生きがい の商品レビュー
テンポのよい人情時代物が身上の沖田正午さん「生きがい」(2017.7)、一息に読了しました。余命一年と宣告された戯作者の己を知るための旅立ちと、それを支える人たちの人情。「我武者羅になる」ことの大切さ、尊さがひしひしと伝わってきました。
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「あと一年の命」と告げられた戯作者・浮世月南風が、一世一代の傑作を執筆するため、かつて愛した女が言った一言を聞き直すため、旅に出る。 「生きがい」という言葉は、ともすると軽く扱われて好きではないのだけれど、この本に描かれた、残りの命をどう使うか、命を懸けてもやることが、まさしく「...
「あと一年の命」と告げられた戯作者・浮世月南風が、一世一代の傑作を執筆するため、かつて愛した女が言った一言を聞き直すため、旅に出る。 「生きがい」という言葉は、ともすると軽く扱われて好きではないのだけれど、この本に描かれた、残りの命をどう使うか、命を懸けてもやることが、まさしく「生きがい」と納得させられた。
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