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「なんとかする」子どもの貧困 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2023/10/04

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB24391719

Posted byブクログ

2023/09/05

なんとなく子ども食堂のことを知りたくて、この本に行き着いた。 実際はインタビューや実例をもとに、子どもの貧困の実情と、なぜそれが生まれるのか、をさまざまな角度から知ることができる。 漠然とボランティアとか、子供支援とか考えていた自分には、問題意識をシャープにできるすごい本だつ...

なんとなく子ども食堂のことを知りたくて、この本に行き着いた。 実際はインタビューや実例をもとに、子どもの貧困の実情と、なぜそれが生まれるのか、をさまざまな角度から知ることができる。 漠然とボランティアとか、子供支援とか考えていた自分には、問題意識をシャープにできるすごい本だつたと思う。 実際、読んでいるうちに、こんなこともあるのか。こんなこともあるのか。と何度も頭を殴られた。 ぜひたくさんの人に読んでほしいし、自分のこれからの活動の指針にもなる気がした。

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2022/07/05

この本では、第一章で相対的貧困率の数値等を用いて"子どもの貧困問題"の現状を具体的に示し、第二章〜四章からはこの問題に最前線で取り組む人々・団体(インフォーマル中心)にフォーカスする。 面白かったのはそのフォーカス先のセレクト。子どもの貧困問題への支援というと...

この本では、第一章で相対的貧困率の数値等を用いて"子どもの貧困問題"の現状を具体的に示し、第二章〜四章からはこの問題に最前線で取り組む人々・団体(インフォーマル中心)にフォーカスする。 面白かったのはそのフォーカス先のセレクト。子どもの貧困問題への支援というとこども食堂が最も有名だろうし、実際、当書でもしっかりめに取り上げられていた。しかしそれだけにとどまらず、一見この問題とは直接的には結びつかなそうなDMMアカデミー等の取り組みも事例として挙げられていたのが、個人的にはかなり印象に残った。こういう枠に囚われない発想がほしいものだ。 福祉関係の本でいえばかなり読みやすい方だと思うので、『ケーキの切れない非行少年たち』を面白いと感じた人などにおすすめしたい。

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2022/03/27

子どもの貧困についての入門書。現場の人々の意見がところどころみられて参考になる。医療や教育よりも「モノ(テクノロジー)とカネ」という考え方に新鮮味を覚えるのと同時に「なるほどね」と思わず納得してしまいました。

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2021/04/21

経済的な理由で塾に行けない子供たちを集めて勉強を教えることが将来の夢なのだが、湯浅氏の活動は大いに励みになる。自分一人ができる事はたかが知れているが、だからと言って何もしないでいるよりも、1mmでも前に進めることが大事だという事が再認識できてよかった。 そして著者の問題への向き合...

経済的な理由で塾に行けない子供たちを集めて勉強を教えることが将来の夢なのだが、湯浅氏の活動は大いに励みになる。自分一人ができる事はたかが知れているが、だからと言って何もしないでいるよりも、1mmでも前に進めることが大事だという事が再認識できてよかった。 そして著者の問題への向き合い方も参考になる。この本はこれまでの著作と違い、短い文章でテンポよく進んでいくのに違和感を持ったが、ヤフーニュースの再編集だと知ってその理由が理解できた。少しでも多くの人に読んでもらえるよう、媒体の特性に合わせて文体を変えていたのだ。そこまでするのか。 本当はこういう志の高い人にこそ国政を担ってほしいのだけれど、現場から離れた議員の活動には興味ないのかな。

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2020/12/29

退屈は、何の希望も意欲ももたない状態では、人は退屈だと感じない。何かをやるエネルギーが自分の中に生まれているのに、何もやることがないとき、人は退屈だと感じることができる。

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2019/10/21

子どもの貧困に立ち向かう仕事をしていて、心が折れかけたときに勇気をもらいました。 これだけたくさんの人が、真剣にとりくんでいる。 コップを1cm動かすところからはじめよう。 正解なんてないのだから。

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2019/06/18

貧困に対しどのようにアプローチするのか 事例に沿って説明されている。 口語で書かれている部分が割と多い。

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2018/12/25

自己責任論と社会システム論を考える上で様々な取り組みが紹介されている。ほんのちょっとでも自分にできることを考え、行動するきっかけになる良書です。

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2018/05/25

貧困と格差の問題は理屈は理解できても感情的に腹落ちしてない人は多いのではないだろうか。ただ子どもの貧困は大人の貧困よりは理解が得られやすく、子ども食堂の広がりは、それと関係があるかもしれない。子どもが課題を抱えているというのは、その家族、地域、社会が何かしらの課題を抱えているとい...

貧困と格差の問題は理屈は理解できても感情的に腹落ちしてない人は多いのではないだろうか。ただ子どもの貧困は大人の貧困よりは理解が得られやすく、子ども食堂の広がりは、それと関係があるかもしれない。子どもが課題を抱えているというのは、その家族、地域、社会が何かしらの課題を抱えているということである。地域の縁が薄くなり、孤立している子どもが増えてきた。それは子どもだけか。高齢者や大人もそうではないだろうか。子どもの貧困対策は地域の再生、つまり誰もが生きやすい街づくりにつながる。本書は著者の思いを抑えつつ、全国、各地の取り組みをルポのように紹介し、私たちはこれからどうすればいいかを考える希望の種を著したものだと思う。

Posted byブクログ