雅 の商品レビュー

高原郁子(著者)

2017/09/18

そらまめ文庫第二弾。
昨年11月から五行歌を書き始めたという高原郁子（こうげん・かぐわし）氏の初めての歌集。
歌があふれてとまらないという。読売新聞さいたま版の五行歌欄にも、毎日のように投稿されている様子。
歌を書く意欲、意思の強さは、創作する人として望ましい、と草壁焔太五行歌の会主宰も語る。

装丁メイキングストーリーはこちらから↓
http://shiduku.cocolog-nifty.com/heart/2017/09/post-caf0.html

2017/09/18

どの面
引っ下げて
あの世へ行こうってんだ
その面
今作ってんだよ

死ぬなんて
何と勿体無い
此の世は
自分が思っているより
遙かに広いぞ

自分の歩んで来た
道に
石を落とし行く
娘が
迷わぬように

”彼女の歌は人が確信を持てるなにかに至った時の、喜びの迫力で満ち満ちている。何かを確信できることは人にとって最もうれしいことなのだ。彼女の確信の中でも最も強く輝かしいのは娘への愛であろう。それは徹底してしていて読み手にも心地良い。この愛が人類の主たる軸であることを、私たちが知っているからだろう。”
（五行歌の会主宰　草壁焔太　跋文より）

市井社紹介ページはこちらです↓
http://5gyohka.com/shiseisha/kaguwashi2017.html