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世界を裏側から見る私の手法 の商品レビュー

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2020/12/12

同志社大の神学部から外務省に入り、ロシアスクールで活動していた2002年にロシア外交と北方領土をめぐるスキャンダル、いわゆる「ムネオ疑惑」に連座して逮捕された経緯を生々しく再現し、国策捜査の真相を明かした『国家の罠』がベストセラーとなった著者が日本外交を徹底分析する。北方領土交渉...

同志社大の神学部から外務省に入り、ロシアスクールで活動していた2002年にロシア外交と北方領土をめぐるスキャンダル、いわゆる「ムネオ疑惑」に連座して逮捕された経緯を生々しく再現し、国策捜査の真相を明かした『国家の罠』がベストセラーとなった著者が日本外交を徹底分析する。北方領土交渉のゆくえ・尖閣諸島をめぐる中国外交など日本の脅威となる近隣諸国や、ロシアの経済事情・中東諸国の混乱・さらにはトランプ大統領が国際社会に与える影響など、豊富な外交経験に基づいてディープに斬り込む語り口はドラマチックで迫力満点。本書は日本の経営者たちに広く読まれている雑誌・『経済界』への連載を元に再編集したもの。「外務省のラスプーチン」とも呼ばれたほどの佐藤氏は恐い人のように思えるが、無頼漫画家のサイバラと異色のユニットとかも組んでおり、実は結構「おちゃめ」という印象。

Posted byブクログ