今日はヒョウ柄を着る日 の商品レビュー
星野博美の著書を読んだのは「戸越銀座でつかまえて」で、この本はまだ二冊目。変なことにこだわる、変な作家さんだな、と思った。 でも、わたしは、彼女の視点や文章が好きだ。 ・人間の声を猫語に翻訳すると ・ライオンでも、虎でもなく ・進化の途上 ・今日はヒョウ柄を着る日 ・ラファエ...
星野博美の著書を読んだのは「戸越銀座でつかまえて」で、この本はまだ二冊目。変なことにこだわる、変な作家さんだな、と思った。 でも、わたしは、彼女の視点や文章が好きだ。 ・人間の声を猫語に翻訳すると ・ライオンでも、虎でもなく ・進化の途上 ・今日はヒョウ柄を着る日 ・ラファエロの目 ・覇気 ・文房具屋の謎 ・わたしの現在形 忘備録としてタイトル並べようとしたけど 疲れてしまったのでおしまい。 霊感というか、因縁というか、そういうものにまつわる話も多いが、どこかサバサバした文章なので、楽しく読めた。
Posted by
着眼点が面白いエッセイ集。読んでいるとジワジワ笑えるのだ。ヒョウ柄を着るのは理由がある。妙に納得してしまった。まさしく星野博美ワールドだ。
Posted by
タイトルから、「ヒョウ柄を着て元気だそう」系の本かと思ったら全然違って、「なぜヒョウ柄を着るのか」という考察系だった(笑) 初読みの作家さんだったが、発想がとにかくユニーク。着眼点もおもしろくて、『こう捉えるのか』という視点がたくさん。世代も近かったので、共感できる部分もあってお...
タイトルから、「ヒョウ柄を着て元気だそう」系の本かと思ったら全然違って、「なぜヒョウ柄を着るのか」という考察系だった(笑) 初読みの作家さんだったが、発想がとにかくユニーク。着眼点もおもしろくて、『こう捉えるのか』という視点がたくさん。世代も近かったので、共感できる部分もあっておもしろかった。
Posted by
都会の暮らしはお年寄りに優しくない。 生き延びるためには、自己主張して自分を守らなければならない。おばさんたちのヒョウ柄は「さあ、今日も生きるぞ」という戦闘態勢に入るためのユニフォームなのかもしれない、という所が面白かった。 老いた両親と暮らす星野さんは、死に対してセンシティブな...
都会の暮らしはお年寄りに優しくない。 生き延びるためには、自己主張して自分を守らなければならない。おばさんたちのヒョウ柄は「さあ、今日も生きるぞ」という戦闘態勢に入るためのユニフォームなのかもしれない、という所が面白かった。 老いた両親と暮らす星野さんは、死に対してセンシティブなのだけれど、どこかあっけらかんともしていて、私もそうなりたいなと思いました。
Posted by
逃げるが勝ち。でも、逃げ時を見極めることが大切。 SNSにまみれ、本能を失ったわたしたちは、もう一度ヒョウ柄に学び、野生の力を取り戻さねばならない! ひとつの話に数回は吹き出しながら読みました。
Posted by
くすり、にやりを繰り返し、一気に読んだ。高齢者向け商品の謳い文句に対する星野さんの考察にはドキッとさせられた。私も、これからも学び続けたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々の星野博美 彼女が考えてそうだなぁという思いとか感触に満ち溢れたエッセイ集。 ヒョウ柄の考察を続ける前半も良かったが、後半のざっくばらんなエッセイに意外と気付きの言葉がちりばめられていてよかった。 記憶も愛と同じで、量の多い方がさみしい思いをする。 その場に充満する空気と自分の波長が合わなくなり、不協和音を連発する。そんな時は迷わず場を変えて距離を置く。気の変化も永遠というわけではなく、一度距離を置いた場所に再び訪れてみたら、また波長が合う時もある。 など… 腑に落ちる気持ちをこうやって言語化してくれることも、好みの作家をみつける指標やねんなぁ。
Posted by
社会人になって20年弱ひとり暮らしをしたあと、猫と一緒に戸越銀座にある実家の二階に戻った星野博美さん、親の住む老いという国に留学している自分という設定だそうですw。「今日はヒョウ柄を着る日」(2017.7)、読んでて知らず知らずに引き込まれてしまう楽しい、鋭い切り口のエッセイです...
社会人になって20年弱ひとり暮らしをしたあと、猫と一緒に戸越銀座にある実家の二階に戻った星野博美さん、親の住む老いという国に留学している自分という設定だそうですw。「今日はヒョウ柄を着る日」(2017.7)、読んでて知らず知らずに引き込まれてしまう楽しい、鋭い切り口のエッセイです。世の中には猫のいる人間と、猫のいない人間の二種類しかいないと。愛猫の「海苔(のり)」が20歳で亡くなって1年半だそうです。ヒョウ柄を着て、頑張ってますか!
Posted by
著者のファンだったのでこれも読みました。うーん、まあいつも通りの……といった感じのエッセイでしたかね。社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 著者はなんか宗教とかにも造詣が深いみたいで驚きですね。まあ、僕はあまりキリスト教徒かキリシタンとかよく分かりませんが、興味がないので(!...
著者のファンだったのでこれも読みました。うーん、まあいつも通りの……といった感じのエッセイでしたかね。社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 著者はなんか宗教とかにも造詣が深いみたいで驚きですね。まあ、僕はあまりキリスト教徒かキリシタンとかよく分かりませんが、興味がないので(!)飛ばし飛ばし読んでしまいましたが…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 夢の話やらなんやら登場してきましたけれども、著者の文章力のせいなのか、その夢の世界へと読み手である僕も引き込まれそうになりましたよ…さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコ
Posted by
著者と世代的に近いせいか?、文章にリズムが有って気持ち良く読み進められる。 記憶力が良く、理屈っぽい性格と自他共に認めているようで、その客観的な変人っぷりが漂々と描かれていて面白い。 ちょっと小沢正一の語り口調を思い出してしまった。
Posted by
- 1
- 2