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今のアメリカがわかる映画100本 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2024/03/06

「月刊サイゾー」に連載されていた記事をまとめ、加筆・修正した本。映画はたくさん観ている方だが、本書で扱っている映画100本中、観たことのある映画は1割程度だった。それは、一般的な映画ガイドではなく、アメリカが抱える問題を描いた作品や(ドキュメンタリー映画も多い)、現在のアメリカを...

「月刊サイゾー」に連載されていた記事をまとめ、加筆・修正した本。映画はたくさん観ている方だが、本書で扱っている映画100本中、観たことのある映画は1割程度だった。それは、一般的な映画ガイドではなく、アメリカが抱える問題を描いた作品や(ドキュメンタリー映画も多い)、現在のアメリカを映し出している映画を紹介してるからだろう。アメリカなので、黒人差別を描いた作品が多くを占めている。 町山氏の文章のうまさはさすがで、映画を観ていなくてもそれなりに面白く読めた。ただ、映画は2007年~2017年のもので、年月が経ってから読むと、旬を過ぎた感じがするのは否めない。

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2022/04/21

ハリウッド映画と言うと娯楽を追求した作品のイメージが強いけどこんなにたくさん世相を反映した作品があったのはちょっと意外。 シーンによっては現地で住んだ経験がないとピンとこない場面があることも今回理解できた。 作品の背景を探ることって大切だね。

Posted byブクログ

2019/12/29

主にアメリカの近現代と映画を絡めたコラム。 製作側の事情やバックボーン、背景にあるアメリカの実情(ほとんど暗い部分)を知ることで観たことのない映画は深く、観たことのある映画はより深く鑑賞出来る、と思う。 映画ってメッセージなのだな、と改めて思う。

Posted byブクログ

2019/06/21

著者である町山さんは、映画と現実を結び付けて解説する。映画の内容そのものと現実を比較したり、映画製作の背景から現実をにじませたり、アメリカで起こっている社会現象を映画を通して紹介している。100本の映画を紹介しており、内容一つ一つが文化、歴史、アメリカ社会を語るので軽い読み物とは...

著者である町山さんは、映画と現実を結び付けて解説する。映画の内容そのものと現実を比較したり、映画製作の背景から現実をにじませたり、アメリカで起こっている社会現象を映画を通して紹介している。100本の映画を紹介しており、内容一つ一つが文化、歴史、アメリカ社会を語るので軽い読み物とは言えないし、野球で言えば100本ノックを受けているようで、結構疲れる。 このモザイク模様の100本の映画から、人種、LGBTへの差別の歴史や政治、医学会の出来事など、学ぶきっかけが得られる。 映画の楽しみ方の一つなのかもしれない。

Posted byブクログ

2018/10/20

2010年代の米国映画を振り返るには良い。筆者の別の本と同じ映画が取り上げられて同じようなことが書いてあるのでデジャヴがある。米国の白人優位主義を感じ取れる。

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2018/05/09

100本ものアメリカ映画の評論がまとめられている。相変わらず町山さんの知識量は凄く、今回も「なるほど!そう言うことか!」と思わせるが、忙しくて100本も映画を観れないという人が読む本という印象も受ける。 『最も危険なアメリカ映画』を読んだから後には読んだからか、若干薄く感じたの...

100本ものアメリカ映画の評論がまとめられている。相変わらず町山さんの知識量は凄く、今回も「なるほど!そう言うことか!」と思わせるが、忙しくて100本も映画を観れないという人が読む本という印象も受ける。 『最も危険なアメリカ映画』を読んだから後には読んだからか、若干薄く感じたのかもしれない。

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2018/01/08

100本の作品が取り上げられているが、劇場とソフトで観たものが一本ずつ。新たに観たいと思った作品がかなりあったので、追いかけてみようと思う。

Posted byブクログ

2017/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これもまた読み応えたっぷり。 映画とアメリカのことを書かせたら著者の右に出る者はいないね、きっと。 映画の社会的背景やアメリカの暗部にも触れていて中身充実の一冊!

Posted byブクログ

2017/10/21

10年間、100本の映画。1作3ページは、観たことない映画は観たくなり、数少ない観た映画についてはもっと書いてほしい、ちょうどいい分量。読んで実感する、もうアメリカは革命前夜のような絶望感と緊張感で日本どころじゃないのだ。

Posted byブクログ

2017/10/18

100本という多数の映画紹介ということもあるのか、1本に割くページ数も少なくて、かえってそれが読みやすかった。知らない映画・見てない映画もたくさんのっているし、この映画の頃はこうだったのかぁ~~~と納得することもできて、自分としたら面白く読んだ。

Posted byブクログ