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64万人の魂 兵庫知事選記 の商品レビュー

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2024/06/27

(2017/11/16) TBSラジオに「ストリーム」という番組があった。 小西克哉と松本ともこがパーソナリティで、 コラムの花道という秀逸な番組があった。 吉田豪、町山智浩、勝谷誠彦、タチヨミストSHINGO、 辛酸なめ子、石原壮一郎、阿曽山大噴火らが登場。 楽しい話題を提供し...

(2017/11/16) TBSラジオに「ストリーム」という番組があった。 小西克哉と松本ともこがパーソナリティで、 コラムの花道という秀逸な番組があった。 吉田豪、町山智浩、勝谷誠彦、タチヨミストSHINGO、 辛酸なめ子、石原壮一郎、阿曽山大噴火らが登場。 楽しい話題を提供してくれた。 その多くのメンバーは今も「たまむすび」や 「デイキャッチ」などで活躍。 しかしそのなかに勝谷誠彦さんはいない。 ニッポン放送のザ・ボイスにしばらく出ていたが、 それも降板。 何してるのかなーと思ったら、 兵庫県知事選に出ていた。それもこの夏。 東京は都議会議員選挙、小池都知事率いる都民ファーストで 話題が持ちきり。 兵庫県知事選はほとんど話題にならなかった。 唯一覚えているのは、 勝谷さんがあの茶髪サングラスをやめ、 普通の顔をしていたこと。 いや、普通というより、とっちゃん坊やみたいで、 違和感があったのを覚えている。 いずれにしてもまともにとりあげられることはなく、 現職五選をめざす井戸さんに立ち向かっていた。 その様子を、勝谷さんの有料メルマガ、 「勝谷誠彦の××な日々。」に著し、 それを加筆したものがこの本。 長野県知事だった田中康夫と懇意だった勝谷氏、 田中氏の再現をめざしたわけだが、 現職の壁はあまりに強かった。 これを読むまでは、 勝谷さんの無茶な闘い、と思っていた。 確かに無茶だったろう。 バックとなる団体もなく、 手弁当での戦い。 しかし読むにつけ、 その真剣身、県民に寄り添った闘いが見えてきた。 予約していた講演会場を突然キャンセルさせられるなど、 いやがらせ、圧力を受けながらの戦い。 何のチェックもない無駄な箱もの。 うーん、勝谷さんに兵庫県知事になってもらいたかったな。 そう、最初の話だが、 勝谷さんのコラムでそうとう学んだ。 「利権談合共産主義」という勝谷さんの造語。 いかに自民、官僚が癒着、腐敗しているか、 そういうイメージを植え付けられた。 もともと大前研一氏に学んでその意識はあったが、 更に具体化、俗化するのに勝谷さんのメッセージは有効だった。 そういう視点で県知事になってほしかったな。 現職の3分の2。 善戦と見るか、惨敗と見るか。 多選はいかんよ、やはり。  井戸 敏三944,544無現  勝谷 誠彦646,967無新  津川 知久148,961無新  中川 暢三102,919無新 ・はじめに 兵庫県知事、やります ●草莽崛起 ●始動 ●グランドツア― ●逆風 ●教養と哲学と覚悟 ●蒼の革命 ●千人の神戸大集会 ●告示 ●テーマソング ●義 ●あと一日 ●いざ、投票日 ●64万票の思い ・あとがき ・戦いを終えて―「安曇野の軍師」からの追記―

Posted byブクログ