堺屋太一著作集(第11巻) の商品レビュー
チンギス・ハンの戦いの歴史と特徴を余すところなく述べている。グローバルおよび能力主義という現代のテーマの源流でもある。それも、11世紀から12世紀にかけて、中央アジアに突如として現れただけでなく、その後100年余りで姿を消し、20世紀から21世紀に勢いを増してきていることに注目し...
チンギス・ハンの戦いの歴史と特徴を余すところなく述べている。グローバルおよび能力主義という現代のテーマの源流でもある。それも、11世紀から12世紀にかけて、中央アジアに突如として現れただけでなく、その後100年余りで姿を消し、20世紀から21世紀に勢いを増してきていることに注目したい。なぜ、この900年の空白が起こったのだろう。この物語の裏面には、人間はローカルが好きなんだ、能力や多様性よりも血統や近似性の方が好きなんだという逆説が見え隠れする
Posted by
世界でもっとも多くの遺伝子を残したものは、チンギスハーンであるということがどこかにかいてあった。卓抜した先駆者も、日本、ベトナム、インドを落とすことができなかった。源義経をチンギスハーンと見なした伝説について、日本には英雄の遺伝子はのこっていないのであろうか。
Posted by
- 1