死を前にした人にあなたは何ができますか? の商品レビュー
仕事柄、在宅での看取りにたずさわる。 100人いたら100人性格が違うように、亡くなりかたも違うし家族の捉え方も違う。亡くなっていく過程の中でその人が自分らしく旅立てるように、自分は役立てているのかと無力感にさいなまれることが本当に多い。この本には援助的コミュニケーションから支え...
仕事柄、在宅での看取りにたずさわる。 100人いたら100人性格が違うように、亡くなりかたも違うし家族の捉え方も違う。亡くなっていく過程の中でその人が自分らしく旅立てるように、自分は役立てているのかと無力感にさいなまれることが本当に多い。この本には援助的コミュニケーションから支えを強める問いかけ、援助者側の支えの必要性など、逃げずに向き合うための手法が書いてある。エンドオブライフケアについてさらに学びを深めていきたい。
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寄り添うって大切だけど、具体的にどうやるのか、言葉にすることは難しいと思う。事例と一緒に考えることができるけど、実際は、覚えたことをやるというよりやってみて、トライアンドエラーでより良いカタチにしていくのだろう。
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プロ向けだけど、介護している家族にも参考になる。 理不尽な局面で苦しんでいる人の援助は難しい。 良かれと思って手を差し伸べようとしても、手を払われたり、返り討ちにあったりすることもある。 この本は、看取りに関わる看護師や介護士向けに、患者の苦しみや希望をいかにキャッチして支...
プロ向けだけど、介護している家族にも参考になる。 理不尽な局面で苦しんでいる人の援助は難しい。 良かれと思って手を差し伸べようとしても、手を払われたり、返り討ちにあったりすることもある。 この本は、看取りに関わる看護師や介護士向けに、患者の苦しみや希望をいかにキャッチして支えていくかが書かれている。 私が認知症の親の介護を通じて苦しみながら身につけたノウハウに共通するところがあって、私のノウハウも「それで良いんですよ。」と認めて頂けたように感じてほっとした。 看護師や介護士には、プロなのだからと甘えてぶつかってくる患者も多いのだろう。どうしても役立てない無力さを感じたら、過去に関わった方から「それで良い」と認めて頂けた経験が自分自身の支えとなることを思い出すように、ということも書かれていた。 この本を介護倒れしかけていた頃に読んだら、もっとましな介護ができて、親も私ももう少し心が安定していたかもしれないと思う。
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それは誠実に看取りと向き合ってきた在宅医がたどりついた、穏やかに看取るための方法です。 死を前にした人に、私たちにはできることがあります‼️【目次】 序章 苦しむ人への援助と5つの課題 第1章 援助的コミュニケーション 第2章 相手の苦しみをキャッチする 第3章 相手の支...
それは誠実に看取りと向き合ってきた在宅医がたどりついた、穏やかに看取るための方法です。 死を前にした人に、私たちにはできることがあります‼️【目次】 序章 苦しむ人への援助と5つの課題 第1章 援助的コミュニケーション 第2章 相手の苦しみをキャッチする 第3章 相手の支えをキャッチする3つ:将来の夢、支えとなる関係、選ぶことができる自由。強める 第4章 自らの支えを知る 第5章 援助を言葉にする―事例で学ぶ援助の実際
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在宅看護を実施するにあたり、緩和ケアや在宅看取りの勉強として読んでみました。 相手の苦しみを全て分かることはできないが、相手から分かってもらえる人と思われるようになればその相手の苦しみを少しでも和らげるということが分かりました。 ただ、その苦しみを取り除くためには援助的コミュニ...
在宅看護を実施するにあたり、緩和ケアや在宅看取りの勉強として読んでみました。 相手の苦しみを全て分かることはできないが、相手から分かってもらえる人と思われるようになればその相手の苦しみを少しでも和らげるということが分かりました。 ただ、その苦しみを取り除くためには援助的コミュニケーションが欠かせないこと、相手の表情や言葉から苦しみをキャッチすることが大切ということも分かりました。 さらに、援助する私たちにも支えがないと相手を支えることができないということに救われました。 こうして人々は支え合って生きているのだなと… これからは小澤先生の講義を受け、さらに緩和ケアや看取りについてもっと深く学びたくなりました。
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人生の最終段階の苦しみには、答えられる(解決できる)ものも答えられない(解決できない)ものがある。 解決できない苦しみを持っていたとしても、支えを強くすることで穏やかに過ごせるようにできる可能性はある。 内容は、約3000名もの死と向き合ってきた著者だからこその考察であり、本を...
人生の最終段階の苦しみには、答えられる(解決できる)ものも答えられない(解決できない)ものがある。 解決できない苦しみを持っていたとしても、支えを強くすることで穏やかに過ごせるようにできる可能性はある。 内容は、約3000名もの死と向き合ってきた著者だからこその考察であり、本を読んだだけで一朝一夕にできることではない。 さらに学びを深めつつ、一つずつ実践と考察を重ね、誰もが幸せに暮らしましたとさ、と旅立てるようにしたい。
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人は、苦しみを抱えながらも穏やかになることができる。 そのために、周りにいる人たちができることが示されています。 すっきりとして読みやすい、わかりやすい本でした。 そうでありながら、支援者としても多くの、苦しい場面を経験してこられたことが伝わってくる内容の本でした。 終末期の...
人は、苦しみを抱えながらも穏やかになることができる。 そのために、周りにいる人たちができることが示されています。 すっきりとして読みやすい、わかりやすい本でした。 そうでありながら、支援者としても多くの、苦しい場面を経験してこられたことが伝わってくる内容の本でした。 終末期の場面が多く描かれていますが、苦しみを抱えたすべての人に役立つ内容です。 誰かの役に立ちたいと願っている人におすすめです。
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先生に勧められて読んだ本。 レポートやらなきゃいけないけれど、疲れたので息抜きに読書。 あと、疲れていたのでめっちゃ流し読み。 相手を理解することはできないけど、相手の支えになることはできる。誰かの支えになりたいと思っている時は、自分が誰かに支えてほしい時。うむ。わかる。自分が...
先生に勧められて読んだ本。 レポートやらなきゃいけないけれど、疲れたので息抜きに読書。 あと、疲れていたのでめっちゃ流し読み。 相手を理解することはできないけど、相手の支えになることはできる。誰かの支えになりたいと思っている時は、自分が誰かに支えてほしい時。うむ。わかる。自分が一番苦しい時、他の人には同じように苦しんでほしくない、と思って、同じ悩みを持つ人の話一生懸命聞いてた。それか。 苦しみは現実と希望の隔たり。 んーなるほど自分の悩みを分析するのに役立ちそうな考え方。 支えとなる関係、将来の夢、選ぶことができる自由、の3つが支えになる。今の自分は、将来の夢を描く余裕がないからそれは置いといてる。選ぶことができる自由、はめっちゃ享受してる。支えとなる関係は、自分が落ち込んでる時にたくさん感じた。 支えとなる関係を大事にしたいなあ。
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ステキな本に出会えました。 ご本人の目線に立った考えで、とても色々と考えさせられました。 折に触れて読み返したい本です
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著者 小澤先生 医師、ホスピス等勤務を経て、2006年 横浜市内に主に在宅医療に対応するめぐみ在宅クリニックを開業。 多くの末期がん患者等を看取ってきた経験から、死を前にした患者に対して、医療従事者のみならず一番近くに居る家族など、最期まで共に死に至る時間を共有する人たちが、何...
著者 小澤先生 医師、ホスピス等勤務を経て、2006年 横浜市内に主に在宅医療に対応するめぐみ在宅クリニックを開業。 多くの末期がん患者等を看取ってきた経験から、死を前にした患者に対して、医療従事者のみならず一番近くに居る家族など、最期まで共に死に至る時間を共有する人たちが、何をできるか考えさせてくれるガイドブック。 もちろん本を読んだだけで、完璧な対応ができるわけでは決してない。 しかし、考え方の要諦を掴んだ上で、実践することは、現場で戸惑ったり患者を苦しめたり、あるいは患者の痛みをとるどころかその痛みを増悪させるような立ち居振る舞いをする危険を軽減させてくれると思う。 また、看護現場等に立ち会うもの自身にとっても、自身が回復できないような痛みに陥ることから救ってくれる縁となることだろう。 末期がん患者等に対応する医療従事者はもちろん、患者の身近にいる家族等にも、ぜひ読んでほしいと思う一冊だと思います。
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