ハティの最期の舞台 の商品レビュー
やっぱ10代というか高校生というのは、自分の器の狭さに気がつかないんだよな。それゆえに怖いものなしで魅力的とも言える。SNSで知り合った他人同士が同じ学校の生徒と教師であった。教師全力で引く。女子運命だわ。→死亡。「好きだ」という気持ちの単位が7とする。器8の女子にはそれ以外目に...
やっぱ10代というか高校生というのは、自分の器の狭さに気がつかないんだよな。それゆえに怖いものなしで魅力的とも言える。SNSで知り合った他人同士が同じ学校の生徒と教師であった。教師全力で引く。女子運命だわ。→死亡。「好きだ」という気持ちの単位が7とする。器8の女子にはそれ以外目に入らんだろうが、器21のおっさんには人生捨ててまで付き合ってやろうと思わない。結構軽薄な題材を丁寧に書きまとめていて、好感もてる著者だった。
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面白かった。フーダニットとしてはもの足りないのかも知れないが、事件が起こるに至った理由への興味に惹かれて読み進めた。またミステリーの本筋とは一見関係ないが、登場人物の生活や内面に記述を篤く割いていて、読み応えがあった。邦題が良い。
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解説にある『ゴーンガール』は壁本だったが、これは面白かった。読んでいる最中も何だかモヤモヤした物があったが、最後の保安官の言葉で納得できた。諸悪の根源はハティ。「人を利用するのに長けた女」で最後には同情の念さえなくなっていた。イヤな女ですね。
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ミステリとしての「真相」は意外なものではないし、特に目新しさがあるわけでもないけれど、しみじみとした余韻が心に残った。そうだよねえ、若いってことは未熟で愚かで、それでいてむやみなエネルギーがあって、何かのはずみで、歩いている道の崖の側に転落してしまうかもしれない危うさをはらんでい...
ミステリとしての「真相」は意外なものではないし、特に目新しさがあるわけでもないけれど、しみじみとした余韻が心に残った。そうだよねえ、若いってことは未熟で愚かで、それでいてむやみなエネルギーがあって、何かのはずみで、歩いている道の崖の側に転落してしまうかもしれない危うさをはらんでいるんだよね。それを見つめる大人たちの悲嘆が胸に痛い。なかでも保安官デルの造型が強い芯になっていると思った。
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ミステリというより、ちょっと火曜サスペンスみたいな読後感。 結果は知りたいので一気に読みましたが、終わってみたらなんてことはない結末にガッカリ。 登場人物が魅力的でないのも火曜サスペンス的 「ハティの最後の舞台」、題も大げさかなあ。
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いやー、読みすすめるのがたいへんつらい小説であった。だって、当事者の一人称なんですよ? しかもこのハティという女の子が、ちょっと魔性の女なんだよね。彼女にどの程度感情移入できるかで、好き嫌いがかなり変わってくるかも。あとピーターね。自分で自分をどんどん追い詰めていないか? もう少...
いやー、読みすすめるのがたいへんつらい小説であった。だって、当事者の一人称なんですよ? しかもこのハティという女の子が、ちょっと魔性の女なんだよね。彼女にどの程度感情移入できるかで、好き嫌いがかなり変わってくるかも。あとピーターね。自分で自分をどんどん追い詰めていないか? もう少しうまく逃れる手もあったんじゃないかい。全体として人間性の極端な登場人物が多かった気がする。
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デキがいいことは間違いないのだけれど、読後感が甘い切なさじゃなくてなんかこう激しい寂寥感なのがつらい。その理由を述べたいがネタバレになってしまうので言えません。 ただ、ワカモノ(に限らないけど)よ、いい恋をしよう!
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女子高生ハティの死について、死後の操作の様子と、死ぬ前のハティの様子が交互に描かれる。最後の真相はよくある感じだったけど、全体的にはまずまず面白かった。
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