1,800円以上の注文で送料無料

フランス王妃列伝 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/11/05

近世フランス王妃15人の生い立ち、王妃として背負った困難をどう生き抜いたかがまとめられている。 序論では王妃とは、やサリカ法などについて解説されている。 私が印象に残った3人は、 マリー・ド・メディシス 他書で酷評されていたため、侘しい亡命生活を送ったのかと思いきや、各国で歓迎...

近世フランス王妃15人の生い立ち、王妃として背負った困難をどう生き抜いたかがまとめられている。 序論では王妃とは、やサリカ法などについて解説されている。 私が印象に残った3人は、 マリー・ド・メディシス 他書で酷評されていたため、侘しい亡命生活を送ったのかと思いきや、各国で歓迎され、娘達が各国王に嫁いでいたことから「ヨーロッパの母」と見なされていたなど印象を改めた。 マリー・レグザンスカ ポーランド王女から一転、パン焼きかまどに隠れる亡命生活、そしてフランス王妃と幸運は物語のようだ。 ただ王妃となった後、王の愛人達や子供に先立たれるなど苦しみは多かっただろう。 彼女が後もう少しだけ生き永らえてマリー・アントワネットを諭せていたら歴史は変わっただろうか。 マリー・アントワネット 宮廷構造を揺るがせ自滅したとも言えるが、身分や血統によらない人材登用だった。という見方は、なるほど唸った。(なお「自滅」は私の感想) ところで、国王の愛人は沢山登場するが、愛人がいた王妃はいないのかな? ぜひ中世のフランス王妃も取り上げてほしい。

Posted byブクログ