歴史に「何を」学ぶのか の商品レビュー
<目次> はじめに 歴史にまつわる不思議 第1章 天皇退位問題について 第2章 大好きな歴史上の人物 第3章 歴史探偵を名乗るまで 第4章 日露戦争と夏目漱石 第5章 「歴史はくり返す」 おわりに 「歴史を学ぶ」ということ <内容> 著者が若い人を対象に...
<目次> はじめに 歴史にまつわる不思議 第1章 天皇退位問題について 第2章 大好きな歴史上の人物 第3章 歴史探偵を名乗るまで 第4章 日露戦争と夏目漱石 第5章 「歴史はくり返す」 おわりに 「歴史を学ぶ」ということ <内容> 著者が若い人を対象にした学習会が元だと思う。そういう語り口で書かれている。 近現代史に造詣の深い著者が、自分が歴史に関わる本を書くようになったいきさつや『日本の一番長い日』を書くにあたってのお話、そして現代的なテーマを「きちんと調べたうえで」語ってくれている。妙に訳知りそうな顔で「歴史」を語る輩に比べ、偉ぶったことは一切ないが、正確な歴史談義をしてくれている。歴史好きな、近現代史に興味を持つ中高校生に最適な本である。
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面白かった。やはり著者の本は安定的に読みやすい と思いました。 天皇の退位問題から明治から昭和までの歴史を わかりやすくまた、ご本人のこれまでの経緯を いろいろ書かれています。 ”日本のいちばん長い日”のお話を読んでいると 歴史って必然ではなく、偶然の積み重ねだけど 結局必然のよ...
面白かった。やはり著者の本は安定的に読みやすい と思いました。 天皇の退位問題から明治から昭和までの歴史を わかりやすくまた、ご本人のこれまでの経緯を いろいろ書かれています。 ”日本のいちばん長い日”のお話を読んでいると 歴史って必然ではなく、偶然の積み重ねだけど 結局必然のように思えるということかもしれません。 であれば、とりわけ、歴史観をゆがめて取ったり 自分の都合のよいように曲解することは大罪のような気がします。
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人はたえず挫折と我慢の日常をすごしている。どうせとか、いっそとか、覚悟しつつもなかなかいっぺんに思い切れない。そこに、せめての心情が大きく浮かびあがってくる
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歴史の中にはまだまだ埋もれてますよ。それを調べることで、日本と言う国の姿が見えてくる。だから歴史は面白いのです 独裁者が、力の行使に必要な警察や軍を掌握すると、必ずと言っていいほど実行する事は何か。それは粛清なんです 民主政治は、特にやすやすと、独裁に転換すると言うことをよく覚えておいていただきたい 過去に目を閉ざすものは現在にも盲目になる
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真田十勇士 猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道、三好伊三入道、由利鎌之助、筧十蔵、海野六郎、穴山小助、根津甚八、望月六郎 吉田松陰 幕末有名人がほとんど出てくる勝海舟の日記や記録に全く出てこない 松下村塾史観 幕臣の勝海舟、大久保一翁、福井藩の政治指南役だった横井小楠らは激変す...
真田十勇士 猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道、三好伊三入道、由利鎌之助、筧十蔵、海野六郎、穴山小助、根津甚八、望月六郎 吉田松陰 幕末有名人がほとんど出てくる勝海舟の日記や記録に全く出てこない 松下村塾史観 幕臣の勝海舟、大久保一翁、福井藩の政治指南役だった横井小楠らは激変する国際情勢を視野に入れて、新しい国のかたちはどうあるべきか考えていた 明治10年国家予算 4800万円 戦費 4156万円 西南戦争 このツケはインフレを呼び、その後とられた緊縮財政で一気にデフレ 石橋湛山 小国主義 人の入れ替わりに40年 太平洋戦争開戦前に戦争回避を唱えた召喚には実戦経験者が多かった 歴史は繰り返す 古代ローマの歴史家 クルティウス・ルフス 第一次大戦後戦勝5カ国の軍艦や空母の保有比率 アメリカのGDPは日本の7,8倍 GDP比より対米6割を認められたらラッキーを思って当然だったはず 英語に直訳できない日本語 いっそ、どうぜ、せめて ヴァイツゼッカー 問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目になります。非人間的な行為を心に刻もうとしないものは、またそうした危険に陥りやすいのです
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