鳳凰の船 の商品レビュー
図書館にて不思議な作家名に惹かれて手に取りました。 ブグログ検索…_φ(・_・ お〜!いつも素晴らしいレビューで参考にさせて頂いているシュンさんが絶賛しているではないか! 明治の世になり北海道が変わって行く様子を5編の短編で描いてます。 表題作の鳳凰の船の船大工の話しかり… 外...
図書館にて不思議な作家名に惹かれて手に取りました。 ブグログ検索…_φ(・_・ お〜!いつも素晴らしいレビューで参考にさせて頂いているシュンさんが絶賛しているではないか! 明治の世になり北海道が変わって行く様子を5編の短編で描いてます。 表題作の鳳凰の船の船大工の話しかり… 外国人の住む洋館で働く女中、外国人に嫁いだ女性達 など、どれも繊細な文章で美しい。 函館戦争、蝦夷開拓、アイヌ…何故か引かれる作品が多いのだけど…難しい( ̄▽ ̄)笑 地理・歴史が通知表2だったくせにこの歳になって 時代小説を好んで読む事になるなんて笑 かならず行くぞ夢の北海道! ちょっとでも知識を頭に入れたい(u_u)
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明治時代の函館を舞台とした短編集で、磯田道史先生の言葉を借りれば「史伝文学」にあたるんだろうと思う。函館に行ってきたばかりなので、そこで見た風景の明治時代を想像しながら、楽しく読めました。
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江戸幕末から明治へと、文明の開化へ 函館、札幌の地が、開発されていく姿が描かれている。 私も、もうずーと昔学生時代に、北海道v字に 観光旅行ヘ行った時、北海道の人に「本土からやって来たのか?」と、聞かれたのだが、、、その当時は、深く考えたこともなかった。 皆熱い思いを持って、...
江戸幕末から明治へと、文明の開化へ 函館、札幌の地が、開発されていく姿が描かれている。 私も、もうずーと昔学生時代に、北海道v字に 観光旅行ヘ行った時、北海道の人に「本土からやって来たのか?」と、聞かれたのだが、、、その当時は、深く考えたこともなかった。 皆熱い思いを持って、そして、北海道をどのように発展すべきかを、模索して開発へと進んだと思う。 オランダ・イギリス・アメリカ・フランス、、、色んな国からの知識を取り入れて進んだ開発。 5話からなっているのだが、主人公が、過去から未来への回想、、、、そして登場人物の交叉しながら、話は、人間の熱い思いが描かれている。 今まで、穴吹みみ氏の時代小説よりも、実際の話が、身近に感じた小説であった。
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江戸から明治へ。蝦夷地では日本と外国の英知が集結し、港町や野に新たな文化が生まれる。当時の函館には物語がたくさんあるな。そして船大工の豊治が最高にかっこいい。
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明治中ごろの函館、及びその周辺の市井の人々を描く短編集。明治半ば~末の主人公の現在の境遇を描き、必ず回想シーンに飛んで現在に戻る。 此れの繰り返し。主人公は短編ごとに違う。 何処かで話が交錯するのかと思ったらそんな事もない。 ちょっと肩透かし。 ただ話はどれも良くできている。 長...
明治中ごろの函館、及びその周辺の市井の人々を描く短編集。明治半ば~末の主人公の現在の境遇を描き、必ず回想シーンに飛んで現在に戻る。 此れの繰り返し。主人公は短編ごとに違う。 何処かで話が交錯するのかと思ったらそんな事もない。 ちょっと肩透かし。 ただ話はどれも良くできている。 長編のプロローグみたいな話もありちょっと勿体無い。 次は長編希望。
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読んでいて、まるで舞台で交わされる濃密な会話劇の趣がある。最初の鳳凰の舟が特にそんな感じ。良かった。
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明治という激動の時代の北海道を舞台とする短編5編からなる。表題の『鳳凰の船』は突然終わった感はあるが、どの短編も読みごたえのある秀作揃い。短編数編を纏めたものは、イマイチの作品が一編くらい混じることが多いですが、この短編集は北海道という土地を愛する作者の思いがひしひしと伝わってく...
明治という激動の時代の北海道を舞台とする短編5編からなる。表題の『鳳凰の船』は突然終わった感はあるが、どの短編も読みごたえのある秀作揃い。短編数編を纏めたものは、イマイチの作品が一編くらい混じることが多いですが、この短編集は北海道という土地を愛する作者の思いがひしひしと伝わってくると同時に、激動の明治という時代を生きた人々の思いが身近に感じられる作品群です。
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