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人生散歩術 の商品レビュー

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2018/03/27

副タイトルの「こんなガンバラナイ生き方もある」というフレーズに惹かれて読んでみました。 だらだらと世の規範から外れて気ままに、楽天的に暮らしている、信じられないほどの怠け者達に勇気づけられたいという想いがあったのですが、少し路線が違ったかな。 取り上げられているのは、 井伏鱒二...

副タイトルの「こんなガンバラナイ生き方もある」というフレーズに惹かれて読んでみました。 だらだらと世の規範から外れて気ままに、楽天的に暮らしている、信じられないほどの怠け者達に勇気づけられたいという想いがあったのですが、少し路線が違ったかな。 取り上げられているのは、 井伏鱒二、高田渡 、 吉田健一、木山捷平、田村隆一、古今亭志ん生、佐野洋子 皆、気骨のある人ばかり。 ここまで成し遂げた人たちが、頑張っていないわけがない。 「ガンバラナイ」というニュアンスよりも、いわゆる社会性のある俗物ではなく、マイペースに自分なりの芸術を極めているタイプの方々だと思う。 筆者の愛がにじみ出るような筆致で、その人となりを語ります。 正直、吉田健一、木山捷平、田村隆一の3人は存じ上げない方々の人生を見れたのが収穫でした。 田村隆一の生活には興味が湧きました。 どうしようもない女との関係のようなものが面白そう。 田村さんをモデルにねじめ正一がかいた「荒地」を読んでみたい。 芸術家とは、生き方も含めて、「自分」をしっかり持ち、周りにも流されず生きていくことで魅力を発揮するのだなと、思いました。 ただ、芸術家ってそれだけでもなく、世の動き等も、きっちりつかんだ上で、2,3歩先の未来を示せる人(たとえば、村上隆みたいな人)もかっこいいなと思う。今日この頃。ビジネスっぽい思考に毒されているのかな。。。

Posted byブクログ

2017/09/24

こんなガンバラナイ生き方もある! 井伏鱒二の小説も、高田渡の歌も、田村隆一の詩集も、 私にとっては人生の「実用書」なのである。 ▼目次 井伏鱒二 自分なくしの旅 高田渡 気骨の人生風来坊 吉田健一 上機嫌に生きる、ただそれだけを 木山捷平 木山捷平の危機脱出術 ...

こんなガンバラナイ生き方もある! 井伏鱒二の小説も、高田渡の歌も、田村隆一の詩集も、 私にとっては人生の「実用書」なのである。 ▼目次 井伏鱒二 自分なくしの旅 高田渡 気骨の人生風来坊 吉田健一 上機嫌に生きる、ただそれだけを 木山捷平 木山捷平の危機脱出術 田村隆一 恋と友とウイスキー 古今亭志ん生 貧乏を手なずけた男 佐野洋子 日常生活を生きる術 がんばらなくてもいいんだよ、と励まされたような気がする。

Posted byブクログ