裏社会の危険な心理交渉術 の商品レビュー

内藤誼人(著者)

2020/03/24

裏社会で活用される交渉のスキルを55紹介する。2時間足らずで読める。ビジネススクールで交渉学の勉強をしている際に紹介を受けた。
普段、自然に使っているものも多いが〇〇法とか言われると確立したスキルに見えるから面白い。いちいち、どこかの教授の論文を引き合いにするところも、信頼を演出している。

メモ

ドアインザフェイス
→面前で交渉決裂からの再開
サッチャーのカウンター戦術
→揚げ足取りから交渉。面接などでよく使う
踏み込み法

ブーメラン法
→ナンパや電話営業でよく使われる。しつこいが、論理的であろうとする人間に効果的。

分割価格法
リトルパピードッグ法
プライドをくすぐる、愛校心
忙しさをアピール
グッドコップ、バッドコップ
タイムプレッシャー法
バンドワゴン法
2人連れを狙う、サクラ

2017/09/19

著者の類書は多々あり、焼き直し感は否めないが、やっぱり裏社会を題材に取られると素朴に面白いんだなこれが。。。ついつい引き込まれてしまう。
そして、役に立ちそうな感じがプンプンする。基本的な心理学の実験で実証された理論ばかりなので信頼もできる。一度読み終えた後はポイントをまとめておけば短時間で復習できるし。
ただし、交渉というテーマからは少し外れたトピックも散見された。その辺は徹底してもらえるとありがたい。