夏の祈りは の商品レビュー
甲子園を目指す、埼玉の高校の野球部員たちのお話。そこに込められた強い想いや歴史を感じられるところがさすがで、とてもよかったです
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公立高校の野球部が甲子園を目指して奮闘するお話だが、各話世代を変えて歴代野球部の様子が描くという構成。高校生ものの小説は苦手なのだが、本作は性に合ったのか面白く最後まで読めた。
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野球小説に初挑戦。 用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。 最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。 第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を...
野球小説に初挑戦。 用語だらけで読みにくくないかな…という懸念はすぐに吹っ飛ばされて、夢中になって読んだ。 最初は高校野球を舞台にしたただの短編集かなーと思いきやまさかの連作もの。 第一章の舞台は1988年、第二章は1998年…というふうに、10年ごとに北園野球部のそれぞれの夏を切り取っていて、その斬新さにも惹かれた。 読みながら、高校生の時に野球部の応援で神宮に行った時のことが鮮明に蘇ってきて懐かしくもなった(結局決勝で負けて、甲子園まで後一歩だった…奇しくも北園と一緒!) やっぱり野球っていいね、青春って素敵。 今年の夏の甲子園シーズンにまたもう一度読みたい。
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県立北園高校が何世代にも渡り悲願の甲子園を目指す話。高校野球が大好きな私にとって最高の小説だった。どの世代にも胸を熱くさせられ、勝ってくれと祈りながらページを捲る。先の章で高校球児のその先が知れるのも良くて、こんなに立派になって……と親戚気分になる。やはり夏は野球!
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お子さんが野球をしているなら尚更すすめます、と 紹介していただいたこちら。 高校野球の埼玉地区大会が舞台のこの小説。 泣くよと聞いていたけどもう一章の終わりに泣いて そこから所々泣いて 終盤は泣きっぱなしでした
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野球部員でなくとも郷愁にかられる夏。どうしても決勝の壁を越えられない県立高校野球部の長年の思いを描く感動必至の小説。 ノンフィクションマニアとしてはスボーツ小説はあまり読まないが、これは良かった。 同じ県立高校野球部をキャプテン、マネージャー、監督など様々な立場から描く何世代...
野球部員でなくとも郷愁にかられる夏。どうしても決勝の壁を越えられない県立高校野球部の長年の思いを描く感動必至の小説。 ノンフィクションマニアとしてはスボーツ小説はあまり読まないが、これは良かった。 同じ県立高校野球部をキャプテン、マネージャー、監督など様々な立場から描く何世代にもわたる連作集。
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甲子園を目指す高校球児たちの話 何世代か繋がっていく話がいい。 才能があるものないもの、経験を経て大人になっていく。 球児は経験を積んで大人に。 良いお話でした。
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本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。 典型的な高校野球青春小説でした。 この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。 面白かった! 昭和30年代に一度、県大会...
本の帯に「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位&「2017オリジナル文庫大賞」大賞と有ったので、予備知識も何もなく手に取った本。 典型的な高校野球青春小説でした。 この手のスポコン系は大好物なので、一気に読んでしまいました。 面白かった! 昭和30年代に一度、県大会準優勝している(結局甲子園には行けてない)埼玉の公立高校が主人公。 10年ごとの野球部が章ごとに分かれていて、前章のキャプテンが、10年後にはどこかの野球部監督になってたりして、短編的ではあるものの結局連続して、その公立高校が舞台になっている。 女子マネージャーの話や、キャプテンの苦悩、うざいOB会の事等、色々な立場が主役になる章立てで面白い。 中でも、甲子園を目指すには3年かけて育てる必要があるんだけど、その狭間になる学年の苦悩が一番面白い。 それが最終章になっていて、この辺になると読み終わるまで寝られませんよ(笑) 須賀しのぶさんって野球青春小説ばっかり書いてる作家さんみたいだけど、気楽に読むには楽しめる作家さんですね。
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最後の最後でスポーツものらしくスッキリした。 これがないと3点だったなあ。 この人は本当に文章が上手い まだ2冊目だけど 前に読んだ本も、ストーリーはともかく、 文章がうま過ぎて感動するぐらい 上手いというのは 言葉の使い方とうまさと 説明くさくならず、読者の想像を掻き立てるバ...
最後の最後でスポーツものらしくスッキリした。 これがないと3点だったなあ。 この人は本当に文章が上手い まだ2冊目だけど 前に読んだ本も、ストーリーはともかく、 文章がうま過ぎて感動するぐらい 上手いというのは 言葉の使い方とうまさと 説明くさくならず、読者の想像を掻き立てるバランス感が抜群によい この人の書いたものならどんな設定の本でも 安心して読めそうだ
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読みすすめていくうちに心が熱くなっていく作品だった。 埼玉県の公立、北園高校を舞台に70回、80回、90回、100回大会のそれぞれを描いた作品。 高校野球が限られた3年というタイムリミットがあり、なぜこんなにも人々を熱狂させているのかが改めてわかる。 OB会からのプレッシャー、頭...
読みすすめていくうちに心が熱くなっていく作品だった。 埼玉県の公立、北園高校を舞台に70回、80回、90回、100回大会のそれぞれを描いた作品。 高校野球が限られた3年というタイムリミットがあり、なぜこんなにも人々を熱狂させているのかが改めてわかる。 OB会からのプレッシャー、頭角をあらわしてくる投手、女子マネージャーへの扱い、ハズレ世代といわれたチームの逆転劇。すべて高校野球に全力で挑む姿はザ青春という他なかった。部室に飾られる過去の栄光の写真から、代々悲願の甲子園へという想いが積み重なっているのが印象付けられる。 また高校3年が終わってもそれぞれの役割で母校に関わっていくのも、現役時代に全力で取り組み、自分の適材適所がわかったからこそできることであるなと思った。
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