ドッグ・メーカー の商品レビュー
キャラがよい!善悪入り混じったキャラクターたちがそれぞれ魅力的…。特に黒滝は40代の男性キャラで見目が良いわけでもなさそう、そして悪いこともできるアクの強さだが、決して「悪徳」ではない。あくまで「猟犬」としての研ぎ澄まされたキャラクターがひどく魅力的でした。 相馬美貴はブラッディ...
キャラがよい!善悪入り混じったキャラクターたちがそれぞれ魅力的…。特に黒滝は40代の男性キャラで見目が良いわけでもなさそう、そして悪いこともできるアクの強さだが、決して「悪徳」ではない。あくまで「猟犬」としての研ぎ澄まされたキャラクターがひどく魅力的でした。 相馬美貴はブラッディ・ファミリーのほうがよかったかなー。正直、「美人」でキャリアで…って米倉涼子が演じそうなよくあるキャラだとわかって残念。モッサイ女性キャリアでガリ勉だけど正義感にギラギラしてて汚い手段も覚えてく…みたいなほうが女性キャラとしては際立つんじゃないか。ちょっと萎えた瞬間でした 深夜、武蔵村山。警視庁人事一課監察係の黒滝誠二は、とある警察官の家の前で、その秘密を暴かんと待っていた。不祥事から全庁への綱紀粛正の機運が高まる中、監察係の一人が何者かに殺される。脛に傷のある警察官たちが「サクラの威光を守る」という大義名分を掲げて隠蔽を図ろうとするが、"ドッグ・メーカー"と呼ばれる暴力とアウトローの色が濃い警察官である黒滝が、「警察の中の警察」監察係として、サクラの代紋の裏に隠された闇を暴く。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想 この手の小説にはいつも飛び切り美人な女性キャリア上司が出てくる気がする。自分にもそんな上司がいたらなぁ。 ドック・メーカー黒滝はダークヒーロー。最後で逆転が起き、裏切り者は抹殺されたが、真相は闇の中。というか仲間と思っていた人が絵図を描いていた可能性を匂わせる最後に戦慄した。続きが気になる。 あらすじ 警視庁人事一課は警察のための警察、いわゆる警官の不正を暴く監察官だ。刑事・公安畑を歩んできた黒滝は、非合法なやり方でエスをしたて上げて情報を独り占めし、これまで手柄を上げてきた。ドッグ・メーカーと呼ばれていた。しかし、そのやり方をよく思わない上層部によって閑職に追いやられていたところを、キャリアの相馬美貴に拾い上げられる。 美貴が調べていたのは部下だった監察官の日下が何者かに殺された事件だ。黒滝は田所の妻の弱みを握り、部屋を捜査して、覚醒剤を見つける。さらに田所が暴力団と会い、覚醒剤の仕入れを共謀していたことを突き止める。 しかし、警察官の不正を隠蔽し、自身を保身したい警察上層部は、田所を糾弾。本人を自殺に追い込み、事件を闇に葬り去ろうとする。 黒滝は田所のPCから真相を掴み、一発逆転を狙う。監察官と不正刑事の闘いはやがて警察上層部の闘争に発展していく。
Posted by
伊兼源太郎「警視庁監察ファイル」シリーズで監察に興味を持って「ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治」を読んでみたけど、あんまり面白くなかったな〜。 深町秋生を読んだの初めてだけど、なんかちょっと古臭い? アウトローな男性部下、美人の女性キャリア上司、掴みどころのない鵺...
伊兼源太郎「警視庁監察ファイル」シリーズで監察に興味を持って「ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係 黒滝誠治」を読んでみたけど、あんまり面白くなかったな〜。 深町秋生を読んだの初めてだけど、なんかちょっと古臭い? アウトローな男性部下、美人の女性キャリア上司、掴みどころのない鵺のような男性上司、というのも、ある種のテンプレだよねー。 男性キャラは地の文で苗字表記なのに、女性上司だけ名前表記であることにも違和感。 続編は読まないかなぁ。読むものがなくなったら読むか?
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
★3.5 面白かったけど、文章が長くて途中で何度も集中力切れそうになった… バイオレンスなハードボイルド。 警察組織に蔓延る悪徳警官、エスを飼いながらも自分の正義を貫くドッグメーカー、きつい敏腕女上司。 キャラがみんな濃くてストーリーとして面白かった。 もうちょい簡潔でもよかった! ラストの感じ、続編出てもおかしくない
Posted by
警察小説も事件解決のみじゃない! 視点を変えた作品も面白い。もっと悪い悪徳警官を登場させたりーー、シリーズ続刊を待ち望んでいます。
Posted by
星3.5 手段を選ばず、俗に言うハイエナのような主人公。 アウトローな監察官(警察)の話。 物語的に闇が深く、主要なキャラクターも魅力的なので続編が出ることを切に願う。 新宿鮫が好きならオススメできると思います。
Posted by
大変面白く読ませていただきました 警察小説は公安や監察関係らしい流れで すきっとは終わりませんが この分野はしょうがない所です。できれば続編に期待したいです
Posted by
深町秋生らしさ満載の公安刑事の黒滝誠治が印象深い。ここまでくると警察なんだかヤクザなんだかわからなくなる。
Posted by
公安、組織犯罪対策課を渡り、監察係へやってきた悪徳刑事。 暴力団と悪徳刑事という、一見手垢のついたネタだが、そこは著者の辣腕が存分に発揮される。 情報提供者(エス)を量産してゆく非合法手段が痛快。 深町作品のノワールものは外れがないな。 読み応え抜群の一冊でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう話すごい好き(^ω^) 警察の裏みたいな ハードボイルドなオッサンと キツめの女上司。 タヌキなじぃさん。 ただ一つだけ言うなら 羽場がどうしてそこまで行ったかを もう少しだけ丁寧にして欲しい 羽場のAnother Story出て欲しい。 是非買うのに。 最後やっばりたぬきジジィ なんかあると思った。 井筒のAnother Storyもみたいな 何をやらされてるんか ちょっとだけ。
Posted by