月曜日の友達(1) の商品レビュー
大好きな恋人(元)や家族のこと、たくさん考えながら読んだ。言語化できない気持ちを表現していて有り難かった。
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ひょんなことから水谷は月曜日の夜の学校で超能力の訓練に付き合うようになる。クレイジーな月野に驚きと戸惑いを隠せない水谷だったが、好奇心が止まらない。気の合う友達を発見するのであった。水谷の想像を越えてゆく月野の心は、意外なもので、水谷の少年少女の心とは、違った色をしていた。水谷の好奇心旺盛な瞳に映り込む情景が印象的すぎた。 内容に啓蒙的な押しつけがましさはあるかもしれない。それでもこの作品は読んでてすごかった。ステキだなあ。と私は思った。
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「ありがとう」と「ごめん」は言えた方が良いよね。 ハキハキ感謝の意を伝えたり、自分から謝罪するのが時に難しかったりするけれども。 目に映る相手とかプールに反射する建物とか印象的だった。 ウルっと来た。
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漫画喫茶で一気読み。 全2巻と短めだが、面白かった。 SFと中学生の思春期特有の悩みがいい感じにミックスしており、幻想的な雰囲気を醸し出している。 登場人物それぞれが何かしらの葛藤を抱えており、自然と自己投射や内省が促された。 中学生という難しい時期を、特に大きな悩みもなくあっという間に駆け抜けてしまった自分にとって、このような思春期の機微が描かれた作品は、眩しくて、羨ましくて、何となく微笑んでしまう。 ふとしたときに読み直したい作品だった。
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ボーイミーツガールとか一期一会とか、要は人と人が交わるその一瞬てのはやっぱり奇跡としかいえないもので、それがどんなに人間として普遍的な事象だとしても、またその後の二人にいかなることがあったとしても、そんなことはどうでもいい。 それは当事者にとってはどんなことにもおきかえられない、...
ボーイミーツガールとか一期一会とか、要は人と人が交わるその一瞬てのはやっぱり奇跡としかいえないもので、それがどんなに人間として普遍的な事象だとしても、またその後の二人にいかなることがあったとしても、そんなことはどうでもいい。 それは当事者にとってはどんなことにもおきかえられない、オリジナルな魔法の一時なのだ。 そのようなもので「私」の心ができているからには、もはや相手に「そうだったよね?」と確かめる必要もない。 なぜなら、もう宝は既にそこにあるからだ。 …と、そのようなことを思い出した。この本もまた、奇跡だ。
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中学に上がった途端、小学校からの友達が「中学生」の顔になって、自分は自分のままの水谷は違和感を覚えている。月曜日が嫌い、と彼女は周囲の風景や空気感と共に、自分の月曜日嫌いを文学の様にモノローグで表現する。身体を動かす事が好きで、泳ぐのを止めてしまうと死んでしまうマグロの様に彼女は...
中学に上がった途端、小学校からの友達が「中学生」の顔になって、自分は自分のままの水谷は違和感を覚えている。月曜日が嫌い、と彼女は周囲の風景や空気感と共に、自分の月曜日嫌いを文学の様にモノローグで表現する。身体を動かす事が好きで、泳ぐのを止めてしまうと死んでしまうマグロの様に彼女は動き続けようとするが、奇抜な行為と周囲には面白がられるだけ。水谷の中には肉体表現としての落ち着きのなさとは相反して、文学的な表現力を抱き持っていると知っている友達は居ない。誰もが「解り易さ」でしか物事を理解しない。 色白で小柄な月野透と言う少年が同じクラスに居るのに気付く。月野はクラスで浮いている。彼の異質さは彼の中に在るものと関係しているのだろうが、彼は多くを語らない。水谷と月野は、水谷が「嫌い」になった月曜日の放課後の学校で相まみえる。月野は机とボールを並べて「超能力」の訓練をしている。水谷は月野を変な奴と言いながら、月曜日だけの友達になる。 秘密の友達。 私にも秘密の友達がいた。なんで秘密になってしまったんだろうと今でもふと思い出す事がある。小学生までは親友だったのに、中学に上がった途端、互いに互いの友達グループがあるので、学校で会っても殆ど話さないのに、ずっと文通をしていた。秘密にしている限り、特別な存在なんだと思いたかったのか、そんな事より、会えば話をして、放課後に一緒に帰ったり遊んだりすれば良かったと今でも思う。
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不穏だ....。「プンプン」を思い出すような不穏さだ。 そしてこの先が心配&ワクワクで堪らない。 名作「ちーちゃん」からの期待でのスピリッツ連載となったのでしょうがこれはスピリッツ正解でしたね。 雑誌にあった連載だと思います。 次巻に期待です。 ちょっと気になったのがあの...
不穏だ....。「プンプン」を思い出すような不穏さだ。 そしてこの先が心配&ワクワクで堪らない。 名作「ちーちゃん」からの期待でのスピリッツ連載となったのでしょうがこれはスピリッツ正解でしたね。 雑誌にあった連載だと思います。 次巻に期待です。 ちょっと気になったのがあの白紙のページ。 ...あれ連載中も白紙だったんでしょうか? 確かに印象的でしたが、ふきだしのみ数ページのあとの最後のページが白紙....鳥山先生なら「このページ原稿料はいりません」と言いそうですねw
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小学生から中学生になった頃、こんな繊細な気持ちで考えていただろうか。なかったな。だけど水谷茜の気持ちは痛いほどわかる。周りが大人になっていく。自分一人置いていかれたような気になる。周りと違っている。自分は何も変わってないのに。そして自分と似た人を知ってときめく。月野透、変な奴。人...
小学生から中学生になった頃、こんな繊細な気持ちで考えていただろうか。なかったな。だけど水谷茜の気持ちは痛いほどわかる。周りが大人になっていく。自分一人置いていかれたような気になる。周りと違っている。自分は何も変わってないのに。そして自分と似た人を知ってときめく。月野透、変な奴。人と何かが違う。そう思ったときが、気持ちが動く始まり。何かが変わる。
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みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に。 大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。阿部共実、最新作にして最高傑作、誕生!(Amazon紹介より)
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