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うみべのまちで の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/07/31

1950年代の、海底の炭鉱を中心に、労働者と家族が暮らす町を、少年の目線で淡々と語るお話です。日本にもいくつもありましたよね、石炭で栄えて、今は寂れてしまった町…。 暗く狭く危険で劣悪な環境である坑道に毎日入って、過酷な労働に従事する父。亡き祖父も同じ人生を生きた。そして主人公の...

1950年代の、海底の炭鉱を中心に、労働者と家族が暮らす町を、少年の目線で淡々と語るお話です。日本にもいくつもありましたよね、石炭で栄えて、今は寂れてしまった町…。 暗く狭く危険で劣悪な環境である坑道に毎日入って、過酷な労働に従事する父。亡き祖父も同じ人生を生きた。そして主人公の少年は、自分も同じ道を歩くことに疑問を持っていないのです。その後の時代を生きてきた者として、切なくなってしまいます。

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2024/03/14

危険と隣り合わせの炭鉱で働く父親。祖父もそうだった、そしてぼくもいつかそこで働く。淡々と語る少年に言葉を失う。父親の働く真っ暗な炭鉱と、まばゆいばかりにきらめく海の描写の対比がまた、、、

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2023/08/30

この表紙の絵を見て分かるとおり、海が光る情景をよくとらえている!! 話の展開もゆるやかに進む良い感じ(*^_^*)

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2023/03/08

5歳〜。 大人向け。読み聞かせ後、父、母と過ごした幼少期が懐かしくなった。 海のきらつきが非常に美しく描かれている。

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2021/07/17

海の見える家、お父さんは炭鉱で働いている。おじいちゃんも同じように働いていた。いつか「ぼく」もそこで働く。 文・ジョアン・シュウォーツ、絵・シドニー・スミス、訳・岩城義人

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2019/06/12

最初は少し暗くて物悲しい話だと思ったのですが、読んでいくうちに暗い海の下と明るい外の世界の対比や海の情景がすごく綺麗だと思いました。また家族の生活が温かくて穏やかなところにもひかれました。

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2017/10/10

ぼくのうちからは、海が見える。父さんは海の下の炭鉱で働いている。明るく美しい海辺での毎日。ぼくがのびのびと遊ぶとき、父さんは暗いトンネルで石炭を掘っている。いつも見える美しい海、そして、いつも海の下で働いている父さん。炭鉱の町での暮らしはそんなふうに続いていく。 地上の明るさと地...

ぼくのうちからは、海が見える。父さんは海の下の炭鉱で働いている。明るく美しい海辺での毎日。ぼくがのびのびと遊ぶとき、父さんは暗いトンネルで石炭を掘っている。いつも見える美しい海、そして、いつも海の下で働いている父さん。炭鉱の町での暮らしはそんなふうに続いていく。 地上の明るさと地下の暗さの対比が鮮やか。ただ淡々と過ぎる毎日が愛おしい絵本。

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