夜と会う。(Ⅰ) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
表紙に惹かれて買ってしまった想像しやすい 読みやすかった2日に分けて読んだ 1話 夢の中の住人 夜を断つ 理想の両親わかる イザヨイ ミステリアス レインの別の姿か? イザヨイのハサミいいなー 3話 イザヨイが夜だったんだなー 何となく察してた 夜を断つんじゃなく食べてたのか イザヨイは寂しかったんだ
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人のトラウマが作り出す〈夜〉という世界。高校生有森澪音と喫茶カグヤのマスター小野寺豪は、トラウマが作り出す異形を退治することになる。 「ほんのみせコトノハ」選書サービスで頂いた本。 この本の感想というよりは、この本を選書してくれた本屋さんの感想になってしまうのですが、、 アンケ...
人のトラウマが作り出す〈夜〉という世界。高校生有森澪音と喫茶カグヤのマスター小野寺豪は、トラウマが作り出す異形を退治することになる。 「ほんのみせコトノハ」選書サービスで頂いた本。 この本の感想というよりは、この本を選書してくれた本屋さんの感想になってしまうのですが、、 アンケートの好きな本のところに、源氏物語〜花の宴〜というマイナーな部分を上げたのですが、おそらくそこから私の趣味を推測してくださったのだと思います。 花の宴は朧月夜という女性が光源氏に恋をするお話。女性の名前の通り月にも深い関わりがありますし、日本の神話のイザナギなんかとも関係しているのではないかと研究されています。竹取物語なんかとも一緒に研究されてますね。 この『夜と会う』には喫茶「カグヤ」謎の少年「イザヨイ」など、私の好きな設定が盛りだくさん。あらすじを読んだ途端に大いに興味を惹かれました。 そして、廃墟。〈夜〉と呼ばれる異世界には必ず廃墟が存在しています。廃墟の写真集とか買ってしまう私にはたまりませんでした(笑) 調べてみたらこの小説は三巻まで出ているとのことで、また見かけたら必ずゲットしようと思いました。 異形との戦闘シーンなのですが、持っている武器の強さは関係なく、勝てると思ったらその分強くなるという世界。精神力がものをいうんですね。だから、動揺したり自分の武器のほうが弱いと思ってしまったら相手に攻撃は通用しなくなります。主人公の精神力がもろに試される。これからの、澪音くんの成長が楽しみです。
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澪音が変わっていくのはもっと先の話なのかなと思ったから、1話で変化があって驚いた。色んな謎があるからこれからどうなるのか楽しみ。
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<学生選書コメント> 悩みを抱える人のトラウマが具現化した世界「夜」に迷い込んだ主人公が自分を見つめ直す物語。
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設定をみた第一印象では、精神世界をねちっこく描く本格SFかな?と思ってたので、当初の印象に比べてかなり読みやすかった。
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「もうすぐ会えるよ、雨君。」 目の前で繰り広げられる口喧嘩。 子供の前で常に破綻した状況を見せたうえで、子供の為に離れないと言葉で縛るのであれば一度距離を置いた方が皆の為な気もするけどな。 「それはきっと、怒っていたんだね。」 理不尽な社会に絶望を抱いて。 立場が弱い者が自分た...
「もうすぐ会えるよ、雨君。」 目の前で繰り広げられる口喧嘩。 子供の前で常に破綻した状況を見せたうえで、子供の為に離れないと言葉で縛るのであれば一度距離を置いた方が皆の為な気もするけどな。 「それはきっと、怒っていたんだね。」 理不尽な社会に絶望を抱いて。 立場が弱い者が自分たちより使えるものだったからという理由だけで、理不尽な言葉の暴力でストレスを発散していい訳ではないだろう。 「さよなら、雨君。」 周りと違う変な事が気になって。 自分が好きな物や環境が周りと違うというだけで友人の輪から弾いてしまうのは、どうしてもその良さを分かり合えない人達ならではの結果なのだろうな。
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人と人、時間と空間、遺されたものたちに込められた想いたち。 その中から"何か"を求めて『夜』を駆け巡る主人公。 次巻も楽しみだ。
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親に抑圧される儘な高二の根暗イケメン的澪音が夜毎夜の世界に取り込まれ人のトラウマが具現化した異形を陽気な喫茶店のマスターらと退治する。出し抜けに表れる作風の若い隙はちょっと目眩がするようだけれどひんやりした静謐に満ちた空気が心地好い。澪音の美味しい顔を目指して料理を振る舞うマスタ...
親に抑圧される儘な高二の根暗イケメン的澪音が夜毎夜の世界に取り込まれ人のトラウマが具現化した異形を陽気な喫茶店のマスターらと退治する。出し抜けに表れる作風の若い隙はちょっと目眩がするようだけれどひんやりした静謐に満ちた空気が心地好い。澪音の美味しい顔を目指して料理を振る舞うマスターのおまけが楽しい。
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人の心が惑わせた時に生まれる「夜」。それを退治する喫茶店のマスターの小野寺。それを手伝うことになった澪音と謎の人物イザヨイ。 正直オチは分かりやすくストーリーとしてもありがち。文章はテンポ良く読みやすかった。
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現実世界で鬱屈された気持ちや絶望が夢という形で具現化する世界 そこに息づく『夜』と呼ばれる異形のもの 抑圧された高校生活を送っていた男子高生、澪音が迷い込んだ世界は 一面砂に覆い尽くされた、そんな夜の世界だった ***** 荒廃、退廃、そんな今まさに朽ちていく、あるいは朽ちてしまった砂の世界が 廃墟好きな自分には良かった なんとなく各所で色々と中途半端になったものがあるけどこれは、続編を想定してのことなんだろうか? そうじゃないと、結局アイツなんだったの?!みたいな消化不良感が残るし でも続編を出すとしても主人公にまつわるあらゆる問題がほぼ解決してしまったので無理そうというか とてもライトな読み応えで読み進められたけど 今日日の高校生は、初めて手にした刀の刃の曇りを気にしたり、何の躊躇もなく人間に斬りかかれてすごいなーとは思いましたまる 夢の中だからということで許されるのかも知れないけども ちょっとリアリティに欠けすぎてて拒否感も あそこまで感情に乏しく無気力な少年が正義感に駆られて夜退治をするというのも…だからこそなのか…
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