伊藤政則の“遺言" の商品レビュー
伊藤政則(いとうせいそくと読みます)は日本においてのハードロック(以下HR)、ヘヴィーメタル(以下HM)最大の権威と言っても差し支ええないと思います。 日本で唯一のメタル専門誌BURRN!の顧問でもあり、長い間HR、HMの普及に尽力してきた偉人です。 HRHM界隈からは大分心が離...
伊藤政則(いとうせいそくと読みます)は日本においてのハードロック(以下HR)、ヘヴィーメタル(以下HM)最大の権威と言っても差し支ええないと思います。 日本で唯一のメタル専門誌BURRN!の顧問でもあり、長い間HR、HMの普及に尽力してきた偉人です。 HRHM界隈からは大分心が離れてしまいましたが、今でも心の中にメタル魂がくすぶっているので、本書も興味深くじっくり読ませて頂きました。 ビートルズの登場からスタートして、新しい音楽としてのハードロックの黎明から、パンクに対抗してのNWOBHM(ニューウエイブオブブリティッシュヘヴィーメタル)の勃興。そしてLAメタルを代表するメインストリームとしてのメタル。そして90年を迎えると共に衰退していったメタル界と、それとは違うベクトルで育ってきた日本の中でのHRHM。 実際にその目で見て体験してきた言葉はやはり違う。ロックの歴史のに同席していた生々しさが有ります。 伊藤政則氏はボンジョヴィと非常に仲が良いという印象が有ったので、沢山話出てきそうだなと思いましたが、HMそのもの話ですとやはりアイアンメイデンンが一番の事件だったんですね。最も重要なエピソードとして頻出します。 現在メタルどころかロック自体が衰退していて、いまやR&Bやヒップホップが席巻していて、この潮流は変えられなそうですね。 大人の趣味的な音楽となってしまったロック。その中でもガラパゴス的な存在になっているHRHM。何とかこれからも末永く続いていって欲しいものです。 ちなみにBURRN!の点数評価制については如何なものかとは思っていたものの、実際の話参考にして買っていた身としては文句も言えないのですが、点数が如実にセールスに直結していたのを思うと、アーティストはどう思っていたのかなあと考えてしまいます。
Posted by
日本のメタルゴット伊藤政則のトークショーの書籍化。今までのハードロック、ヘビィメタルの歴史ぐわかって興味深いが、今までに聞いたり読んだりしたことなので星⭐️一つ。 フィルが入る前、PANTERAがインディーズ時代はDEF LEPPARDそっくりだった という話は笑った。
Posted by
伊藤政則氏のトークショーを、おそらくほぼ収録したもの。 平日開催だったため行けなかっただけに出版されるのはありがたい。 ただやはり会場で聴きたかった。
Posted by
- 1