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世界〈経済〉全史 の商品レビュー

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「お金」にまつわる話題だけでも世界史が生き生きと語れるものだと感心しました。

図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。 宮崎正勝、初読です。内容に新鮮味はありませんが、経済の世界史が解りやすく図解も含め語られています。 やはり通貨とグローバリゼーションなんでしょうね。 入門書としては、評価出来ます。副題に未来が読み解けるとされているので、未来予測が...

図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。 宮崎正勝、初読です。内容に新鮮味はありませんが、経済の世界史が解りやすく図解も含め語られています。 やはり通貨とグローバリゼーションなんでしょうね。 入門書としては、評価出来ます。副題に未来が読み解けるとされているので、未来予測があれば、もっと良かったと思います。 世界史を経済の流れから眺めて、キーとなる事柄51個を転換点として厳選し、それらを中心として経済の流れを読み解いています。 地理的・歴史的事実と多く関連づけることで従来の経済史とはまた違った感じになっていて読みやすかったです。 現在の経済戦略が実は昔の歴史の流れの再現となっているというのは面白かったです。 多くの国の経済戦略が登場しますが、イギリスの経済戦略はさすがは覇権国家になっただけあってかなりのやり手だと思いました。 プレイヤーが多様化し複雑化している中、今後どうなっていくのかさらに興味がわきました。

Takashi

通読しやすい経済史

レイアウト、図表が適切で読みやすい経済史の本。 転換点の切り口も概ね妥当だと思う。 ただし、最近のトピックの説明には若干の違和感を感じた。 歴史の解釈は人それぞれなので、これはある程度は止むを得ないかもしれない。

Takashi

2021/05/27

覇権の世界史に続く著者の2作目  世界史を鳥瞰する視野の広さと歴史の因果の説明が素晴らしい! 個別の歴史事象についてはアバウトだが、世界を一望する見方は大事 特にバブル経済が常態となった現代、そしてコロナ禍という戦時体制に入った現代 本書のような歴史観は不可欠と思う なかなか著者...

覇権の世界史に続く著者の2作目  世界史を鳥瞰する視野の広さと歴史の因果の説明が素晴らしい! 個別の歴史事象についてはアバウトだが、世界を一望する見方は大事 特にバブル経済が常態となった現代、そしてコロナ禍という戦時体制に入った現代 本書のような歴史観は不可欠と思う なかなか著者のように世界史を語れる人は少ない

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2019/07/29

学校で経済学を学んでおらず、私に取っては読書が唯一の経済(学)知識の情報源。 導き手(教師)がいないと統計的・歴史的背景を含みながらの理解は難しいかと思うが、この本においては経済の流れを鳥瞰的に読書に分かり易く導いてくれる。 比較的分厚い本なので気圧される感もなきにしもあらず...

学校で経済学を学んでおらず、私に取っては読書が唯一の経済(学)知識の情報源。 導き手(教師)がいないと統計的・歴史的背景を含みながらの理解は難しいかと思うが、この本においては経済の流れを鳥瞰的に読書に分かり易く導いてくれる。 比較的分厚い本なので気圧される感もなきにしもあらずだが、実際には平易な言葉で書かれてあり、かつ余白も多いので比較的楽に読み進められる。 所々に(いや結構頻度高く)ユダヤ人という表現が出て来るが、それ程までに経済におけるユダヤ人の影響力が大きいのか?それとも著者においてはユダヤ人に対して何らかのバイアスがあるのか?

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2018/06/19

世界史の流れを「経済」という軸で整理した、ありそうでなかった歴史学習本。時代・エリア別の歴史を復習しながら、経済の成り立ちを学べる。経済を勉強する前には読んでおくと良い基礎本。

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2017/12/03

ヒツジの頭が「資本」を意味するキャピタルの語源。ヒツジが遊牧民の財産。子供を産ませるのは利子所得と同じ。 アメリカは植民地時代に、イギリスへの反発から紅茶を拒絶し、朝煎りの薄いコーヒーを飲むようになった。スターバックスは香りの文化を普及させて、アメリカンコーヒーを駆逐して繁盛し...

ヒツジの頭が「資本」を意味するキャピタルの語源。ヒツジが遊牧民の財産。子供を産ませるのは利子所得と同じ。 アメリカは植民地時代に、イギリスへの反発から紅茶を拒絶し、朝煎りの薄いコーヒーを飲むようになった。スターバックスは香りの文化を普及させて、アメリカンコーヒーを駆逐して繁盛した。

Posted byブクログ

2017/09/10

世界史を通しで見るには経済なんて良いのでは、と思い図書館で借りる。経済を軸に、貨幣の発生から最近のブレクジットや、今後の中国バブルへの懸念までを一気通貫で記載している。流れは非常に分かりやすい。国の施策の根底には、経済があると改めて理解させてくれた。

Posted byブクログ