わたしからわらうよ の商品レビュー
家族との関係がうまくいっていなかった小学生3年の桜が、夏休みに鳥取のおばあちゃんの家に泊まりに行く。おばあちゃんの家でも一人寂しいと感じていた。 そんな桜が地元の子と出会って変わっていく。 心の「壁」が取り払われていく様子が、清々しい文章で綴られています。 押切さんが携わった「あ...
家族との関係がうまくいっていなかった小学生3年の桜が、夏休みに鳥取のおばあちゃんの家に泊まりに行く。おばあちゃんの家でも一人寂しいと感じていた。 そんな桜が地元の子と出会って変わっていく。 心の「壁」が取り払われていく様子が、清々しい文章で綴られています。 押切さんが携わった「あいサポート」という障がい者との関係を改善して住みやすい社会を作ろうとする活動がうまく取り込まれています。こんな社会が少しでも広がるといいなと思える本となっています。 読み終わると心があたたかくなれる本です。 文章の端々から押切さんの目から見た世界はこんなふうに映っているんだなというのがわかる本で、挿絵も押切さんの描かれたもので、物語の世界をうまく伝えています。 子供から大人までお勧めの本です。
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