本気になって何が悪い の商品レビュー
2009年から2014年迄の5年間JR九州を社長として、2022年迄の8年間を会長として率いた唐池恒二さんが、自身の偉業を熱く解説する本。 主だった功績だけで、「ゆふいんの森」、「あそBOY」、高速船「ビートル」就航、「うまや」をはじめとする外食事業の立ち上げ、「九州新幹線」、...
2009年から2014年迄の5年間JR九州を社長として、2022年迄の8年間を会長として率いた唐池恒二さんが、自身の偉業を熱く解説する本。 主だった功績だけで、「ゆふいんの森」、「あそBOY」、高速船「ビートル」就航、「うまや」をはじめとする外食事業の立ち上げ、「九州新幹線」、超豪華寝台列車「ななつ星」、「JR博多シティ」、そして、悲願の株式上場、とあり、普通の人だったら、一生掛かってもひとつできるかどうかというくらいの難事業を立て続けにやり遂げた、とんでもなくエネルギッシュなひとだ。 自分の地元が九州なので、帰省するたびに博多駅や唐津駅が賑やかになってるなあ、とは思っていたが、この人の求心力に依るところが大きいようだ。 外食の会社の社長を2期、間を空けてやられた間の不在の3年間は赤字だった、という事実が意味するところは、人によって意見が分かれるところだろうか。
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唐池会長は、テレビでよくお見かけするが、この本を読んでより一層JR九州が好きになった。デザイナーの水戸岡さんとの対談が、また最高でした。JR九州の列車に乗って、お店に行き、買い物したり、食事をしたくなった。臼杵市や飫肥に列車に乗って行ってみたくもなった。この本は、ビジネス書として...
唐池会長は、テレビでよくお見かけするが、この本を読んでより一層JR九州が好きになった。デザイナーの水戸岡さんとの対談が、また最高でした。JR九州の列車に乗って、お店に行き、買い物したり、食事をしたくなった。臼杵市や飫肥に列車に乗って行ってみたくもなった。この本は、ビジネス書として素晴らしくて何度も読んで仕事術を習得したい。
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会社の取締り役が、オススメ本として、「鉄客商売」をあげていて、たまたまこの本が先に手に入ったので先にこちらを読んでみた。 著者が外食産業を離れて、鉄道に戻るとすぐに赤字になり、3年後に外食産業へ再度、出向すると、すぐに黒字になる。 その対策は、手作りに拘ったことだと記載があるが...
会社の取締り役が、オススメ本として、「鉄客商売」をあげていて、たまたまこの本が先に手に入ったので先にこちらを読んでみた。 著者が外食産業を離れて、鉄道に戻るとすぐに赤字になり、3年後に外食産業へ再度、出向すると、すぐに黒字になる。 その対策は、手作りに拘ったことだと記載があるが、著者が戻ったがために、士気が高まったから、よい方向に動いたのではないかと思う。 とりあえずどんなアイデアを言っても大丈夫。 どんな事を試しても大丈夫。 そんな地盤が著者がいく事で復活したのではないだろうか。 それはなんだろう? 最後まで守ってくれる上司、いや、責任を取ってくれる上司とでもいうのだろうか。 そんな風土を生み出せる人物なのではないかと思った。 結局、上に立つ人によって、下の働きも、士気も変わるんだろうなーと。 とりあえず。。 COVID19が落ち着いたら、うまや赤坂店に行きたい。 市川猿之助さんの元お住まいとは。。。(建て直しているので、お住まい現物ではないが) 今でも上の階にはお稽古場があるのかしら? しかし。。驛には行ったことがあったが、まさか、JR九州の外食産業とは思っていなかった。。。 あと!ななつ星乗ってみたい!! あの電車は一生に一度乗ってみたい!! 高いけど。。。。
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唐池さんが外食産業を黒字化した後、 一旦鉄道事業に戻られると、 また赤字が出始めた。 そこには、何があったのだろうか? 効率化の行き過ぎとかいてあったが、 それを"手作り"などを取り入れて 黒字化に戻したというような 単純なものではないように 思うのだが・...
唐池さんが外食産業を黒字化した後、 一旦鉄道事業に戻られると、 また赤字が出始めた。 そこには、何があったのだろうか? 効率化の行き過ぎとかいてあったが、 それを"手作り"などを取り入れて 黒字化に戻したというような 単純なものではないように 思うのだが・・・。 いい面しか書いていないように思う。
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JR九州の元社長で現会長の唐池恒二さんが、国鉄時代から現在までの仕事を通して学んだ事をときに面白く、臨場感あふれる表現で綴っている。 前作の鉄客商売では、主に自分がやってきたことを書いていたが、今回は部下や周りの人が自分と一緒にどんな仕事をしてきたかに触れている。 個人的には...
JR九州の元社長で現会長の唐池恒二さんが、国鉄時代から現在までの仕事を通して学んだ事をときに面白く、臨場感あふれる表現で綴っている。 前作の鉄客商売では、主に自分がやってきたことを書いていたが、今回は部下や周りの人が自分と一緒にどんな仕事をしてきたかに触れている。 個人的には、丸井研修最後のあいさつで冗談を言ったときに、周りも自分も涙があふれてきた話は最高だった。そして近いうちに本当にその冗談が実現するのではないかと思っている。それまでは日経を取り続けようと思う。 前作でも感じたが、こんなリーダーがいる会社は、きっと活力にあふれ、チャレンジすることに前向きなんだろうなとうらやましく思った。 それ以外でも農業に参入した章は当時の害獣に対する苦労と歴代の責任者の対比の部分は「やられた」と思いながらにやりと笑った。 気に入った言葉 「気」を満ち溢れさせる5法則 1.スピードのあるきびきびした動き 2.明るく元気な声(挨拶や会話) 3.隙を見せない緊張感 4.よくなろう、よくしようという貪欲さ 5.夢見る力 有言実行=将来の夢を語り、語った夢の実現に向けて行動を起こすこと 仕事を成功に導く3つの力 1.夢見る力 2.「気」を満ち溢れさせる力 3.伝える力 伝える力 1.興味を引く表現方法 2.絞り込み 3.シンプルで分かりやすく、心に刺さる 4.何度も繰り返し発信する 5.2メートル以内で会話をする 6.「気」を込める 伝えても、伝わらなければ、伝えたとは言えない 本気の学び 1.逆境と屈辱は人と組織を強くすることがある 2.デザインは物語は、いい仕事、いい商品、いい街づくりに不可欠 3.武者修行は最強の鍛錬の場 4.継続は力なり。継続するにも力がいる 5.熱意と準備、そして密度で交渉の成否は決まる 6.手間を惜しまずやりたくなる夢を、リーダーは描くこと 7.夢の実現後、すぐに次の夢を描くことが人を育てる 8.有言実行の誓いと言霊が夢をかなえる 9.何事も最初が肝心、スピードも肝心 10.激論を戦わせた後は真実が見える 11.公平かつ誠実な商いはブランド価値を高める 12.新規事業の成否はひとえに「ヒト」にあり 13.農業はすべてのモノづくりの源 14.人はどうあがいても、大自然にはかなわない 15.いかなる場面でも競争は力なり 16.おいしい食事を一度にもビジネスの種はある 17.まちづくりは成果以上に、成果に至るプロセスが大事 18.「夢」と「気」と「伝える」この3つの力が人をその気にさせる 19.伝えても伝わらなければ伝えたとは言えない
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ユーモアと熱意で仕事を次々成功させているのが痛快。気を満ちさせる事や、いい声の効能など、真似したくなる。好きな事を、夢を持って本気で頑張る事が成功のカギかなと思う。シンプル。
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-2018/01/12 ▶︎やる気と肩書き どちらか一方では成就しない。JR九州を一流企業にした秘訣がここにある。
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格式張らない経営者の本はよいですね。話し上手というか、どこまでか話盛ってるんじゃないかこのおっさんは、という感じ。経営者として成し遂げたことも、それでもふざけ続けていることもすごいが、この人を民営化からしばらく経ってるとはいえ、経営者にした判断もすごい。
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本書は現在はJR九州会長である唐池さんが、JR九州発足から現在に至るまで、赤字体質の会社を改善し、株式上場を果たすまでに成長させた多くの体験、そしてそれらから得られた教訓をまとめた書です。 読後に強く思ったのは、「こんなおもろいおっさんと一緒に仕事がしてみたいな」です。 唐池...
本書は現在はJR九州会長である唐池さんが、JR九州発足から現在に至るまで、赤字体質の会社を改善し、株式上場を果たすまでに成長させた多くの体験、そしてそれらから得られた教訓をまとめた書です。 読後に強く思ったのは、「こんなおもろいおっさんと一緒に仕事がしてみたいな」です。 唐池さんは1953年生まれ。京都大学を卒業後、国鉄に入社。1987年のJR発足と同時にJR九州に入社しました。その後、釜山との連絡船就航、レストラン業の拡大、観光列車の充実、デザイン列車の拡充など多くのアイデア、施策を導入し、JR九州を発展させました。 唐池さんはJR発足時、ある屈辱的な言葉を耳にします。 それはJR三島(さんとう)会社。北海道、四国、九州をひっくるめてそう呼ばれ出しました。ちなみにJR東日本、東海、関西はJR本州三社と呼ばれていました。 言い出した当人(だれかは不明とのことですが)の意図はわかりませんが、唐池さんは、この三島という言葉に、地方を見下した傲慢さを感じ、これの屈辱をバネに「今に見ておれ」とJR九州の発展、拡大に全身全霊で取り組んだとのことです。 よほど悔しかったのでしょう。唐池さんの事業拡大に向けた精神は、並ならぬものがあり、読んでいるだけで迫力を感じます。 お客さま第一、地方の発展と明確なポリシーを常に大切に持ち続け、強いリーダーシップを発揮し続けたさまは、見習うべきものも多いと思いました。 読み物としてとても面白く、ビジネス書としてビジネスパーソンにも参考になる内容に富んだ一冊です。
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とにかくダジャレ(親父ギャグ?)がくどい…!というのが第一印象。そのせいで前半はとにかく読み進むのがつらくて、途中で読むのをやめようかと思った。でも次第にこのノリに馴染むと、段々それを楽しめるようになってきて、部分的に「うまい!」とも思える不思議(笑) でも内容はめっちゃ熱い。「...
とにかくダジャレ(親父ギャグ?)がくどい…!というのが第一印象。そのせいで前半はとにかく読み進むのがつらくて、途中で読むのをやめようかと思った。でも次第にこのノリに馴染むと、段々それを楽しめるようになってきて、部分的に「うまい!」とも思える不思議(笑) でも内容はめっちゃ熱い。「なんでも本気でやってやる!」というのが伝わってくる。 いろんな話があるけど、ビートルのエピソードが1番ビックリした。10年という ロングスパンでの社員育成。無理…!取り組んだ社員たちも、本当にすごい。真似できない…。 「気が大切だ」という言葉が繰り返されるけど、これはよくわかる。お店に入ったら、そういうのわかるよね。
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