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魚だって考える の商品レビュー

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2024/06/26

<目次> 第1章  サカナの脳は小さいか 第2章  サカナは臆病だけど好奇心もある 第3章  ゼブラフィッシュは寂しがり 第4章  サカナの逃げ足 第5章  恐怖するサカナ 第6章  サカナも麻酔で意識不明? 第7章  各方面に気を配るトビハゼ 第8章  眼を見て誰かを当てるの術...

<目次> 第1章  サカナの脳は小さいか 第2章  サカナは臆病だけど好奇心もある 第3章  ゼブラフィッシュは寂しがり 第4章  サカナの逃げ足 第5章  恐怖するサカナ 第6章  サカナも麻酔で意識不明? 第7章  各方面に気を配るトビハゼ 第8章  眼を見て誰かを当てるの術 第9章  サカナいろいろ、脳いろいろ 第10章  ハゼもワクワクするか 第11章  飼育は楽し 第12章  スズキだって癒やされたい <内容> 広島大学のサカナ研究室の吉田先生と学生、院生の活動記録だね。鳥取環境大の小林先生とか、生物系の大学の研究室の活動記録って、結構面白い(当のメンバーは苦労して実験してるんだろうけど)。低予算でさまざまな実験機材を作ったり、とても地道に観察記録をつけたり。でもその成果が世の中のいろいろな発見につながっているのだと思う。サカナの世界はまだわからないことが多いようなので、頑張って欲しい。

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2024/06/10

私もかつて修士課程の学生として ゼブラフィッシュを使った研究を していた。魚に思考があるか、とか 考えたこともなかったが、当時そんなこと も考えながら研究をしたらもう少し 楽しんで取り組めたかもしれない。 それはさておき、 読んでいて面白いなと思ったところは サカナの逃げ足の項...

私もかつて修士課程の学生として ゼブラフィッシュを使った研究を していた。魚に思考があるか、とか 考えたこともなかったが、当時そんなこと も考えながら研究をしたらもう少し 楽しんで取り組めたかもしれない。 それはさておき、 読んでいて面白いなと思ったところは サカナの逃げ足の項目と 眼を見て誰かを当てるの術の項目 サカナは敵を見てあっちに逃げようと 考えているわけではなく、反射で 動くらしく、人間が網ですくう スピードなんて目じゃないくらい 早く反応することが実験で実証されていた。 また、お金のない研究室でも有効な 各魚の個体識別をどうやってするかを サカナの眼の虹彩の観察をすることで ほぼ100%可能にしたらしい。 うちでも淡水魚を数匹飼っている。 今日は観察してみよう。

Posted byブクログ

2023/02/02

傷から警報物質としてフェロモンを出していると知って驚いた。他の個体を守るための機構として効率が良い。 わずかな殺虫剤や重金属、pHの変化はシグナルへの感度を低下させると知って、改めて化学物質は適切に処理しないといけないなって思った。 脳の分野の大きさによってその種が何に秀ているか...

傷から警報物質としてフェロモンを出していると知って驚いた。他の個体を守るための機構として効率が良い。 わずかな殺虫剤や重金属、pHの変化はシグナルへの感度を低下させると知って、改めて化学物質は適切に処理しないといけないなって思った。 脳の分野の大きさによってその種が何に秀ているか(嗅覚、視覚など)がわかる

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2019/02/24

分野名をあえていうなら「生物心理学」「行動神経科学」らしい。魚のココロ(行動)を調べる領域。その時脳の細胞とか神経の構造とかも見て,行動と神経科学の両方を見る研究室みたい。小林朋道氏の「先生!」シリーズに似た感じの,魚版。語り口はもうちょっとさらりとしてるかな。絶妙に擬人化した表...

分野名をあえていうなら「生物心理学」「行動神経科学」らしい。魚のココロ(行動)を調べる領域。その時脳の細胞とか神経の構造とかも見て,行動と神経科学の両方を見る研究室みたい。小林朋道氏の「先生!」シリーズに似た感じの,魚版。語り口はもうちょっとさらりとしてるかな。絶妙に擬人化した表現(たぶん研究者がふだん頭の中で素朴に使ってる表現なんだろう)もありつつ,でも実際の解釈はきちんと地に足ついてる。

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