読後感としては絶望を感じることはなく、人の生に対して優しい気持ちになれる。
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あとから何か決定的だったかもしれないと思い出されるような、すこし特別な瞬間のようでもあり、なんでもない日常のすれ違いのようでもあるシーンを描く断章。 充たされない独特の空気。
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“自分の胸の中にある確かなこの気持ちをどうしたらいいのという時に、ある瞬間、人々は無意識に、〝普通〟から少しずれた、変なことをしたり、口に出したりしてしまうことがある。側から見ると脈略や意図が不明だったとしても、それはその人にとっては、人生に抗おうとする、決死の瞬間だ。そしてその...
“自分の胸の中にある確かなこの気持ちをどうしたらいいのという時に、ある瞬間、人々は無意識に、〝普通〟から少しずれた、変なことをしたり、口に出したりしてしまうことがある。側から見ると脈略や意図が不明だったとしても、それはその人にとっては、人生に抗おうとする、決死の瞬間だ。そしてそのギリギリの小さな瞬間を、アメリア・グレイは見逃さない――” 訳者の後書きも合わせて読みたい、居にくさに対するやさしい答えみたいな本。世界からはみ出しそうな人たちへ。
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