青少年のための自殺学入門 の商品レビュー

寺山修司(著者)

2024/01/16

自殺は生から逃げてゆく死ではなく、もう一つの性へ向かってゆく死
事物の充足や価値の代替では避けられない不条理な死

2022/10/29

死に方くらい自分で選びたい。今死んでも社会に殺されたことになるんだ。
最後くらい美しく高尚に別れを告げたい

2022/07/13

世の自殺のほとんどは本質的には他殺、本当にその通りだと思った。真の自殺は確かに美しいかもしれないと思ったけど、相当の精神的貴族にしかできませんね。

2022/03/12

友人からもらった本です。

理想的な美しい自殺は文学のなかでは成り立つと私も思いますが、現実の話になるとそれは違うと私は思います。

現実の自殺は、どんなものであっても、けっして美しいものではないと思います。

著者の経歴は詳しく知らないので、違っているかもしれませんが、自殺を考えたことがある私から言わせると、著者は実際に自分のこととして自殺を考えたことがないのではないかと感じました。

2021/12/03

難しかったけど解説読んでなるほど！と。
さよならだけが人生だってここの言葉だったのね。
寺山修司なりの自殺の定義が魅力的だった。

2020/02/27

2020.2.27
私は何かを考えなければいけない。
死ぬということが、つまりはどういうことなのかを考えなければならない。
死というのは単純な、体の動きを止めることではない

2019/02/14

わたしが今死んだらそれは他殺ということになるだろうか。寺山曰く「ぎりぎり追いつめられた中小企業の経営者の倒産による自殺は、自殺にように見えるが実は“他殺”である」「ノイローゼで首を吊った、というのは病死だし、生活苦と貧乏に追いつめられてガス管をくわえて死んだのは＜政治的他殺＞である」のだから。ということは、南条あやも二階堂奥歯も他殺なのかな。あるいは病死か。
「自殺が美しいとすれば、それは虚構であり、偶然的だからである」生きることから逃れるというのは自殺の理由としては美しくない。というか生きることから逃れたいと思うような状況によって殺されていることになるので、そもそもが自殺ではなかろう。真の自殺というのは死ぬということを目的としている。生きたくないから自殺するのか、死にたいから自殺するのか、前者は自殺のライセンスを与えられないだろう。