1,800円以上の注文で送料無料

ピアリス の商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マンガ家が書いたイマイチの小説か(個人的感想) 「木下司」名義で書いた小説  月刊誌に連載 4号で廃刊 以後未完のまま 掲載当時のイラストも掲載 作者は優れたストーリーテラーだと思うが、マンガと違って絵がない分を文字で描写しなければならない 本人もあとがきで書いているが、むずかしい

Posted byブクログ

2018/02/24

まず、声を大にしていいたい。未完です! 未完ですよー、みなさん。せめて帯に書いておいて欲しかった(涙) 近所の本屋で見かけ、「萩尾望都の小説・ハードカバー・文芸の棚にポツンと1冊」という状況で、「この地域でこれを買う人は私しかいないでしょ!?」と勝手に使命感にかられて購入してし...

まず、声を大にしていいたい。未完です! 未完ですよー、みなさん。せめて帯に書いておいて欲しかった(涙) 近所の本屋で見かけ、「萩尾望都の小説・ハードカバー・文芸の棚にポツンと1冊」という状況で、「この地域でこれを買う人は私しかいないでしょ!?」と勝手に使命感にかられて購入してしまいました。 面白かったです。一気読みでした。挿絵が多いこともありますが、文章だけでも望都さまの絵が浮かんでくる。なぜか、コマ割りまでイメージできるという不思議。 そして、第4章を読み始めたところで「あれ、このペースだと終わらないよね……」と気づき(←遅い)、巻末インタビューで「雑誌廃刊のため、連載がとまった」と知ったときの衝撃! インタビュアー「本書の出版後にファンから絶対(続きを書いてほしいと)言われると思います。」 望都さま「いやいや、そんなことはないです(笑)。」 ……というやりとりが、ありますが、続き、読みたいです! もう気になってしょうがないです! せめて、帯に「未完」って書いといてほしいです!(滂沱)

Posted byブクログ

2018/01/23

うう未完…。というかこれでは導入部ではないか。やっぱり漫画で読みたいなあ、完結編で。20年前の作品、萩尾望都SF、おもしろさはもちろんだけど、差別と戦争と暴力のテーマについて、いろいろ胸に迫る。「弱さは恐怖に、恐怖が怒りに、怒りが暴力になるのだ。」「あたしたちは、怒りと暴力の世界...

うう未完…。というかこれでは導入部ではないか。やっぱり漫画で読みたいなあ、完結編で。20年前の作品、萩尾望都SF、おもしろさはもちろんだけど、差別と戦争と暴力のテーマについて、いろいろ胸に迫る。「弱さは恐怖に、恐怖が怒りに、怒りが暴力になるのだ。」「あたしたちは、怒りと暴力の世界に生き続けるしかないのだろうか。」

Posted byブクログ

2017/12/24

未完だよね。 もう書く気はないっていうけど、これからユーリとピアリスが再会して、というところを書いてくれなくちゃ、 続きが読みたい!

Posted byブクログ

2017/09/05

萩尾望都さんが20年前に別名義で書いた小説。 当時の連載での萩尾望都さんのイラストもたっぷりで、話もすごく面白い。 が・・・・未完とはーー!未完とは知らずに読んだので大ショックです。完結の予定もないとか。。。 書籍化するなら完結させてからにしていただきたかったなあ・・・・それより...

萩尾望都さんが20年前に別名義で書いた小説。 当時の連載での萩尾望都さんのイラストもたっぷりで、話もすごく面白い。 が・・・・未完とはーー!未完とは知らずに読んだので大ショックです。完結の予定もないとか。。。 書籍化するなら完結させてからにしていただきたかったなあ・・・・それより やっぱりマンガで読みたいー!

Posted byブクログ

2017/09/01

未来を視るユーロと過去を視るピアリスの双子の物語.故郷のアムルーでは戦争が続き難民となった二人は5歳の時に離ればなれになる.それぞれがそれぞれの運命を背負って何かが動き出した.というところで,,これで終わるのですか?とてもショック!

Posted byブクログ

2017/08/31

「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30 238p ¥1,566 C0093 (2017.08.31読了)(2017.08.25購入) 雑誌「The Sneaker Special」(角川書店/※1995年廃刊) 1994年春号・夏号・秋号・冬号に発表。全4回連...

「ピアリス」萩尾望都著、河出書房新社、2017.07.30 238p ¥1,566 C0093 (2017.08.31読了)(2017.08.25購入) 雑誌「The Sneaker Special」(角川書店/※1995年廃刊) 1994年春号・夏号・秋号・冬号に発表。全4回連載。 【目次】 I ユーロ シモン修道院 II ピアリス 「9×7」 III ユーロ カルカーシュの予言者 IV ピアリス 青いリンゴの木 【巻末特別企画】 萩尾望都インタビュー「SF作家・木下司は私でした」 ☆関連図書(既読) 「戯曲・半神」萩尾望都・野田秀樹著、小学館、1987.10.20 「斎王夢語」萩尾望都著、新潮社、1994.09.20 「思い出を切りぬくとき」萩尾望都著、あんず堂、1998.04.23 「一瞬と永遠と」萩尾望都著、幻戯書房、2011.06.14 「マンガのあなた SFのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.02.28 「コトバのあなた マンガのわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.05.30 「物語るあなた絵描くわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2012.11.30 「愛するあなた*恋するわたし」萩尾望都著、河出書房新社、2014.05.30 (「BOOK」データベースより)amazon ピアリスがぼくのような目にあってませんように。決して決して、ぼくのような目にあってませんように。“ユーロ カルカーシュの予言者”より。願いに力があるのなら、あたしは一番にこのことを願おう。いつか、ユーロに会えますように。“ピアリス「9×7」”より。萩尾望都のSF世界。

Posted byブクログ

2017/07/17

 実は萩尾望都が書いたSF小説ということで身構えた。なんとなれば「銀の三角」みたいなのが活字で押し寄せてくると思ったから。相当真面目に読まないと理解すらできないかもと。視覚に訴えてくる、つまり文字よりは理解しやすいだろう萩尾SF漫画を何度も何度もページをいったりきたりした我が身な...

 実は萩尾望都が書いたSF小説ということで身構えた。なんとなれば「銀の三角」みたいなのが活字で押し寄せてくると思ったから。相当真面目に読まないと理解すらできないかもと。視覚に訴えてくる、つまり文字よりは理解しやすいだろう萩尾SF漫画を何度も何度もページをいったりきたりした我が身なので。そのくらい萩尾望都のSFは難解な面があることも否めないと思う。  ところが、このピアリスは意外と分かりやすくすらすらとストーリーが頭に入ってくる。登場人物たちの会話も非常に分かりやすい。初出誌が何やらジュブナイル向けの雑誌らしいので、ある程度分かりやすさを追求したのか、それとも最初からそのような構想だったのか知る由もないが、萩尾望都の長編SFとしては非常に取り組みやすい作品と思える。  もしも、作者を萩尾望都と知らず萩尾望都が挿絵を描いているというだけの理由でこの本を読んでいたら、やはり萩尾望都の絵が似つかわしいるお話だと思っただろう。この物語のあちらこちら、全体のベースに萩尾ティストが満載なのだ。萩尾望都SFの根幹は時空のねじれを利用して、過去と未来を行き来しキズを修復することだと私は勝手に思い込んでいる。うむ、繰り返す、キズの修復だな。  残念ながら未完のまま発行されたけれども、時を超えて続きを待ち続けます。

Posted byブクログ