小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか の商品レビュー
著者の「プールに蓋をした仮設劇場でのドンブラコから宝塚歌劇団が誕生した」というヅカの伝説に疑問を持から、阪急黎明期を丹念に調査した本。 箕面の開発や明治期に勃興した児童教育、お伽倶楽部の話は非常に面白く川上音二郎や久留島武彦、久松一声など児童教育のレジェンドたちが続々出てくるが、...
著者の「プールに蓋をした仮設劇場でのドンブラコから宝塚歌劇団が誕生した」というヅカの伝説に疑問を持から、阪急黎明期を丹念に調査した本。 箕面の開発や明治期に勃興した児童教育、お伽倶楽部の話は非常に面白く川上音二郎や久留島武彦、久松一声など児童教育のレジェンドたちが続々出てくるが、彼らと小林一三との関わりが状況証拠のみでエピソード等がないためイマイチ分かり辛い。また箕面の開発頓挫の教訓を宝塚に活かした筈だが、ここの探求ももう一つ。
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