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ブラザーフッド(1) の商品レビュー

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2017/10/21

この『ブラザーフッド』(1)を読み終わった時、少なからず、ショックを覚えた いや、勘違いしないでほしいが、駄作を買ってしまった、ってショックではない。これが面白い漫画だったからこそ、ちょい凹んだのだ ショックを覚えた理由は、この『ブラザーフッド』が新漫画レーベルである、サイコミで...

この『ブラザーフッド』(1)を読み終わった時、少なからず、ショックを覚えた いや、勘違いしないでほしいが、駄作を買ってしまった、ってショックではない。これが面白い漫画だったからこそ、ちょい凹んだのだ ショックを覚えた理由は、この『ブラザーフッド』が新漫画レーベルである、サイコミであることだ 別に、Cygamesそのものに恨みがある訳じゃない。ただ、こんだけ面白い漫画なら、週刊ヤングジャンプで連載してほしかった、と思ってしまった 内容的に週刊誌じゃマズいって感じでもないし、やっぱ、大人の事情があるんだろうか まぁ、こうやって読め、感想を書けるのだから、週刊ヤングジャンプに掲載されてない事を悔いるより、Cygamesが村上先生の実力を高く評価してくれた事に感謝すべきだな 久しぶりに読んだ、こんなに胸が熱くなる、王道の不良漫画は やや時代錯誤的な憧れを、“不良”って存在に抱き、実際にそこを目指しちゃう、ちょっと単細胞だけど、弟思いで喧嘩が強い兄と、かなり冷めていて、言動もズレ気味だけど、兄を疑わない弟が、頂点を目指して、不良の巣窟である高校で成り上がっていく、そんなストーリーに心を震わすなって方が難しい 兄弟の絆にグッと来る一方で、不良漫画の醍醐味と言っても良い、喧嘩のシーンは手に汗握れる大迫力で、村上先生の「描きたい」が伝わってくる ほんと、ここ最近、芯のある不良が減り、そんな天然記念物を主役にした漫画も減っていた。だからこそ、この『ブラザーフッド』は、もっと世間から注目されるべきだろう 私のレビュー一つで何が変わるってコトはないだろうが、書かないよりはマシ 不良らの聖書(バイブル)になるかは、まだ微妙だが、私は10・30に出る(2)は買う気満々だ・・・まぁ、馴染の書店が入荷してくれるか、そこが問題だけど 次巻では、一体、どんなトラブルに、血よりも濃い絆で繋がっている、大和と武蔵の兄弟は巻き込まれ、その災難を力技と漢気で突破するのか、楽しみだ できりゃ、プロレスの大技で決着がつく一戦を観たいんだが、厳しいだろうか どの回も、村上先生らしさが出ている、と思う。その中でも、私がお勧めしたいのは、第4話「ギザギザハートの子守唄」だ。不良漫画に必要不可欠な要素とキャラ、それはライバル。拳で語り合い、友情とは少し違う縁を結んだ相手、それがライバルだ。真っ向からぶつかり、互いの強さを認め合った大和と風男。果たして、再戦または共闘が、今後、ありえるんだろうか? そんな期待を持たせてくれる、第4話と同じくらいグッと来たのが、おまけ漫画「世界が終わるまでは・・・」だ。私の好きな曲名がサブタイトルになってるってのも大きいが、武蔵がバスケに打ち込む姿は見てみたい。村上先生なら、バスケ漫画も疾走感や躍動感、そんで、純粋な熱で満たしてくれるはずだ この台詞を引用に選んだのは、大和のカッコ強イイってとこが、ハッキリと出ているからだ。プッツンするスイッチが、弟のピンチ、この兄貴、最高すぎ。やっぱ、世の中、怒らせちゃならん男はいるもんだなァ

Posted byブクログ