サイモンは、ねこである。 の商品レビュー

ガリア・バーンスタイン(著者),なかがわちひろ(訳者)

2022/02/24

「ぼくたち、にてますね」と言った後のライオン達の沈黙、そして大笑い、ユーモアたっぷりの絵に物語の始めから惹きつけられました。
ネコ科の動物の違うところ、同じところを学び、違いを見つければ優劣をつけて馬鹿にしたけど、同じところを見つければ認め合い仲良くなれることを知れる。
人間も、同じ人間同士、違いを認めて仲良く遊べたらハッピー。

2021/10/15

ネコ科の仲間のお話。

ライオンと、トラと、チーターと、ピューマと、クロヒョウは、みんなカッコいいけど、どこか似てる。
一番かっこよくないネコに似てる。
それに気がついて、皆んななかよくすると言う楽しいお話だ。

同じ日本人で、同じ学校で、同じクラスで、
自殺に追いやるまで、仲間を追い込む。
学校も教育委員会も事なかれ主義の責任放棄の
無責任組織に徹する。

自殺に追いやるなんて犯罪じゃん。
それを隠蔽する組織なんぞ犯罪幇助じゃん。

ネコ科の仲間のみんなの方が、まともじやん。

なかなか良くできたお話で、また考えさせられるお話だ。

うん。

2020/09/05

２歳〜。
年長くらいになると、ネコ科の話だと理解できる。
似ているけど、異なる、ということを知ることきっかけになります。キャラクターが可愛らしい。

2019/08/06

私はこの絵本で子供たちに伝えたいことがたくさんある。人権だとか、互いに尊重し合うことだとか、科学的に見ても、猫科の話ができるし、世界平和の話だってできる。違いを見るよりも、同じこと、ポジティブなことを見ていけるなら、世界はこんなに生きやすくなるのだと。

私は絵本で世界平和を実現できると本気で思っている。絵本は、小説や絵ではない。読書というジャンルでは収まらない大きな力がある。動画でも、演劇でもない。新しい表現の一つなのだと思う。

「サイモンは、ねこである。」と小学５年生にタイトルを読み聞かせしたら、

「せんせいー、漱石みたいなのですか？」と聞いてきた。
「わがはいは、ねこである。」でしょ。。。って。

名はない。だが、絵本が、絵本として、世界中の争いや偏見を無くす日がくると信じて、考え、語り、行うのだ。

2019/06/12

4年生と5年生に読み聞かせをした。4年生の理科「わたしたちの体と運動」のところで、骨・筋肉・動物の体を学習するときに紹介した。同じねこのグループの動物でも似ているところと違うところがあることがよくわかった。絵のデザインが素敵。

2019/05/10

原題: I AM A CAT
ちなみに、夏目漱石著「吾輩は猫である」の英語翻訳は I AM A CAT
……

2018/01/30

短所をあえて晒してでも唯一無二の自分であろうとした(する)自分が重なって見えて苦しかったけど、そんな変な鎧を捨て切って打ち解けたときのほうがあったかく仲良くなれるよね〜〜てほのぼのした。鎧を捨て切る強さを手に入れたい！

2017/11/23

自分を唯一無二と思うこと、高いプライドは生まれるけどちょっぴりしんどいこともあるよね。仲間なんだ、と知った時のみんなの表情を見ると、肩の力がグーンと抜けたことが伝わってきます。じゃれてごろごろして固まって寝る、緩みきった幸せな表情にこちらも温かな気持ちになります。似てるよね、と認め合うことが、これほど解きほぐしてくれるのだと知りました。わたしは誰に似てるかな。探してみたくなりました。

2017/10/30

ライオン、トラ、ピューマ、クロヒョウ、チーター…、ネコのサイモンは、「ぼくたち、にていますよね」といいました。ライオンたちは、びっくりしておおわらい。どんなにじぶんがすばらしいか、サイモンにいってきかせます。でも、にているところもあるんじゃない？
ちいさなちいさなネコとおおきなライオンたちの楽しい絵本。

2017/09/09

ぼく、猫のサイモン。
僕たち、似てますよね？
言った相手は、ライオンにチーターにクロヒョウなどなど
あーあ、大爆笑されちゃった
でも、やっぱり似てる！！！！