Ank: a mirroring ape の商品レビュー
これは 中毒性があるなぁ テスカトリポカ 気になるけど怖いそうだし 爆発物処理班.. 面白かったし 長編も試してみようかな...と 読み始めたら どっぷりはまってしまった 人が暴徒化している場面はツラいし 小難しい 科学的な部分も多い だけど アンクの行き先が気になる 望さ...
これは 中毒性があるなぁ テスカトリポカ 気になるけど怖いそうだし 爆発物処理班.. 面白かったし 長編も試してみようかな...と 読み始めたら どっぷりはまってしまった 人が暴徒化している場面はツラいし 小難しい 科学的な部分も多い だけど アンクの行き先が気になる 望さんの 夢が どうなるのか気になる ヒトのヒトたる根源 ヒト一歩手前の世界 激しく 熱い暴力の世界の向こうに 垣間見える遠い本能の記憶 ラストは切ないけれど 妙な説得力があって あー 読んでよかった
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佐藤究作品を連続して読んでるけど、またもや斬新極まる物語! このリアリティとスピード感が魅力だな。文章が過去形じゃないからか、ノンストップパニック映画を観てるかのよう。 類人猿とヒトの進化の違いなどの学術的要素が強いので、意外と恐怖は感じない。大丈夫、怖くないよ。
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小説の題名でAnkとは、主人公鈴木望が、激しい戦闘地帯南スーザンの首都ジュバで保護されたチンパンジーにつけた名前です。 古代エジプトから発掘された王だけが使うことが出来る鏡の名前に由来する。 ウガンダの密猟者によって運ばれていた途中―密猟者にとって、チンバンジー・ゴリラは宝...
小説の題名でAnkとは、主人公鈴木望が、激しい戦闘地帯南スーザンの首都ジュバで保護されたチンパンジーにつけた名前です。 古代エジプトから発掘された王だけが使うことが出来る鏡の名前に由来する。 ウガンダの密猟者によって運ばれていた途中―密猟者にとって、チンバンジー・ゴリラは宝石と同じだという。ワシントン条約違反等でドライバーは逮捕された。しかし、紛争地にある南スーザンに高度な知能を持つチンバンジーを保護する場所はなく、受け入れ先を探していたところシンガポールの霊長類研究プロジェクトが飼育用のチンバンジーを探していた、と。 望の研究論文は、科学雑誌に掲載されたものの世界中の誰にも注目されなかったし、問い合わせもなかった。たった一人を除いては。 望は、その論文について考えれば考えるほど落胆していた。欲しいのは評価そのものではなく、研究のできる環境作りであって、そのため結局〈霊長類研究者鈴木望〉への注目と予算だった。 そんなとき、望の衛星携帯電話が鳴った。もう一人の主人公ダニエル・キュイからだった。当時名もない霊長類研究者であった鈴木望の論文を読み、望と直接面接してからのことだった。AIのシステムを開発し巨万の富を得た。しかし、ある理由からAIに抱いていた不満があり、開発の母体である組織を撤退し売却してしまったのだ。 なぜ手放したのか? ダニエルは、シンガポール人・北米ビジネス誌が選ぶ〈世界で最も影響力のある百人〉に名を連ねるAIの研究者・開発者だった。彼は、京都市中央区の〈スターバックス〉にやってきた。 『突然呼び出してすまなかった、どうしても君に会ってみたくてね』、店内に顔を覚えている客はいなかった。数百億ドルの資産をコントロールできる彼が、注文の珈琲二杯は、彼がポケットに手を入れ小銭を出して奢ったのだ。 後日譚、ダニエルは、その当日〈スターバックス〉を借上げていたのだ。しかも、プライベートジェットで伊丹空港に着陸し来日したのだ。以後KMWPセンターをダニエルが十億ドルを出資し設立した。 小説の章ごとに日付があり、過去から未来へ、未来から過去へと繰り返す。そして未来に暴動が起こることを示唆する。 その暴動については原因も何もわからない。 いくつもの章の冒頭でカウントダウンされ、暴動が迫ってくるドキドキ感は読みどころだと思う。 小説の本質は、数千万年前から現在そして未来へと繋ぐメッセージだと思う。 読書は楽しい。
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2026年京都が舞台のお話。一匹の類人猿が引き起こす暴動。暴力的な描写が多くて、途中で読むのが辛くなったけど、ラストは圧巻。コレはすごい。伏線回収が気持ちいい。なんとも切ないお話だな……仕方ないんだけどさ。
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面白かった。中盤に中弛みはあったけど一気に読めた。 どうやって人類は言語を手に入れたか、という壮大なテーマをかなりきれいにまとめている。 「元々無いと有ったけど無くなったでは意味が違う」は、見落としがちな視点だな〜と思う。忘れないようにしたい。
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'21年10月3日、読了。図書館本です。佐藤究さんの作品、初です。 なんとも壮大な、物語…で、とても面白かった、のですが…なんだか、僕にとっては、とても読みにくい小説でした。読み終わるのに、一週間以上、かかってしまいました┐(´д`)┌別に、難しい小説ではないと思いま...
'21年10月3日、読了。図書館本です。佐藤究さんの作品、初です。 なんとも壮大な、物語…で、とても面白かった、のですが…なんだか、僕にとっては、とても読みにくい小説でした。読み終わるのに、一週間以上、かかってしまいました┐(´д`)┌別に、難しい小説ではないと思いますが。 文が細切れのようになっていて…どうも集中力が持続しない。これだけ面白い小説なのに。何度も挫けそうになりました。 でも、とても立派な出来、と思います。参考文献、いったい何冊読んで書いたんだろうか?(巻末に参考文献のリストは、ちゃんとあります。) ミラリングの話とか、科学的に事実なのかな?強烈に好奇心を刺激する、凄い小説でした! 佐藤究さん、直木賞受賞だそうで…ややこしい(失礼!)題名の受賞作も、読んでみようか?でも、僕の持つ微細な集中力では…トホホ┐( ˘_˘)┌
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京都にある民間施設「KMWPセンター」で総責任者を務める霊長類研究者の鈴木望は、南スーダンから〈ジュバC〉のコードネームを持つチンパンジーの保護を受け入れる。 センターにはすでにたくさんのチンパンジーが飼育され、知能を観察する実験をおこなっている。 保護したジュバCは、研究者の真...
京都にある民間施設「KMWPセンター」で総責任者を務める霊長類研究者の鈴木望は、南スーダンから〈ジュバC〉のコードネームを持つチンパンジーの保護を受け入れる。 センターにはすでにたくさんのチンパンジーが飼育され、知能を観察する実験をおこなっている。 保護したジュバCは、研究者の真似をして、今まで他のチンパンジーができなかった正二十面体の立体パズルを組み立てたのだ。 鏡像行為「ミラリング」という高度な同調行為を難なくこなす彼に、望は「アンク」と名づける。 冒頭、京都暴動のインタビューから始まったので、どう話が展開していくのか、夢中になって読みました。 チンパンジーは猿ではないというのもお恥ずかしながら初めて知りました。 この研究所の投資者はカウンセリング用AI研究をするダニエル・キュイ。 彼はAIに心を求め、霊長類研究にそのヒントがあるのではと出資した。 望は人間にはなくて類人猿にあるDNAの塩基配列についてダニエル・キュイに説明する。 ただのパニック系の話で終わらず、内容にも出てくるが「2001年宇宙の旅」や、「猿の惑星」を彷彿とさせる、生物の本能や法則、自然の摂理を感じられる小説でした。 面白かったです。
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霊長類研究、暴動発生。先が読めない展開にひきこまれました。 面白かったけど専門的な部分が難しく理解が追いつかなかったのが残念です。
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私の本友達が「今年一番おもしろかった!」 と、オススメしてくれた本。 なんだけど…最初はおもしろかったんだけど後半からのれなくなってきてしまった。 Iさんすみません。 2016年10月28日 突如、京都で大暴動が起こり観光客、市民など多数の死傷者が出る。その原因は不明。「ほと...
私の本友達が「今年一番おもしろかった!」 と、オススメしてくれた本。 なんだけど…最初はおもしろかったんだけど後半からのれなくなってきてしまった。 Iさんすみません。 2016年10月28日 突如、京都で大暴動が起こり観光客、市民など多数の死傷者が出る。その原因は不明。「ほとんどゾンビ」状態となった人々はこの「京都暴動」でお互いに殺しあうという恐ろしいことに…。実はその原因は…1匹の猿。そして、人類の進化に潜む闇が関わっており… なんだろ…のれない原因はDNAの塩基配列の変化は訓練によっては変化しないんじゃないの?って中途半端な知識が頭をよぎってしまって…。いや、まあ塩基配列に変化が起こったとしても…ってもうやめとこ… 猿人、原人、類人猿、人類… 新進化論のミステリー&パニック小説 ということで。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
知的好奇心をくすぐるサイエンスクライムノベル。時制を駆使した構成は読み応え満点だ。徐々に明らかにされる謎解きはまさにノンストップの面白さだった。 ただ、残念だったのは、辿り着いた真相に説得力を感じることができなかったこと。 京都暴動というセンセーショナルな事件を軸に、物語は類人猿研究の側面を描いていくが、アンクがなぜ天才だったのかは謎で、その警告音がなぜあんな事態を生み出すのかも謎。仮に攻撃心がそそられたにしても、自らの防衛本能がなぜ失われてしまうのかも謎で、DNA反復についてはこじつけにしか感じられなかった。 とはいうものの、面白かったのは事実。進化論や鏡像認識のくだりは説得力あったし。 そういえば、昔の三面鏡とか、確かに布で覆われていたよね。
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