異常の心理学 の商品レビュー
[ 内容 ] 物質文明に縛られた現代人にとって、“異常の真理”は、けっして無縁ではない。たとえ自分はどんなに健康だと思っても、異常な状態や環境におかれたりすると、自分の心を失って流されてしまう。 合理性の背後に、不意にしのびこむ異常性――人種的偏見、政治的な憎しみ、群集心理などは...
[ 内容 ] 物質文明に縛られた現代人にとって、“異常の真理”は、けっして無縁ではない。たとえ自分はどんなに健康だと思っても、異常な状態や環境におかれたりすると、自分の心を失って流されてしまう。 合理性の背後に、不意にしのびこむ異常性――人種的偏見、政治的な憎しみ、群集心理などは、日常生活にも、しばしば顔をのぞかせる。 本書は、われわれの心にひそむ異常性を、社会的な、文化的な、さらに歴史的な視野で把え、それが現代社会にどう反映しているかを解明する。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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中世ヨーロッパの魔女裁判から群集心理、催眠などを考察、 精神分析の歴史や偏見の心理、 催眠という話題から、 記憶の話へ、そして知覚の話になり、 発達心理学の話になっていく。 途中まで(知覚のあたりまで)は本当に面白かった! 広い分野で書いてるかのように見えて、 実は全てが...
中世ヨーロッパの魔女裁判から群集心理、催眠などを考察、 精神分析の歴史や偏見の心理、 催眠という話題から、 記憶の話へ、そして知覚の話になり、 発達心理学の話になっていく。 途中まで(知覚のあたりまで)は本当に面白かった! 広い分野で書いてるかのように見えて、 実は全てが群集の心理というテーマの下に書かれている気がした。(途中までは) その展開の運び方も上手いし、1つ1つの話が結構濃かったり興味深い話が多く、引き込まれていった。 心理学史の流れが初めてちゃんと頭に入ってきた。 しかし、 知覚のあたりまでは話が広いようで繋がっていて良かったのに、 発達心理にまで広げてしまい、 そこから先、広く浅くになってしまっているように感じたのが残念だった。 知覚あたりでやめて、それらをもっと突き詰めて、 まとめでくくればよかったのに・・・。と。 最初のテーマはどこへ??と思ってしまった。 あのまとめ方はちょっとないかなぁと。 途中までは、★5つと思っていたけど、 そんな感じで★4つ。
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