信長のシェフ(19) の商品レビュー
散り散りになり、一度再会した未来人たちは、次は自分たちの意思でそれぞれの道へ。顕如も身動きが取れなくなったし、これで未来知識を利用した陰謀もいったん収まったか。しかし、結局歴史は変えられるのかどうか。今回大局は変わらなかったわけだが
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ようこは、やはりケンの恋人だった。でも、ようこは顕如のもとに戻り、この時代に生きることを決めた。 一方、ケンは夏にプロポーズ。夏が断るはずもなく。 松田も秀吉の援けもあって、明に落ち延びた。 それぞれが落ち着いたところで、歴史は動き始めるようだ。
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戦国ならではのきな臭さもたっぷり感じられるのに、主人公とそれを取り巻く仲間たちの活躍によって、カラッとした雰囲気に変貌する。その爽快さが存分に発揮されてます。
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顕如様登場回は大概面白いのだけど、今回の本願寺との交渉は「あ………その手があったか」と感心しきり。 果心居士(松田さん)の処遇も見事だったし、本当に話作りが上手い。 そして、タイムスリップ物としてものすごく気になる引きで次巻かあ……
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歴史的な流れとしては大きく進んではいないが、SF的には結構大きなポイントが描かれていた。 タイムスリップものなので、私の気になるところは、 ・歴史は変わるのか、信長は本能寺の変で光秀に討たれるのか ・主人公のケンを含むタイムリーパー達は現代に戻るのか の2点が気になるところなのだが、この19巻では、 ・記憶喪失が治って記憶を取り戻すと、喪失中の記憶を失うことがあると何度かに渡って言及されている。ケンが現代に戻って記憶を取り戻し、過去の体験を忘れる伏線か? ・これまでケンが色々動いても歴史は動かせなかった(ように見えた)。ある意味、ケン達の行動も歴史の中にあらかじめプログラムされていたかのように。ところが今回、本来なら信長が怪我をしていたはずの天王寺砦の戦いで信長が怪我をせず、ケン達の干渉で歴史が変わる可能性が示された と結構、設定の根幹に関わることが描かれた。この先どうなるのだろうか。 ヨウコは本願寺の顕如の元に残ることを選び、松田は海外に渡ることになったが、ケン共々このまま歴史の中で生きるのか、現代にまた戻されるのか。 また、もう一人のタイムリーバー、望月の顔がまだ一度も明確に描かれていないのも気になる、この先、登場するのだろうか。
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わぁ、玉子焼き(明石焼)だ!人質交換の中身、そういうことか!現代組のふたりの退場からの第四次信長包囲網。ちゃんと決着をつけたもんな、夏としあわせにな。歴史が変わってないように見えて、実は変わっている?
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