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装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~(2) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2017/07/30

前作からは明らかにパワーダウン。 それぞれのエピソードの結末も おおよそ読めてしまう予定調和で 一作目ほどの驚きは、もはやない。 「光をなくした目に、見えた音」 件の人物が近い人間であることなど 早くから想像がつく。 しかし…こちらの思いとは異なる人物で それは意外で消化不良を...

前作からは明らかにパワーダウン。 それぞれのエピソードの結末も おおよそ読めてしまう予定調和で 一作目ほどの驚きは、もはやない。 「光をなくした目に、見えた音」 件の人物が近い人間であることなど 早くから想像がつく。 しかし…こちらの思いとは異なる人物で それは意外で消化不良を起こしてしまった。 妻のみのりと「みーちゃん」は同一人物だと 思いこんでいたし そうであるべきだとも 思っていたのだが。そうでないと、なぜ 「みーちゃん」が自伝に登場したのか。 必然性がなくなってしまわないだろうか。 まさか読者のミスリードを誘うためだけの? みのりと夏樹、どちらの行いにも同じ動機が 隠されている方が、よほど自然ではなかったか。 「検閲」 巻島の解決への動きは、読む前から手に取るように わかっていた。そうして、いつもわらべの心情に ほだされて動くという展開に…そろそろ飽きてきた。 装幀そのものにもっと深く切り込んだ物語になって ほしい。 それに、そろそろわらべにも成長させてあげてほしい。 人を描いているのだから、歳月とともに成長するのが 当たり前だと思う。このままでは物語が「サザエさん」 のように…時の歩みを止めてしまいそうだ。

Posted byブクログ

2017/07/28

2017/7/27読了。 「装幀室のおしごと」第2段、楽しみにしていたシリーズです。盲目のヴァイオリニストの話もイラストレーターの話もウルウル(T^T)してしまいました。 わらべと巻島のコンビもいいなあ。

Posted byブクログ