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出生前診断、受けますか? の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/04/08

また大人になってから、 もし妊娠したら、してから読みたい、読むべきだ 出生前診断=すべきではない と思っていたけど一概にそうとも言えない。 読んでよかった! リアルなエピソードに泣きそうになった

Posted byブクログ

2020/02/05

◯内容を踏まえると、妊婦向けに書かれたのか、挿絵も可愛い。 ◯全体の構成も分かりやすく、読みやすいため、悩んでいる人や、そうでない人にも、みんなに読んでほしいという気持ちが伝わる。 ◯事例がよく取材されていて、とりわけ子どものことがよく書いてある。 ◯子どもの名前の由来、諦めた子...

◯内容を踏まえると、妊婦向けに書かれたのか、挿絵も可愛い。 ◯全体の構成も分かりやすく、読みやすいため、悩んでいる人や、そうでない人にも、みんなに読んでほしいという気持ちが伝わる。 ◯事例がよく取材されていて、とりわけ子どものことがよく書いてある。 ◯子どもの名前の由来、諦めた子が男の子でした、というエピソード、一つ一つが心に響き、期せずして、涙をさそう。家族の気持ちになったような気がしてくる。 ◯また、あくまで客観的に事例を紹介しているが、諦める判断をした場合も、そうでない場合も受け入れて、とにかく寄り添う支援の必要性を説いている。(エピソードもその流れを組んでいる) ◯新しい出生前診断が広まりつつある中、様々な議論が行われているが、そういった議論とは別に、行政の支援として、寄り添うかたちでのアプローチが必要なのではないか。

Posted byブクログ

2018/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供を産むという一大プロジェクトにおいて、「自分でコントロールできない未来との折り合いをつける」ということはとても重要なプロセスだと思います。 (ネガティブな意味ではなく) この「コントロールできない未来」には色々な要素がありますが、そのひとつが子供の先天的な障害であり、その一部の可能性を事前に把握するのが出生前診断です。 本書は、さすがNHKスペシャル取材班だけあり、出生前診断を通して胎児と向き合ったさまざまな家族のドキュメンタリーがとても心に刺さるものでした。 流産・死産・人工死産が特別なことではなく、非常に身近なことだということに、気付くとともに、出産ということを生々しくリアルに理解するために、とても大切な一冊だと思いました。 「あなたが決めていい」 「子供への期待を手放すのが子育て」 という言葉が、印象に残りました。

Posted byブクログ

2017/11/17

[図書館] 読了:2017/11/17 分かりやすく、妊婦に寄りそった語り口の本。 p. 228 遺伝カウンセラーの田村智英子さんは、検査に踏み切れず、かといって検査を受けないと決めることもできず、身動きが取れないような状況になっている人に対しては、「検査を受けるということと...

[図書館] 読了:2017/11/17 分かりやすく、妊婦に寄りそった語り口の本。 p. 228 遺伝カウンセラーの田村智英子さんは、検査に踏み切れず、かといって検査を受けないと決めることもできず、身動きが取れないような状況になっている人に対しては、「検査を受けるということと、結果によってどうするかということは切り離して考えましょう」とアドバイスするといいます。 p. 229 「検査を受けるのであれば、事前にさまざまなケースについて理解していたほうが、そのあとに障害や病気がわかっても、ショックが少ないということが知られています。『自己コントロール感の強さ』というんですが、これから起こりうることが自分の手の中に収まっている感覚を持っていたほうが、人は落ち着いてものごとを受け止められるんです」 → この本で様々なケースを知っておくことができる。まさにそのための本だったと思う。 p. 229 また、検査を受けて病気や障害がわかった場合、その後どうするのかについては、必ずしも事前に夫婦で決めておかなくてもいいと伝えるそうです。 「検査を受けても何も見つからないことのほうが多いわけですし、その場その場で、人の気持ちは変わるものですから。そのときに考えればいいと私は思っています」 「すべてを事前に決めておかなくてはならない」と身動きが取れなくなってしまっている人は、このように考えることで、冷静になることができたり、少し心の負担が減ったりすることがあるかもしれません。 → まさに自分の今の状況だった…。 p. 231 障害があってもなくても「期待を手放す」ことが子育て 成人になるまで、親の期待を一度も裏切らない子どもはいない。 あと、第1章で説明されている、NT検査結果は胎児の向きは真横でなければならない、胎児の体が反っていると実際より厚く見える、画面全体に頭と胸の上部だけを映して測らなければならないならない、など厳密な測り方があり、FMFの資格を持っている人が検査しなければならないという意味がやっと分かった。 素人判断のような判定で中絶やむを得ず、という説明の仕方をしたり、本来検査可能期間ではない9週に測ったNTだけで「染色体異常」と説明する医師など、本当にいるんだ…と驚愕してしまうような医師がいることが分かった。

Posted byブクログ