雨の狩人(上) の商品レビュー

大沢在昌(著者)

2024/01/04

暴力団と相対するはみ出し者の刑事という構図は昭和から平成にかけてはある意味ではスタンダードの1つだったのに、いつの間にか懐かしい雰囲気を感じるようになった。これも本文で何度も触れられている通り暴対法の影響だろうか。
緊張感をはらんだまま下巻に続く。

2024/08/12

狩人シリーズ第4段。

ここまでくると新宿鮫の鮫島もそうだが、このシリーズの佐江もよく生きているなぁというのが率直な感想。

新宿で半グレの高部が射殺された。

その犯人を追うべく、捜一の谷神の相棒として佐江が指名され、コンビを組むことになる。

谷神も1匹狼な部分があるようで、コンビとしてはスムーズに捜査にあたる。

暴力団ではなく、半グレの影がチラつく中、捜査を進めるが、上巻の終わりで暗殺者に佐江が襲われる。

ストイックな佐江の捜査の続きが気になるのと、上巻では谷神と上手く行っていたが、そのうち上手くいかなくなりそうとも匂わせていたのでコンビの関係も気になるところ。

いざ下巻へ

2023/02/21

久しぶりの大沢先生の狩人シリーズ。僕がめっちゃ気に入ってるやつ。
やっぱり最高に面白い。どんどん続きが読みたくなる。末端の殺しから段々とその裏にある大きなものが見えてくる感じが一緒に捜査しているような感覚になれて楽しい。佐江と極道との駆け引きも個人的に結構好き。まだkプロジェクトの真相が全く見えていないから、早く下巻読みたい。kプロジェクトはどんな内容なんやろうか。

2022/04/25

著者の作品を読むのは２作目です。
ブク友の松子ちゃんが教えてくれた、狩人シリーズ。
その中から「雨の狩人」。
文庫だが上下巻あって、結構なボリューム。
ワクワクする～(≧▽≦)

物語は、雨の新宿・区役所通りから始まる。
情景、人物とも描写が素晴らしく、冷たい雨の匂い、登場人物の息づかいまで感じて、早速ゾクゾクしてくる。

主人公は四十過ぎのベテラン刑事、佐江。
見た目は、う〜ん、よろしくない(+_+)
だけど強烈に惹きつけられるのは、なぜでしょうか。

舞台は、新宿とタイ。
これから２つの話がクロスしていくんだろうな。
楽しみ！！

2021/08/01

狩人シリーズの佐江さんが大好き。
脳内告白5回はしました。
佐江さんの恋に、ちょっと嫉妬してしまいましたが
グッときました！
やっぱり男前です❣️
佐江さんシリーズもっと読みたいなぁ

2020/09/10

登場人物が多くて『登場人物一覧』を何回も見返した。
相手に対して佐江と谷神の話し方（攻め方）に違いがあって面白い。

2019/07/05

新宿で起こった殺人事件の操作本部に佐江が駆り出され、組まされた捜査一課の谷神。
どこか人を寄せ付けない、自分と似た雰囲気を感じる。
しかし、捜査は暴力団の核心に迫る予感が…
またもや、危ない捜査に足を踏み入れてしまった佐江。
どう乗りきるか！

2019.7.5

2017/10/20

新宿が舞台なので正直またかーって感じるけど、ストーリーや登場人物は魅力的で楽しく読めました。
２つのストーリーが繋がっていくのをどう書くのか楽しみにして下巻に入ります。

2017/10/07

読み始めてすぐ前に読んだことあると思ったけど 新聞で掲載されてたとき 最初のうちは毎日読んでたし と。
でも どこまでいっても読んだ気がして やっぱり前にも買ってたような…。
このシリーズ 最初はそんなに面白いと思わなかったけど シリーズ新作が出るたび 面白さが増すように思う。
それはストーリーもあるけど 佐江の魅力が回を増すごとに伝って来るからだと思う。
映像的には 一貫してわたしの中では北村弁護士なんだけど… 笑。

2017/10/04

オレンヂタウン やくざとやくざな刑事と女。生き残りたい極道、潰したい国‥‥法律では無理かな
殺人事件の捜査から始まったこの鎖を解きほぐすことができるのか？