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紙の上の動物園 の商品レビュー

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2017/11/27

本来は、博物学の本です。 私は、美術書に勝手にカテゴライズしましたが。 18世紀以降の生物博物画の画集です。 昆虫・動物・鳥類…どれも実に美しい。 そして、どこか怖い。 むろん剥製などが持つ不気味さ、生身であった感じ に比較すると、ずっと瀟洒で、私のように虫が怖いの 生き物...

本来は、博物学の本です。 私は、美術書に勝手にカテゴライズしましたが。 18世紀以降の生物博物画の画集です。 昆虫・動物・鳥類…どれも実に美しい。 そして、どこか怖い。 むろん剥製などが持つ不気味さ、生身であった感じ に比較すると、ずっと瀟洒で、私のように虫が怖いの 生き物が苦手のとほざく人間にも、思わず魅入らせ ページを操らせるのです。 何が怖いのだろう。そして何故見たいのだろう。 特に色鮮やかな鳥類。 花や植物も、もっと! (植物園じゃないから収録されてないのです。 すごく見たい!) まるで開けてはいけない扉の向こうの 不思議な研究室。遠眼鏡でみる別世界のよう。 どこか気品があって。 自然科学の研究史には重要だったものを 学術もヘチマもなく、手にとって眺めている なんて不見識なのかもしれませんが。

Posted byブクログ