新・悪魔が憐れむ歌 の商品レビュー
映画秘宝という雑誌があった時代には、定期的に高橋ヨシキさんの文章に触れていました。あまり日が当たらない映画について、幅広い知識でその作品が生まれた背景も含めて語ってくれる高橋さんの文章や、読者からのハガキを紹介するコーナーでのコメントなど欠かさず読んでいたことを思い出します。 積...
映画秘宝という雑誌があった時代には、定期的に高橋ヨシキさんの文章に触れていました。あまり日が当たらない映画について、幅広い知識でその作品が生まれた背景も含めて語ってくれる高橋さんの文章や、読者からのハガキを紹介するコーナーでのコメントなど欠かさず読んでいたことを思い出します。 積読本になっていた本書を読み、懐かしい人に再会したような気分になりました。本書を読み、『ツインピークス』を復習したくなったり、第5章の信じがたくヘンテコな映画で取り上げられる未見の作品を鑑賞したくなりました。 YouTubeのチャンネル『BLACKHOLE』で、てらさわホークさん、柳下毅一郎さんらと、映画について楽しく語っています。ますますご活躍されているようで、嬉しい限りです。
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海外映画、ドラマ、俳優の評論集。 相変わらずの著者の博識ぶりと考察の鋭さにはただただ脱帽。 「ツインピークス」に元ネタとなる事件があったことは寡聞にして知らなかった。 あと、「マッド・マックス/怒りのデス・ロード」監督へのインタビューで、著者のインタビューがあまり素晴らしいため、...
海外映画、ドラマ、俳優の評論集。 相変わらずの著者の博識ぶりと考察の鋭さにはただただ脱帽。 「ツインピークス」に元ネタとなる事件があったことは寡聞にして知らなかった。 あと、「マッド・マックス/怒りのデス・ロード」監督へのインタビューで、著者のインタビューがあまり素晴らしいため、監督が予定時間を大幅に超えてインタビューを続けたところはちょっと感動的。 それから本書で「ムカデ人間」という映画の存在を知ったことも収穫であった。 それ以外の本書の特徴としては、そのレイアウトと掲載されている写真のチョイス。特に写真のリピートされての配置や、なぜこの写真を?と思うような引用等々、著者文章のおもしろさを引き立てる素晴らしいレイアウトであった。
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