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暗号技術のすべて の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/02/16

 本書は初めて暗号について学ぶ人におすすめの一冊です。古典暗号から現代暗号の応用まで網羅的に載っていますが、それらの暗号の仕組みが図で表されており、数学に抵抗がある方でも理解し易くなっています。より細かな部分では数式による説明になりますが、必要な数学の知識を補いながら話を進めてく...

 本書は初めて暗号について学ぶ人におすすめの一冊です。古典暗号から現代暗号の応用まで網羅的に載っていますが、それらの暗号の仕組みが図で表されており、数学に抵抗がある方でも理解し易くなっています。より細かな部分では数式による説明になりますが、必要な数学の知識を補いながら話を進めてくれます。また、各暗号に対する攻撃も紹介されているため、理論を学ぶだけでなく、実際に暗号技術を使用する際にも役立ちます。ボリュームのある本ですので、特定の暗号について調べるために辞書のように使っていくのもおすすめです。 (ラーニング・アドバイザー/情報理工 YAGAWA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3445388

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2022/05/14

暗号技術について広く網羅された本で,720ページという大ボリュームが特徴。整数論のテキストを手元にじっくり取り組む必要がある。

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2022/01/07

図書館で借りた。 ビットコインまで記載されている点は網羅的と感じる。楕円曲線暗号でも代数学的な議論まで踏み込むなど、内容はしっかりしている印象。「本書を読むための前提知識」が「高校数学」ってのは、ちょっと厳しいと思うけどね。早くても大学3年くらいが推奨かと。

Posted byブクログ

2020/05/07

多くの暗号技術について、数式なども怖くない範囲で入れたうえで解説されています。 読みやすいですし、一般的な理論レベルであれば、今のところはこの本があれば十分かも。

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2019/05/13

主に攻撃手法の導入において、数論の知識等を要する場面があったが、理解に必要十分な箇所のみ丁寧に解説されており、数学に疎い自分でも十分な理解が得られた。

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2017/11/07

[図書館] 読了:2017/11/7 結城さんの暗号技術入門みたいなのを期待して読んだら違っていた。 読み物としてツライ。 筆者本人だけが自分の中で分かって満足していて、かゆいところに手が届かない感じ。例えば電子透かしの解説で、「電子透かしで扱うカバーデータは、冗長性が大きい...

[図書館] 読了:2017/11/7 結城さんの暗号技術入門みたいなのを期待して読んだら違っていた。 読み物としてツライ。 筆者本人だけが自分の中で分かって満足していて、かゆいところに手が届かない感じ。例えば電子透かしの解説で、「電子透かしで扱うカバーデータは、冗長性が大きいデータが向いています」とだけあって、冗長性が大きいって具体的にどういうこと?筆者は分かってるから分かるんだろうけどさ。 ワンタイムパッドの説明も「平文と同サイズの鍵をランダムに選択して、暗号化のたびに生成し直すようにすれび、完全な安全性を実現できます。ランダムな暗号文にパターンは存在せず、平文の情報は漏れません」で終わっている。じゃあなんでみんなそれを使わないの?って疑問が当然湧くと思うのだが…。筆者は分かってるから分かるんだろうけどさ。 DESのIVも、「IVは秘密にする必要がないので暗号文に含めて送信されます。しかしながらIVは予測できないような値とします」で終わってる。秘密じゃなくていいのに何で?と思うだろうことが、分かってる人には分からないんだろう…。 あとp. 250のユークリッドの互除法の解説のステップ3、「除数nをmに、余りrをnに置き換えてステップ2に戻ります」とあるけど「mをnに、nをrに置き換え」の間違いだろう。日本語しっかりしてほしい。

Posted byブクログ

2017/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798148816 ■ 概要 『ハッカーの学校』の著者が徹底解説 暗号技術の絡み合いを解き明かす 【本書のポイント】 1)古典暗号から現代暗号までを体系的に解説 2)アルゴリズムに注目することで、暗号技術の絡み合いを解き明かす 3)図や数値例を多数掲載し、数学も克服できるように配慮 4)教科書として、辞書として……いろいろな読み方ができる 【本書のねらい】 ・「読める」…専門書や論文を読む準備ができる。 ・「使える」…適切な運用や実装ができる。 ・「見える」…日常に隠された暗号技術に気付く。 ・「楽しむ」…古典暗号と現代暗号に魅了される。 ■ ToC ●第1章 セキュリティと暗号技術 1.1 情報セキュリティの構成要素 1.2 セキュリティを実現する暗号技術 1.3 暗号技術のアルゴリズムを意識する ●第2章 古典暗号 2.1 古典暗号の概要 2.2 シーザー暗号 2.3 コード 2.4 スキュタレー暗号 2.5 転置式暗号 2.6 単一換字式暗号 2.7 多表式暗号 ●第3章 共通鍵暗号 3.1 古典暗号から現代暗号へ 3.2 共通鍵暗号の概要 3.3 共通鍵暗号の定義 3.4 共通鍵暗号の仕組み 3.5 共通鍵暗号の安全性 3.6 共通鍵暗号の分類 3.7 バーナム暗号 3.8 ストリーム暗号 3.9 ブロック暗号 3.10 <ブロック暗号>DES 3.11 <ブロック暗号>トリプルDES 3.12 <ブロック暗号>AES 3.13 ブロック暗号の利用モード 3.14 <暗号化モード>ECBモード 3.15 <暗号化モード>CBCモード 3.16 <暗号化モード>CFBモード 3.17 <暗号化モード>OFBモード 3.18 <暗号化モード>CTRモード ●第4章 公開鍵暗号 4.1 公開鍵暗号の概要 4.2 公開鍵暗号の定義 4.3 公開鍵暗号の安全性 4.4 公開鍵暗号に対する攻撃 4.5 RSA暗号 4.6 ElGamal暗号 4.7 一般ElGamal暗号 4.8 Rabin暗号 4.9 RSA-OAEP 4.10 楕円ElGamal暗号(楕円曲線暗号) 4.11 IDベース暗号 ●第5章 ハッシュ関数 5.1 ハッシュ関数の概要 5.2 ハッシュ関数の安全性 5.3 ハッシュ関数の応用 5.4 ハッシュ関数の基本設計 5.5 反復型ハッシュ関数 5.6 代用的なハッシュ関数 5.7 ハッシュ関数への攻撃 ●第6章 メッセージ認証コード 6.1 メッセージ認証コードの概要 6.2 メッセージ認証コードの課題 6.3 メッセージ認証コードの安全性 6.4 CBC-MAC 6.5 EMAC 6.6 CMAC 6.7 HMAC 6.8 認証暗号 ●第7章 デジタル署名 7.1 デジタル署名の概要 7.2 デジタル署名の定義 7.3 デジタル署名と公開鍵暗号の関係 7.4 デジタル署名の安全性 7.5 デジタル署名に対する攻撃 7.6 RSA署名 7.7 RSA-FDH署名 7.8 ElGamal署名 7.9 Schnorr署名 7.10 DSA署名 7.11 その他の署名 ●第8章 鍵と乱数 8.1 鍵の配送 8.2 鍵管理 8.3 PKI(公開鍵基盤) 8.4 リポジトリ 8.5 電子証明書 8.6 乱数 8.7 疑似乱数生成器 ●第9章 その他の暗号トピック 9.1 ゼロ知識証明プロトコル 9.2 秘密分散共有法 9.3 電子透かし 9.4 SSL 9.5 OpenSSL 9.6 ビットコイン ●ダウンロード特典 ・エニグマ暗号 ・じゃんけんプロトコル ・量子暗号 ・S/MIME

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